カテゴリ「イノーベション開発部」の236件の記事

2026年1月26日 (月)

「地面師たち」と本人確認

こんにちは。イノベーション開発部の明です。

少し前に話題となっていたNetflixのドラマ「地面師たち」が気になって、一気見をしてしまいました。
話としては非常に重たいテーマでありながらも、不動産登記システムを開発している身としては、
決して他人事ではない作品だと感じました。

このドラマは、土地や建物の真の所有者になりすまし、巧妙な話術や偽造書類、
人間関係を駆使して不動産をだまし取る地面師たちの姿を描いています。
ドラマとしての完成度も高い一方で、「ここまで周到に準備されれば、騙されてしまうのも無理はない」
と思わせるリアリティがあり、背筋が寒くなりました。

特に印象に残ったのは、登場人物たちが“本物らしく見せる”ことに全力を注いでいる点です。
身分証、印鑑証明、権利証、周囲の関係者の証言まで揃えられると、
相手を疑うこと自体が失礼なのではないか、という心理が働いてしまいます。
しかし、その「疑わない空気」こそが、地面師にとって最大の武器なのだと痛感しました。

現実の不動産取引、特に登記を伴う決済の場面では、本人確認は形式的な手続きではなく、
取引全体の安全性を左右する極めて重要な工程です。
公的身分証の確認はもちろん、写真と本人の顔が一致しているか、受け答えに不自然な点はないか、
書類の内容に矛盾はないかなど、細かな確認の積み重ねが不可欠です。
司法書士の先生方が慎重に時間をかけて本人確認を行う理由も、改めて理解できました。

スピードや効率が求められる現代だからこそ、「念のため」の確認を省略しない姿勢が重要です。
「地面師たち」は、エンタメ作品でありながら、不動産取引の現場に携わるすべての人に、
基本を徹底することの大切さを強く訴えかけているドラマだと感じました。

リーガルが現在提供している「サインルーム」というクラウドサービスが本人確認機能、
電子署名機能を備えており、eKYCによる強力な本人確認処理でこのような書類偽造や、
本人のなりすましを防ぎます。
また、「立会決済支援サービス」というクラウドサービスでは決済現場での書類撮影(PDF化)、
オンライン申請までできまして、決済から申請までのタイムラグを最小限に抑えることが可能になります。

これらのクラウドサービスを組合わせすれば、「地面師たち」を失業に追いやれるのではないかと思いました。
是非司法書士先生方の現場でご活用いただければ幸いです。

Vs


(※画像は生成AIで作成しております)

2025年12月22日 (月)

子供へのSNS規制はどうなるのか

こんにちは、イノベーション開発部の津田です。寒い季節がやってきましたが、皆様いかがおすごしでしょうか。
さて、今回の記事ですが、法律関連で興味深かったものとして、つい先日発表されたオーストラリアの「16歳未満のSNS利用禁止」規制について触れたいと思います。。
昨今SNSの影響は大きく、子供たちの多くがSNSを使用する中、その悪影響も騒がれていましたが、ついに全面的に禁止する国がでてきたな~というのが、第一感想でした。

この規制で利用が禁止となったのは、TikTok、X、Facebook、Instagram、YouTube、Snapchat、Threads等の大手SNSサイトで、主な禁止基準として、

・プラットフォームの重要な目的が2 人以上のユーザー間のオンラインソーシャルインタラクションを可能にすることであるかどうか
・ユーザーが他の一部のユーザー、または全員とやり取りできるかどうか
・ユーザーがコンテンツを投稿できるかどうか

があり、YouTube Kids、Google Classroom、WhatsApp等はその基準を満たさないと判断されたため対象外とされたものの、基本的には大半の大手SNSサイトが禁止となりました。
 また、罰則についてですが、違反したとしても、子供や親は処罰されず、代わりにソーシャルメディア企業に重大な違反や度重なる違反がある場合に、最高4,950万豪ドル(3,200万米ドル、2,500万ポンド)の罰金を科せられることになります。

以上がざっくりした規制の内容なのですが、はっきりいってどこまで効果があるのか疑問です。悪事を働く人たちは必ず法の抜け穴を探しますし、規制してもどこまで効果があるのかわかりません。そもそも規制よりもSNSの危険性をもっと学校等で教えていくべきでは?とも思ったりします。罰則についても、元Facebook社幹部のスティーブン・シェーラー氏はAAP通信に語ったこととして、「メタ社が5000万豪ドルの収益を上げるのに約1時間52分かかる」ということからも、違反しても罰則の効果が薄いのでは?とも思います。

また、こういった規制により懸念されるのは、ユーザーの年齢確認に必要なデータの大規模な収集と保管がこれまで以上に行われる懸念はないのかと思いますが、規制の方が優先という現状があります。

こういった規制に関して、諸外国の動向に関しても興味をもったので調べると、デンマーク、ノルウェー、フランスは15歳未満のSNSの使用禁止を計画しており、スペインでは、16歳未満の子供のSNSのアクセスには法定後見人の許可を義務付ける法案を起草したりしています。一方、米国ユタ州では、18歳未満の子供が親の同意なしにSNSを利用することを禁止する試みが2024年に連邦判事によって阻止された例がありますが、やはり規制を試みようとしています。

この規制の流れが日本について飛び火するかわかりませんが、諸外国のプレッシャーに負けて規制に傾くにせよ、是非とも慎重に判断していただきたいものです。特に日本という国は、一度法律ができてしまうと廃止するのはかなり難しいので、十分な検討をする必要があると思います。

今となっては10歳から15歳までの子供のうち96%が何らかのSNSを使用しているとの統計があるとのことで、利用自体をさまたげるのはなかなか難しいと思いますので、上記でも少し述べましたが、規制するよりも、SNSの危険性をもっと学校等で教えていく方がより効果的で、上手に付き合っていくべきでは?と個人的思ったりしますが、はたしてどうなるのやら・・・・今後の動向について興味深く見守っていきたいと思います。

Tsuda


2025年11月17日 (月)

パスワードの常識が変わりそうです

 イノベーション開発部の大島です。
 もうすぐ12月ですね。今年は夏が長く10月ごろまで暑かったこともあったため、まだまだ日にちが残っているつもりでしたが、思った以上に早くて「もう」12月って感じですね。季節感が狂っている中で体調が不安定になりがちですが、残り1か月強、気合をいれて頑張っていきましょう!ちなみに、私は季節の変わり目に風邪を引いてしまいました…。 さて、今回の写真は会社近くのお散歩コースの写真にさせて頂きました。右に見えるのは重信川と呼ばれる川で、あまり水量はありませんがこれでも一級河川なんですよ。

Oshima


 では、今回は日々ご利用されているパスワードについてお話させていただきます。一部界隈にて話題にもなりましたので、もしかするとニュース等で耳にされたことがあるかもしれません。皆様パスワードってどのくらいの頻度で変更されていますか?あまり変えていないという方も多いのではないかと思います。こまめに変える方はは30日くらいで変える方もいるかもしれませんが、長い方では半年や1年変えていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、パスワードに利用する文字について、さすがに「abcde」のようなものや「password」のようなわかりやすいものは昔から危険視されていましたが、例えば「p@ssw0Rd」のように一部を記号にしたり大文字に変換したり、アルファベットの「o」を数字の「0」に変えたりしているケースもあるのではないかと思います。実はその常識が少し変わりつつあります。
 もう少し具体的なお話をしますと、NIST(National Institute of Standards and Technology= アメリカ国立標準技術研究所)と呼ばれるアメリカにあるITやサイバーセキュリティに関する国際的な基準を作る政府機関が存在します。アメリカの機関ですので日本とは直接のかかわりはありませんが、IT関係の大本山ですので日本のみならず多くの国での参考にされる情報を多く出しています。この機関が本年8月にだした「SP 800-63B」 と呼ばれるガイドラインが関係者の間で大きな話題となっています。簡単に言うと今までの「頻繁にパスワードを変え、識別しにくいようなパスワードを利用する」といったルールが「パスワードを変える必要はなく、わかりやすさを重視し、その上で長いパスワードを利用する」といった形に変更されました。
 ではなぜこのように方針変更したのでしょうか。当然色々な理由があるのでしょうが、・頻繁に変えることで逆に覚えにくくなりパターン化してしまうこと・複雑なパスワードにすることで逆に紙に書いて残してしまうこと・複雑なようで一定の規則性(例:「o」を「0」にする)であるので推測が容易になってしまうことなどが理由にあげられています。また、個人的には近年のAI技術やGPUの性能向上から推測や総当たりが容易になったことが原因の一つでないかと考えています。では、新しいルールとはどういったものでしょうか?以下のようなルールが推奨されています。
・8文字以上を必須とし、可能なら15文字以上を推奨する
・大文字小文字、記号、数字を混ぜる必要はない
・定期的な変更は不要。ただし、漏洩時は切替を行うこと
・(システム側)よく使われるパスワードは利用できないようにする(「abcde」などは登録できない)
・(システム側)秘密の質問などオプション情報の登録は行わない
・(システム側)パスワード入力の補助機能やコピペでの利用の推奨
どうですか?今までとは全く違う方向だと思いませんか?繰り返しになりますが、今までのランダムっぽい文字列よりも、とにかく覚えやすく文字数が長いものの方が望まれているということを意味しています。つまり、このルールに従うとこんな感じのパスワードになります。「watashiharingogasuki(私はりんごが好き)=20文字」
 お話としては以上となりますが、とは言え今回の変更を見てすぐさま現在のパスワードを変える必要はないかと思います。個人的にはこのようなパスワードルールの変更もそうですが、今後はパスキーと呼ばれる生体認証と組み合わせたログインや、メールでの認証コードが必要といった多段階認証がより有効な手段となっていくとは思っています。ただ、上記のようにAI技術の発展により今までの常識が変わることは今後も多く想定されます。とりあえず今回の話を一つの契機として皆様のパスワードを一度見直してみてはいかがでしょうか?

2025年11月10日 (月)

会社設立日に休日を指定可能に(商業登記規則改正案)

こんにちは。イノベーション開発部の西山です。

11月も半ばが近づき、今年も残すところあと1か月半ほどとなりました。
毎年のことながら、1年があっという間に過ぎ去っているように思います。
年の瀬に向けて忙しさが増す頃ですが、笑顔で締めくくれるようにしたいですね。


さて、ご存じの方も多いと思いますが、登記所が休みの日を会社の設立日(成立年月日)として指定できるよう、商業登記規則等の改正が検討されております。

パブリックコメント:「商業登記規則等の一部を改正する省令案」に関する意見募集
(意見募集期間は11月26日まで)

現行制度では、会社等は「設立の登記をすることによって成立する」と規定されており(会社法第49条等)、実務上、登記申請日が会社の設立日となります。
登記所が休みの日には申請ができないため、原則としてその日を設立日とすることはできません。

今回の改正案では、設立登記の申請時に、申請人が希望する日(登記所が休みの日も含む)を会社成立年月日として指定することができるようになります。

※商業登記規則第35条の4(新設)の概要
・対象は、設立の登記(会社の組織変更や持分会社の種類変更による設立の登記を除く)
・申請の翌日が休日の場合、その休日(連続する場合は、いずれかの日)を登記日とすることを指定できる
・申請書にその旨と希望する登記日を記載する必要がある

施行日は、令和8年2月2日が予定されております。


会社の記念日や事業開始日を希望する日にすることができるようになり、より柔軟な対応が可能になりますね。

今後の情報に注目していきたいと思います。

Nishiyama


2025年10月14日 (火)

郷土料理の紹介

お久しぶりです。
イノベーション開発部の長野です。よろしくお願いします。

今回の話題は、郷土料理です。

突然ですが、皆様は「故郷の味」と聞いて、どんな料理が頭に浮かびますか?
私にとってそれは、小さい頃から食卓に並んだ、ちょっぴり懐かしいあの味です。
でも、子供のころはその味が嫌いだったりするんですよね。

日本には、地域ごとに脈々と受け継がれてきた素晴らしい「郷土料理」がたくさんあります。一見地味に感じるかもしれませんが、そこにはその土地の歴史や風土、人々の知恵と工夫がぎゅっと詰まっています。
郷土料理とは、その地域の特産物や気候風土、歴史的背景を反映して生まれ、長年愛されてきた料理のこと。例えば、寒冷地では保存食や体を温める料理が、温暖な地域では海の幸や山の幸を活かした料理が発達してきました。それぞれの地域で工夫を凝らし、大切にされてきた「食の文化財」とも言えるでしょう。
郷土料理が私たちに与えるのは、単にお腹を満たす以上のものです。
・記憶を呼び覚ます味
一口食べれば、幼い頃の思い出や家族との温かい食卓の情景が鮮やかに蘇る、郷土料理は五感を刺激し私たちの記憶に深く刻み込まれています。
・土地の恵みを感じる
地元の食材をふんだんに使った郷土料理は、その土地ならではの旬や恵みを教えてくれます。素材の持ち味を最大限に引き出す知恵は、まさに先人たちの賜物です。
・地域の文化と歴史に触れる
なぜこの料理がこの地域で生まれたのか、どんな時に食べられてきたのか、その土地の暮らしや歴史が凝縮されています。料理を通じて、地域の文化を学ぶことができるのも魅力です。

で、今回紹介する郷土料理は私の地元、愛媛県今治市の「いぎす豆腐」です。

Nagano


これは「いぎす」という海藻を大豆の粉と合わせて固めた豆腐のような形状の料理です。具にエビや枝豆を使い、黒ゴマで見栄えを整えます。
先にも述べましたが、子供のころはあまり得意な味では無かったのですが、大人になってその味の良さに気付きました。
そしてその味は当然、それを食べた時の記憶と深く結びついているのです。私の場合はお盆に親戚一同が会してする食事の風景です。

年を重ねると好き嫌いの味覚の変化も訪れます。理由をAIに聞くとセンサー(味蕾)の老化や身体的な機能低下を示唆されます。
そうかもしれませんが、人生がより豊かになるように、一辺倒にならないように、変化してくれているんだと思っています。

先の理由もそうですが、何でもとりあえずAIに聞いてみる、そんな世の中になりました。
AIが闊歩する時代、AIに取り残されないようにするのはもちろん、意識することなくAIと協調できている、私たちリーガルの製品でそういう未来を創造できたらと日々研鑽に励んでいきます。
(生きている内にAIのバイオデバイス、出来んかな…。)

2025年9月 1日 (月)

犬を飼うのは大変って本当?

はじめまして。イノベーション開発部の松澤と申します。
今年の4月に、開発部の法務系社員としてリーガルに入社しました。
少し自分のことをお話しさせていただくと、大学は法学部を卒業しており、民法が大好きで、抵当権や債権の辺りを専攻していました。
「法律とコンピューター」の会社の開発部社員ですが、小さいころから、そして今でもデジタルよりアナログ派で(本もメモも紙じゃないと嫌です…(笑))、「コンピューター」については、避けてきたと言っても過言ではないほど詳しくなく、今になって必死に勉強している次第です。
業務と関係ないところで言うと、私は小さいころから動物が大好きです(虫はNG)。
5年ほど前から犬を飼っており、とってもかわいいですが、毎日振り回されています…。そこで、今回は、幼少期からほぼ毎日のように動物番組を視聴している(実は?)動物オタクな私が、実際に犬を飼ってみて大変だったことを書いてみようと思います。
1、お世話・しつけが大変
言葉が通じないし、こちらも愛犬が何を要求しているのかわからないので(当たり前ですが(笑))、お世話もしつけも大変です。
2、時間の制限
まず、犬を飼うと、もれなくみんな帰宅が早くなります(笑)
そこはみんな自主的に帰っているのでまぁいいとして、問題は旅行の時です。
親戚や友人に預ける方もいらっしゃるようですが、うちの場合は、ペットホテルです。ただ、ペットホテルも預ける時間、お迎えの時間に決まりがあり、もっと早く出発したいのに、もっと長く遊びたいのに、が難しいです。
3、お金がかかる
普段のえさ代、おやつ代、ペットシーツ代…愛犬にかかっているお金を考えると恐ろしいですが、一番想定外だったのは電気代です。
ここまで、大変ところばかりで、検討していた方は「どうしよう…」と思われているかもしれませんが、大丈夫です(?)、「かわいい!癒される!」で全て相殺されます!もはや愛犬がいない生活は考えられないほど、愛犬がいることが当たり前になるので、全部関係なくなります。
経済的な理由や、アレルギーの方、ペット不可の賃貸に住んでいるなど、事情のある方もいらっしゃると思いますが、ぜひ日々の生活の癒しとしてペットをお迎えしてみてはいかがでしょう?
(写真の子は愛犬です♪)

Dog


話は変わりますが、8月に弊社の製品「RSS-SR」を「サインルーム」へ、「RSS-VC」を「公的個人認証有効性確認」へと名称を変更しました!
どちらもこのオンラインの時代に便利な機能ですので、まだ利用していない方はこの機会にぜひHPをご覧ください(^^♪

サインルーム:サインルーム | 株式会社リーガル
公的個人認証有効性確認:公的個人認証有効性確認サービス | 株式会社リーガル

2025年7月28日 (月)

WebアプリとUIライブラリ

こんにちは、イノベーション開発部の山根です。
今回は、Webアプリの「見た目」にまつわる、ちょっと裏側のお話をしてみようと思います。
普段アプリやWebサイトを使っていて、「このボタン、なんか見覚えあるな…」と思ったことはありませんか?
それ、もしかしたら"UIライブラリ"という道具が使われているからかもしれません。

UIライブラリとは
ひとことで言うと、「Webアプリの見た目を作るためのパーツセット」です。
ボタン、フォーム、メニュー、タブといったユーザーが操作する見た目の部分を、開発者が効率よく・きれいに作れるようにまとめられている便利ツールです。
イメージしやすいように料理で例えてみると…
・食材から全部自分で準備して作るのが 自作CSS
・カット済み食材を使うのが UIライブラリ
といった感じです。

メリット
UIライブラリには、開発者にとって嬉しいメリットがたくさんあります。
1. 開発スピードが上がる
ゼロからスタイルを作るのはなかなか骨が折れますが、ライブラリを使えば基本のデザインが整っているので、実装がサクサク進みます。
2. 見た目が整いやすい
デザインのガイドラインに沿って設計されているので、アプリ全体に一貫性が出て、プロっぽい仕上がりになります。
3. チーム開発と相性がいい
複数人で作業しても、同じパーツを使っていれば見た目にバラつきが出にくく、レビューや保守もスムーズになります。

よく使われているUIライブラリ
最近使われている主なUIライブラリをいくつか紹介します。
・Bootstrap
昔から定番のライブラリ。初心者にも扱いやすく、レスポンシブ対応も容易です。
・Tailwind CSS
ユーティリティファーストのCSSライブラリで、クラス名ベースでスタイルを指定します。UIコンポーネントは含まないですが自由度が高く、最近特に人気があります。
・Material UI(MUI)
Googleの「マテリアルデザイン」思想に基づいたUIライブラリ。Reactと相性がよく、業務系アプリでもよく使われています。

Webサイトやアプリの見た目が「なんとなく似てるな〜」と感じる理由には、こうしたUIライブラリの存在があります。
しかし、どんなに便利でも、それをどう使いこなすかは開発者の工夫やこだわり次第です。UIライブラリはあくまで"道具"であり、それだけで良い体験が生まれるわけではないからです。
私たちは、これからもUI/UXの質を高めることに努め、より快適に使っていただけるサービスを目指してまいります。

Yamane




2025年7月 7日 (月)

ネット証券の多要素認証から考える、パスワードとセキュリティ対策

こんにちは。イノベーション開発部の坂井です。いよいよ夏本番となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 先日ネット証券にログインしたところ、多要素認証の設定をお願いします、というお知らせがありました。しかも、設定しないと取引が制限されるとのことでした。取引ができなくなるのは困るのですぐに認証の設定を行いました。
 どうやら、いくつかのネット証券で不正ログイン・不正取引の騒ぎがあり、それを受けて多要素認証が必須化されたようです。不正ログインの一部はフィッシングによるものではないかといわれているようです。
 フィッシングとはメールやSMSを送り付け偽のウェブサイトに誘導し、アカウント情報などを入力させ盗む詐欺です。対策として、
・メッセージのフィルター機能を使う。
・メッセージ内のリンクを開かない。
・ブックマークなどを使用し、正規のウェブサイトにアクセスする。
・パスワードを使い回さない。
・パスワードマネージャーを使用する。
・OSやブラウザを最新の状態に保つ。
などなど、色々あるようです。セキュリティは多層防御が重要ですから、なるべく多くの対策をしたいところです。

 私も普段からブラウザのパスワードマネージャーは利用していたのですが、ブラウザに入力しないゲームのパスワードは紙に書いて引き出しに入れていました。コピー&ペーストができないので手で入力する必要があり大変でした。
 たまにしかパスワードを要求されないので長い間紙で保存していたのですが、思い立ってブラウザ以外のパスワードマネージャーを使ってみました。私が使ってみたものは
・クラウドで保存
・PC、スマホで利用できる
・マスターパスワードでアクセスできて、二段階認証も利用可能
・ブラウザの拡張機能でパスワードの閲覧も簡単
・テキストも保存できる
など、便利に使うことができました。
 パスワードマネージャーには色々な種類がありますが、それ自体の管理方法も含め運用の際には内容をご確認の上ご利用ください。

 ソフトウェア開発の際にはパスワードの取り扱い以外にも注意すべき点は多くありますが、細心の注意をして開発を行っています。皆様もパスワードの扱いにはご注意ください。

Sakai



2025年6月23日 (月)

AIにノイズを与えると精度が上がる意外な研究結果

こんにちは、開発部の森です。
最近話題のChatGPTのようなAIは、人間のように自然な文章を生成し、私たちの質問にも的確に答えてくれます。しかし、実はAIも時折「カンニングペーパー」を参照しながら回答を生成していることがあるのです。
もちろん、実際に紙のカンニングペーパーが存在するわけではありません。AIが質問に答える際、事前に学習した膨大な知識に加え、「外部の情報源」からリアルタイムで情報を取得し、それを参考にすることがあります。この仕組みは、専門用語で「RAG(ラグ)」と呼ばれています。
例えば、「今日の天気は?」とAIに尋ねると、AIは気象情報のデータベース(これがカンニングペーパーの役割を果たします)を参照し、「晴れです」や「午後から雨が降るでしょう」といった情報を提供してくれます。これがRAGのイメージです。

さて、ここで皆さんに一つ質問です。もしAIに最高のパフォーマンスを発揮させたい場合、どのような「カンニングペーパー」を準備するでしょうか?
一般的に考えれば、「質問に関連する情報のみを網羅したカンニングペーパー」が最適だと考えるでしょう。余計な情報がなければ、AIも迷うことなく正しい答えを見つけ出せそうです。実際、私たち人間も、テスト勉強で関係のないことまで記憶してしまうと、かえって混乱してしまうものです。
ところがAIの世界では、私たちの直感とは異なる、非常に不思議な研究報告がなされています。
それは「AIに渡すカンニングペーパーに、意図的に質問とは全く関係のない情報を加えた方が、AIの回答精度が向上する場合がある」というものです。

「一体どういうことだろう?」と疑問に思われるかもしれません。
例えるなら、歴史のテストで「徳川家康について説明しなさい」という問題が出題されたとします。その際、カンニングペーパーには徳川家康に関する情報がちゃんと書かれている上で、さらに「昨日の夕食の献立」や「好きなアニメのキャラクター」といった、一見すると全く関係ない情報も少しだけ混じっていた方が、なぜか徳川家康に関する説明がより上手になる、といったイメージです。にわかには信じがたい話かもしれませんね。

この研究を発表した研究者たちも、当初は「無関係な情報を加えると、AIは混乱し精度が低下するだろう」と予測していました。しかし実験の結果、予想とは異なる興味深い結果が得られたのです。
「なぜそのような現象が起こるのか?」という疑問が生じますね。明確な理由はまだ研究段階ですが、いくつかの興味深い仮説が提唱されています。
・多くの情報の中にごく少量の無関係な情報が混在することで、かえって本当に重要な情報が際立ち、AIがそれに集中しやすくなるのではないか。
・少量のノイズ(無関係な情報)が存在することで、AIが情報をより慎重に吟味するようになり、結果として誤りが減少する可能性。
・質問と「少し関連があるものの、詳細を見ると誤っている情報」は、実はAIをより混乱させる可能性があります。それと比較すると、「全く無関係な情報」はAIにとって「これは無視すべき情報だ」と判断しやすく、結果的に処理の邪魔にならないのではないか。

一見すると邪魔に思える「ノイズ」が、意外な形でAIの性能向上に寄与するというのは、実に興味深い現象です。
我々は、このような生成AI技術の進化にこれからもキャッチアップし続け、実用的な形でお届けできるよう、今後も一層努力してまいります。

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参考:
「The Power of Noise: Redefining Retrieval for RAG Systems」
url: https://arxiv.org/abs/2401.14887



2025年6月 2日 (月)

個人メモからチーム共有まで。Notionで広がる情報管理の可能性

こんにちは、イノベーション開発部の浅海です。
皆さんは日々の情報管理や整理をどのようにされているでしょうか。
 私は最近、Notionというツールを使い始めました。Notion自体は以前から部内で使用されていたため存在は知っていましたが、個人のメモはこれまでメモ帳やWordで行っていました。しかし、書いた内容が増えてくるにつれ、どこに何を書いたか分かりづらくなり、情報の管理に手間を感じるようになってきました。そこで改めてNotionを使ってみたところ、非常に便利で、今では日常的に活用するようになっています。
Notionは、メモ、Wiki、タスク管理などを一つのツールで行うことができる情報管理サービスです。特徴としては、フォルダのような構造で階層的に情報を整理できる点が挙げられます。Wordやメモ帳では一つのファイルにすべての情報を書き連ねる形になりますが、Notionでは関連する項目ごとにページを分けて保存できるため、あとから見返すときにも探しやすく、関連する項目もまとまっているため非常に効率的です。
 また、以前から部内で利用していたこともあり、Notionの共有機能や共同編集機能の利便性もあらためて感じました。Wordなどでも共有は可能ですが、Notionではクラウド上で一つのページだけでなく、複数のページや全体の構成をそのまま共有することができます。他の人が作成したページにコメントを加えたり、自分の資料を元に一緒に情報を追加・整理したりといったことが容易に行えます。
こうした使いやすさから、今後も業務の中でNotionを積極的に活用していこうと考えています。まだ使ったことのない方も、業務メモや調べたことの記録などから気軽に始めてみると、便利さを実感できるかもしれません。
 最後になりますが、私たち株式会社リーガルとしても、皆様の業務をより便利に、快適にするような製品・サービスの開発に努めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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