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2020年7月27日 (月)

新しいMicrosoft Edgeについて

イノベーション開発部の大島です。
今回は「新しいMicrosoft Edge」について話をさせていただこうと思います。皆様インターネットを利用する際のブラウザは何をご利用でしょうか?ほとんどの方はIEまたはGoogle Chromeを利用されていると思います。あるいは、Windows10の方はMicrosoft Edgeを利用されているのではないでしょうか?
実は今年の4月ごろのWindowsUpdateから新しいMicrosoft Edgeが配布されるようになりました。確定ではないですが、6月ごろから多くのPCへの自動更新が始まったそうです。では、何が新しいのかを簡単にですが説明させていただきます。
1. Chromiumの採用
Microsoft Edgeは「EdgeHTML」というエンジンを搭載していましたが、新しいブラウザはChromium」ベースのエンジンに置き換わりました。Chromiumとは何だと思われるでしょうが、簡単に言うと「Google Chrome」の元のなったブラウザエンジンでありChromeとほぼ同等の描画ができるようになります。大雑把な表現ではありますが、これからはGoogle Chromeで表示できていたHPは同じように見えますし、ChromeのアドインツールもEdgeで利用できる可能性があることはユーザーにとっても便利になっていくと思われます。
2. 独自路線からオープンソースへの利用
かつてのMicrosoft社はユーザーの囲い込みやITをリードする立場であったことから独自の機能を持つ製品を多く作ってきました。それ自体は有用な機能が多くあったためにユーザーからも広く支持されてきたことは事実です。しかし、2010年ごろよりITの世界ではどこかの会社のみが独占的に利用できるものではなく、オープンソースといわれるだれもがルールを決めて利用できる方式が一般的となってきました。その結果、独自拡張しているIEは一部のユーザーやIT関連の業界からは敬遠されるような存在となってきました。MicrosoftEdgeでは多少は改善されましたが、ここに来てMicrosoftもその波から逃れられなくなったのでしょう。これだけ聞くとネガティブなイメージに聞こえるかもしれませんが、これからは全てを自社で作る必要がなくなったことを意味しますので、Microsoftとしても今後は色々なことにチャレンジできるようになって行くことと思います。
最後に注意点があります。
ここまでMicrosoft Edgeに関して色々話をしてきましたが、使う側から見て全てがいいことばかりではありません。それどころかあくまで個人的な見解ではありますが「更新については当面見合わせる方が望ましい」と考えています。
上で述べた通り中身がChromiumに置き換わったということは、今まで利用出来ていたものが出来なくなる可能性があることを意味します。例えば今まで「IEでは利用可能、Google Chromeでは利用不可」というホームページがあったとした場合、更新してしまうと利用出来なくなる可能性が大きいです。
そのあたりを注意しつつ、楽しいインターネットライフを楽しんでください。

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