2023年8月21日 (月)

ChatGPTの司法への利用について

 イノベーション開発部の津田です。最近もはや日本は熱帯なのかと思うくらい暑い日々が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 それで今回はChatGPTによる司法への利用等について興味深い試みがあったので書きたいと思います。

 今年はChatGPTのことが大きな話題となり、連日メディア等で取り上げられて注目されたと思いますが、司法業界においてもその利用は試みられていました。
 興味深かったのは、香港の法律事務所のAlbert Luk Chambersと香港中文大学に所属する研究者らが発表した論文「ChatGPT by OpenAI: The End of Litigation Lawyers?」で、実際の判例を題材にChatGPTに法律文書の作成と法的調査をさせて考察した研究が行われました。
 この研究の内容を確認すると、ChatGPTが作成した法律文書はとてもAIが作成した文書とは思えないほどしっかりしており、文書内に具体的な判例と法律を示していることからも高度な法律文書のテンプレートを保持していることや、裁判で問題なく利用できるくらい高い文書作成能力を有していることが判明しています。
 ここまでしっかりとした法律文書が短時間で作成できるのであれば、人間が行う書類作成の時間や判例等を探す時間が手間が大幅に省けて時間短縮になるので、今後も大いに利用される一方で、ChatGPTを過信するのは問題です。つい先日アメリカ・ニューヨーク州の弁護士がChatGPTに作成してもらった準備書面をろくに調べもせずそのまま利用したのか、架空の判例が文書内で使用されていたことに気づかずそのまま提出し、後にばれて謝罪・懲戒請求されたことがニュースになっていました。判例等は検索すれば一発でわかりますので、何も疑問を持たずChatGPTが作成するものがすべてを正しいと信じてそのまま利用するのはいかがなものでしょうか。
 今後はOpenAI社のChatGPT以外に他社のAI機能が続々と発表されると予想され、AIの利用がさらに身近になると思われます。AIを活用するという面では、上記裁判例の実験のようにAIにいかに自分の意図したものを作成させ、作成物の利用・取捨選択できるスキルが必要になっていくのかもしれません。

 私が子供のころ、ディープ・ブルーが初めてチェスの世界王者を倒して話題になり、そこから10数年で、AIが勝つのは不可能と呼ばれた将棋についても、プロ棋士が度々AIに敗北を喫する時代となりました。さらにたった数年で、身近なことから専門的なことでも質問すると瞬時に答えが帰ってくるAIシステムができるとは、すごい時代になったなとつくづく思いました。
 今後もAIの進化は進むと言われていますが、あくまで便利に使うツールとしてとらえ、最終的にそれをどのように使うかという部分においては、人間の判断がより重要になってくるのでしょうね。

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2023年8月16日 (水)

第51回 全青司おかやま全国研修会でスマホ署名の操作体験と展示をします!

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みなさんこんにちは。ブログ編集チームです。 度々ご案内させていただいておりますが、私たちリーガルは8月19日(土)・20日(日)の二日間、岡山県岡山市の岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)で開催されます第51回全青司おかやま全国研修会にて弊社製品の展示をさせていただきます。 また、第4分科会「商業登記実務における電子契約と電子署名」では弊社の電子署名サービスRSS-SRを使って署名体験会を行います。 全青司おかやま全国研修会の第4分科会の紹介HPはこちらです。

展示ブースでは分科会でも体験いただく「登記用電子署名サービスRSS」や司法書士の業務を受託から申請後の処理までトータルでサポートする「司法書士システム“権”」をはじめ、皆さんのおチカラになるソフトやサービスを多数展示いたします。
展示場所は岡山コンベンションセンター3階ホワイエ、ホール出入り口のお隣です♪

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今回も登記申請の添付書類にも利用可能な、PDFファイルにマイナンバーカードでの電子署名がスマホで簡単に行うことのできるクラウド型電子署名サービス「RSS-SR」について、全青司会員様限定のキャンペーンを実施いたします!な、なんとエントリープランが初回請求月から3ヶ月も無料です♪
キャンペーンの詳細につきましては、当日お渡しします研修会資料に同封のキャンペーンチラシをご覧ください。もちろん、RSS-SRってどんな感じか見てみたいという方も大歓迎です!弊社の展示ブースにて実際の操作画面をご覧いただきながら、ご説明いたします。
また、研修会資料の中に同封されているアンケートにご記入の上、こちらのリーガル展示ブースにお持ちいただくと先着で粗品をプレゼントいたします。ぜひアンケートもお願いいたします。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

2023年8月14日 (月)

暑いのは苦手

こんにちは。CSサポート部の平です。
今年も暑い夏がやって来ました。私はたまにダイビングやウェイクボードをするので、その瞬間だけは夏を満喫するのですが、それ以外の時間は夏が嫌いです。冬生まれ故か(関係ある…?)暑いのが大の苦手なので、許されるなら夏場は冷房の効いた室内に閉じこもって、そのまま秋を待っていたいです。

ちなみに暑いのが苦手なのは、私だけでなくPCやHDDも一緒なので、この時期はどうしてもハード不調関連のお問い合わせが増えます。お仕事中であれば、冷房を効かせていると思いますが、夜間やお休みの間はそうはいかないですもんね。そのため、朝出社してPCを起動しようとしたら…というトラブルが時折起こってしまいます。
それを防ぐのに一番効果的なのは、「ずっと冷房を利かせておく」ということでしょうが、いわゆる「サーバールーム」みたいな環境以外で行うのは、現実的ではないと思います。また、そのほかに取り得る対応策として「PCをなるべく涼しい場所(低い場所等)に置く」というのもありますが、室内の配置を後から変更するのは結構大変です。
そんな中で、おススメしたい室温対策は「カーテン」です。元々の窓の大きさや光の入り具合にもよるとは思いますが、遮光性・遮熱性が高いカーテンを使うと、室温はかなり上がりづらくなります。PCやHDDのことを抜きにしても人間も過ごしやすくもなりますし、節電にも繋がるので、とてもいいですよね。少し前は遮光性が高いカーテンですと落ち着いた色でシンプルなものが多かったのですが、最近ではお洒落なものや明るい雰囲気のものも増えてきていますので、ご興味がありましたらカーテン屋さんやホームセンターを覗いてみて下さい。
他にも「部屋のお片付け」も室温対策に効果があるみたいですね。熱を溜め込む性質のものが減り、空気のスペース・通り道が確保されるので、室温が上がりにくくなるようです。部屋が片付けば、快適な仕事環境、生活環境にも繋がりますので、一石二鳥だと思います。

 暑さのほかだと、雷もPCやHDDの天敵です。温暖化、亜熱帯化に伴い、夏場の雷が顕著に増えています。落雷による停電や過電流で、作業中のデータが保存できなかったり、機械自体がダメになってしまうというのは極力防ぎたいところです。「無停電電源装置(UPS)」や過電流対策の「雷ガード機能付きの電源タップ」など対策機器があるので、PC業者様や家電屋さんに確認してみてください。私は最近、自宅のPC用に「雷ガード機能付きの電源タップ」だけ購入してみました。こちらは安いものなら1000円切るものもありますし、今利用している電源タップと交換するだけなので設置場所も取りません。軽い負担で安心を買えるのかなと思います。

 …そんなこんなで、夏場のハード不調対策を少しだけお話させて頂いたのですが、やれることを全てやっても壊れてしまうこともあるのがハードです。なので、「バックアップ」をこまめにお取りください。また雷を含めた天災等に備えるという意味では、クラウドにバックアップを取るというサービスもございますので、是非ご検討ください。

司法書士システム“権”、土地家屋調査士システム“表”弁護士システム“護”クラウドバックアップサービス
※弊社ソフトウェア保守サービスご加入中の方が対象となります。詳細は弊社までお問い合わせください。

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2023年8月 8日 (火)

第51回 全青司おかやま全国研修会でスマホ署名の操作体験と展示をします!

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みなさんこんにちは。ブログ編集チームです。 先日ご案内させていただきましたとおり、私たちリーガルは8月19日(土)・20日(日)の二日間、岡山県岡山市の岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)で開催されます第51回全青司おかやま全国研修会にて弊社製品の展示をさせていただきます。 また、第4分科会「商業登記実務における電子契約と電子署名」では弊社の電子署名サービスRSS-SRを使って署名体験会を行います。 全青司おかやま全国研修会の第4分科会の紹介HPはこちらです。

展示ブースでは分科会でも体験いただく「登記用電子署名サービスRSS」や司法書士の業務を受託から申請後の処理までトータルでサポートする「司法書士システム“権”」をはじめ、皆さんのおチカラになるソフトやサービスを多数展示いたします。
非対面業務や関係書類への電子署名にご興味のある方、または司法書士専用システムってどんなもの?という方から、なんとなくブログ見たよという方までみなさんのご来場をお待ちしております♪
また、研修会資料の中に同封されているアンケートにご記入の上、こちらのリーガル展示ブースにお持ちいただくと先着で粗品をプレゼントいたします。ぜひアンケートもお願いいたします。

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最後に、またしても弊社の岡山県の営業担当の柏村から、全青司おかやま全国研修会に行かれる方へ岡山のおススメを聞いてきました!
やっぱり外せないきびだんご!色々なメーカーから販売されているので、食べ比べるのもいいですね~もちろん駅構内でも購入できますので、お土産にもぴったりです。

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あとはお寿司…といっても普通のお寿司ではなくままかり、黄ニラ、鰆のお寿司!黄ニラがどんな味か気になります。新幹線改札内でも購入できるそうなので、帰りにこれとビールなんていうのも最高ですね!

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他にもおススメを知りたいという方は、展示ブースで弊社の岡山県の営業担当の柏村に声をかけてみてください。

みなさまと第51回全青司おかやま全国研修会でお会いできることを楽しみにしています。

2023年8月 7日 (月)

ちょっぴりスマートホーム計画

こんにちは。マーケティング企画室の大内です。

日に日に暑さが厳しくなってきましたが、皆様体調は崩されていませんでしょうか。
私は自宅の部屋のエアコンが古くて冷房の効きが悪く少し困っています……。夏バテしやすいので、来年こそは新調しようと決意してあれこれ調べてみました。

まず現在のエアコンで困っているのは大きく3点です。効きが悪いこと(古いため)、左右の風向を調整できないこと、そしてリモコンが画面点灯しないタイプなので夜中に操作するには部屋の電気をつけるはめになること。そして、新調するなら欲張りたいポイントお手入れの楽さ、遠隔操作です。
効きが悪いのはいったん置いておいて……リモコンの点灯やフィルターお掃除機能は最近のエアコンならついているものが多いのでこれは問題ないでしょう。左右の風向きですが、今は部屋の中で温度むらができてしまっているので左右フラップは必須です。
そしてできればほしい遠隔操作について調べていたところ、エアコンの機能として備わっているものでなくてもスマートリモコンでいいのでは?と思い始めました。

スマートリモコンは以前こちらの記事でも取り上げましたが、赤外線リモコンで操作できる家電を制御できます。エアコンだけでなく複数の家電のリモコンを1つにできるのはもちろん、【ライト・テレビを消してエアコンの温度を調整する】などをお気に入りのセットとしてスマートリモコンに登録しておいて、寝るときにワンタッチで環境を整えることもできます。曜日や時間を指定して定期的に指示をすることもできるので、我が家の(ほったらかされている)お掃除ロボットが毎週自動で掃除をはじめてくれる……なんてこともできそうです。本体から離れていても便利に操作できるのって素晴らしい!加えて、スマートスピーカーやスマホの音声認識をあわせて使えば声だけで操作できるので、高齢の家族も便利に使えますね。いろいろ考えるとワクワクが止まりませんが、金額と相談しながらもう少し調べてみて、我が家もちょっぴりスマートホームにしたいと思います!

本体から離れていても便利に使うといえば、弊社の弁護士様向けシステム“護”とあわせてつかえる“護”クラウドアシスト。 “護”本体を事務所に置いたままでも、出先に持って行くノートPCやタブレットで事件データを確認できます!弁護士の先生方はぜひ“護”クラウドアシストご紹介ページをご覧ください♪

最後になりますが、本当に暑いので熱中症にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。

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2023年8月 3日 (木)

司法書士の日

みなさんこんにちは。ブログ編集チームです。

本日8月3日は「司法書士の日」ですね。司法書士の前身である代書人が誕生したこの日を日本司法書士連合会が「司法書士の日」に定め、司法書士のみなさんの使命と重要性を再認識するとともに多くの人に司法書士制度の社会的意義を知ってもらう機会としています。
「司法書士の日」にちなみ毎年相談会やイベントが開催されていますが、東京司法書士会では公認キャラクターしほたんのフォトコンテストを開催しているそうです。
しほたんのぬいぐるみの貸出申し込みをしたら、しほたんと写真撮影をして所定のハッシュタグをつけてSNSに投稿するそうです。
しほたんのかわいさに、フォトコンテスト期間前からSNSにはしほたんが届いた写真が投稿されており、これまで司法書士のことを身近に感じる機会のなかった方からも興味を持ってもらえそうですね!

ということで私もしほたんと出勤して会社のお気に入りの場所からパシャリ。司法書士連合会のビルもある四ツ谷の緑にしほたんが映えますね。左手に持つ「ろっぽう」がかわいさを引き立てます。

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しほたんの夏の思い出を見たい方は、TwitterかInstagramで、「#8月3日は司法書士の日」「#しほたん」「#しほたんのフォトコンテスト」「#しほたんさんぽ」「#しほたんの夏休み」と検索してみてください。
フォトコンテストの詳細は東京司法書士会HPをご覧ください。

昨年で司法書士制度150周年を迎え、身近な法律家として多くの人の権利を守ってきた司法書士のみなさん。その司法書士のみなさんのおチカラになれるよう、私たちリーガルも今後もよりよい製品・サービスをご提供できるよう努力していきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

2023年8月 1日 (火)

第51回 全青司おかやま全国研修会でスマホ署名の操作体験をします!

みなさんこんにちは。ブログ編集チームです。
本日はお知らせがございます。

私たちリーガルは8月19日(土)・20日(日)の二日間、岡山県岡山市の岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)で開催されます第51回全青司おかやま全国研修会にて弊社製品の展示をさせていただきます。

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今回はそれだけでなく、第4分科会にてマイナンバーカードのスマホ署名の体験も実施いたします。
第4分科会は新保さゆり先生が「商業登記実務における電子契約と電子署名」についてご解説されますが、その中で弊社の電子署名サービスRSS-SRを使って署名体験会を行います。
「マイナンバーカードでの電子署名」と耳にすることも増えてきましたが、実際に署名したことはないという方も多いのではないかと思います。当日は、司法書士の先生方にて行う設定はもちろん、実際には依頼者様が行うスマホでのマイナンバーカード署名も現地にてご体験いただけますので、この機会にご参加ください♪やってみると意外と簡単ですし、依頼者の方にもご案内しやすいかと思います。

マイナンバーカード署名にご興味のある方やどの分科会に申し込むかお悩みの方は、ぜひ第4分科会「商業登記実務における電子契約と電子署名」でお待ちしております。
全青司おかやま全国研修会の第4分科会の紹介HPもご覧ください。

最後に、弊社の岡山県の営業担当の柏村から、全青司おかやま全国研修会に行かれる方へ岡山のおススメを聞いてきました。
それがJR岡山駅前の桃太郎像!ちゃんとお供もいますね…

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写真撮影にも待ち合わせにも有名な上に、駅からも会場からも近いのでぜひ桃太郎に会ってきてください♪

2023年7月31日 (月)

“権”のヘルプボタンって?

 こんにちは。CSサポート部の井上です。
 やっと全国的に梅雨明けし、とうとう夏本番ですね!この時期は特に熱中症には十分注意し、また夏バテしないようにお過ごしください。

 さて、今回は、“権”のヘルプボタンについてのご紹介です。これまで、“権”を利用していて「操作が分からない!」「操作を忘れた!」という場合は、多くのお客様にLegalコンシェルをご活用していただいてきました。しかし、Legalコンシェルを開くには“権”画面の右上にある[Lコンシェル]ボタンからしか入ることができません。また、そこから見たいコンテンツを検索して見つけ出す必要があり、急いでいるときになかなかパッと見つけられないという経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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 そのような手間を払拭したのが『ヘルプボタン』になります。このボタンの最大のメリットは、一連の操作の中で困った際に画面上にある[ヘルプ]ボタンをクリックすると、ダイレクトに関連するコンテンツのみが一覧表示されるため、見たいコンテンツを検索する必要がありません。また、よくあるお問い合わせをコンテンツにしていますので、ご覧になりたいものにすぐに辿り着くことができます。現在、ヘルプボタンは“権”内の連件設定画面と電子公証画面の2箇所に装備されていますが、もうご覧いただけましたでしょうか?もし、まだの方は是非ご活用ください。今はまだまだ少ないですが、今後様々な画面にヘルプボタンを設けて、お客様の業務のお力添えができれば幸いです。

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2023年7月24日 (月)

スマホ用電子証明書の利用登録してみました!

こんにちは、マーケティング営業部の岩井です。

先日弊社イノベーション開発部の西山がブログ記事にしていましたが、今年5月11日よりマイナンバーカードの電子証明書がスマートフォンに搭載されるようになりました。(西山の記事はこちら

今のところはAndroidのみが対象とのことですが、私のスマホがAndroidだとふと気づいたので実際に搭載してみました!
私の感想としては思ったより簡単に搭載できたものの、まだまだスマホ電子証明書を利用できるサービスが少ないため、スマホに入れるメリットは今はまだ特別感じませんでした。スマホ電子証明書の利用方法についてインターネットで検索してみるとやってみましたといったレビューが少なかったので、7月3日時点での内容ですが皆様にもご紹介です。

まずは自分のスマホが対象機種か確認をします。(対象機種はこちら
私の使用している機種が上記の中にあったので、このまま進めていきます。
スマホ電子証明書利用にあたり、必要になるのは次の4点です。
①有効な署名用電子証明書が搭載されたマイナンバーカード
②そのマイナンバーカードの署名用電子証明書のパスワード
③マイナポータルアプリ
④スマホ用電子証明書に対応しているスマートフォン
私はいつぞやの給付金の申請や確定申告(といってもふるさと納税くらいですが…)をスマホからマイナンバーカードを使用して申請していたので、①~④すべて準備できていました!マイナポータルのアプリはGoogle Playからインストールできますので、まだの方はそちらから検索してみてください。

この後の手順は2つのパートに分かれています。
まずはスマホ用電子証明書の利用申請。
次にスマホ用電子証明書の利用登録。
それぞれマイナポータルのHPに画像付きで手順の説明がありました。
利用申請利用登録

では、スマホ用電子証明書の利用申請をしていきます。
マイナポータルアプリ「スマホ用電子証明書を申請する」
→署名用電子証明書のパスワードの入力
→電子証明書の読み取り
→スマホ用電子証明書のパスワードの設定
→利用申請完了

10~15分ほど待つとプッシュ通知が届きます。19時半以降の申請の場合は翌朝とのことでした。私が申請したのは日曜日でしたが2,3分ほどでスマホにプッシュ通知がきました。

続いてスマホ用電子証明書の利用登録をしていきます。
マイナポータルのマイページの「登録」
→スマホ用電子証明書をスマートフォンに登録
→生体認証を利用する場合はスマホ用電子証明書のパスワード入力と普段スマホに登録している生体認証の確認
→利用登録完了

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マイナポータルアプリのマイページからもスマホに搭載された電子証明書の確認ができるようになりました。

こう書き出すと手順が多いなと思われるかもしれませんが、操作の絵図がかかれていたり、ヘルプボタンが場面ごとにあり、指示どおり進めていくとあっという間に終わりました。スマホ操作に慣れていない人は少し手間取る可能性はありますが、単純な操作なので問題ないかなと思いました。

さて、これまではマイナンバーカードの利用者証明電子証明書のパスワードを入力し、スマホでマイナンバーカードを読み取りしてログインしていましたが、これでスマホの生体認証だけでログインできるようになりました。手軽にマイナポータルにアクセスできます♪

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引っ越しの際の転出届・転入届の来庁予定の申請やパスポートの取得・更新申請等はスマホ用電子証明書にまだ対応していませんが、申請状況の参照はできるようです。
所得や住民税、年金資格情報、医療費通知情報などの確認にはすでに対応しているので、現状はマイナポータルアプリへのアクセスが簡単なことと各種情報がマイナンバーカードなしで確認できるといった状況です。
デジタル庁は民間企業への働きかけをしていたそうなので、今後の対応サービスに期待したいなと思っています。

マイナンバーカードの利用者証明電子証明書と署名用電子証明書の違いが不安という方は、以前弊社で開催いたしましたオンラインセミナーのアーカイブをご覧ください。
昨年6月に開催いたしましたLegalオンラインセミナーvol.7「司法書士業務と公的個人認証制度」は宮内宏弁護士にご登壇いただき、マイナンバーカードの基本や取り扱いについてお話しいただいております。


2023年7月18日 (火)

DXについて思うこと

こんにちは。イノベーション開発部の大島です。

今回のテーマは「DX(デジタルトランスフォーメーション)」について書いてみたいと思います。
さて、この「DX」ですがあれこれお話しする前に改めて定義を確認してみました。。経済産業省がまとめた「デジタルガバナンス・コード」という資料によると、以下の形で記述されています

「DXの定義は次のとおりとする。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」

実は私はこのDXについて改めて勉強をする前までは「デジタル」「トランスフォーメーション」の言葉の意味とWeb記事等で目にする概要からてっきりITを活用して会社業務を効率化するためのものと思っていました。ある意味間違いではないのですが、定義を改めて考えてみるともう少し大きな枠組みを考えられており、企業の変革すべき課題とその解決としてITを活用することであり、将来的なビジョンの達成を行うためにITに関わらず変革を求めていくものと今では解釈しています。
これはPDCAサイクルやアジャイルと呼ばれる開発手法と同じ思想を元に考えられているような気がします。つまり、1度にすべてを変えるのではなく、「戦略(ビジョン)の策定→課題の洗い出し→データ分析とその活用(※ここでITを用いた解決策を検討する)→戦略の実現」であり、1つのサイクルが回るたびに再度、「課題の検討→実現」をくるくる回転させて行くことで、社会基盤の変革をもたらしていくといった具合です。先に記載した経済産業省に「デジタルガバナンス・コード」のページ下部にも中小企業向けの実現手引きという資料があり、そちらでも同じようなことを書いています。

さて、そうなるとソフトウエアを提供している我々はどういったアプローチから弊社のお客様である司法書士の先生方に「DX」を経験していただけるでしょうか?私の考える解決策の1つはリーガルカルテや案件カルテのように相談の段階から実務を記録しつつ、お客様の期待するものをあらかじめ提供していくことでお客様と一体となって作業ができるシステムかと思います。ここで大切なことはデータを分析して、最適な解法を適切なタイミングで提示することです。現在の“権”などではデータの保存、データの連動などはある程度行っていますが、現時点ではAI的なアプローチなどを行っているわけではありませんので、あくまでも作業者の技量に従っているところがあります。これはこれで解決策としては間違っていませんが、できることなら「生に近い形のデータ」と「戦略として判断できるような加工されたデータ」を両方わかりやすい形で提示することで戦略的に判断できるようにすること。或いは入力データからデータ分析をすることで数学的に導き出された解決方法を、必要な機能と必要な分量ずつ提案するといった内容が求められているような気がします。最近ではDXに絡んでデジタル人材の確保などとうたわれることも多くなってきていますが、まさしくこの辺の判断、分析ができる人材とその提示ができるシステムが求められているのでしょう。

薄い内容をつらつらと述べていますが、上記のようなことを最近よく考えており、データサイエンスとして統計学のことを、クラウドに関してGoogleやAmazonのことを色々調べています。いつまでたっても悩みがつきませんが、何らかのいい形で皆様の前にいいソフトウエアを提供できるように努力を続けていきたいと思います。

さて、最後に本文とは関係ありませんが、近所のお寺参りにいったところきれいなアジサイが咲いていましたので、そちらの花をご覧いただければと思います。ありがとうございました。

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