大阪・関西万博で感じたテクノロジーの話
こんにちは。マーケティング企画室の重松です。
最初はあまり興味がなかった大阪・関西万博ですが、いつの間にかミャクミャクに愛着が湧き、家族と一緒に行ってきました。
このブログが公開される時点では、閉幕となっている万博ですが、終わるのが名残惜しくなるほど楽しい時間を過ごせました。
今回は、私が万博で体験したテクノロジーについて書きたいと思います。
万博に行くと決めて、最初にテクノロジーを感じたのはチケット申し込みのときでした。
アカウントを作成し、フォームに情報を入力して認証メールを受け取り、マイページにアクセスするまでの流れがとてもスムーズで、UIもミャクミャクをイメージした色味とデザインで、早くも期待感が高まりました。
ログイン時には人数制限がかかる仕様になっていて、「待ち時間〇分」「待機中〇人」と表示されます。時間の経過とともに待ち時間バーが短くなり、ブラウザを閉じてもセッションが保持されているので、待ち時間にパビリオンの情報を調べることができました。
この仕組みを見ながら、「あの値とあの値を取得して残り時間を計算しているのかな」と、つい裏側のシステムを想像してしまいました。
チケットが取れて、希望していたパビリオンにもいくつか当選。当日はワクワクしながら会場に向かいました。
万博会場は現金が使えず、すべてキャッシュレス決済でした。いろいろな国の人がパビリオンのスタッフとして参加しているので、ここで現金(日本円)を使えるようにすると、まず外貨両替が大変だと思うのですが、電子になったことで、かなりの部分が自動で出来ると思われます。
1970年の大阪万博では、このあたりをマンパワーで乗り切っていたのではないかと想像しました。
詳しく書くと長くなってしまいますが、シグネチャーパビリオンや各イベントでは最新の映像演出がふんだんに使われていました。
その中でも特に印象的だったのは夜のドローンショーです。1000機のドローンが夜空に図形や文字(もちろんミャクミャクも)を描き出す光景は圧巻で、1000ピクセル(?)でもこれほどの表現ができるのかと感心しました。
ドローンには画像認識、GPS、高速伝送技術、ジャイロセンサーなど多くの技術が使われています。単体でも技術の結晶なのに、それらを集中管理して制御するシステムを想像するだけでもワクワクしました。
帰り道、余韻に浸りながらSNSを眺めていると、「前回の大阪万博に参加した男性が、今回は孫と一緒に訪れていた」という投稿を見かけました。
当時の万博も“未来”をテーマにしていたと思いますが、その男性の目には今の万博がどんなふうに映ったのでしょうか。思ったより未来を感じているのか、意外とそうでもないのか、とても興味深く感じました。
振り返ると、今回の万博ではAPI連携や通信技術など、さまざまな仕組みが活用されていたのではないかと思います。人々の目には見えない裏側を支えた開発者の方々に、心から敬意を抱きました。
最先端のテクノロジーに支えられた万博は、目に見える驚きも、裏で支える仕組みも含めて、本当にワクワクする体験でした。
弊社も既存の概念を変えるようなサービス、現在リリースしております「立会決済支援サービス」や「サインルーム」だけでなくお客様にとって価値のあるサービス展開を今後もしていきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。