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2024年5月

2024年5月27日 (月)

マクロとRPAとAI

イノベーション開発部の大島です。
今回は個人的に少し思うところがあって調べていた「マクロとRPAとAI」に関してお話したいと思います。

まずはそれぞれの言葉を簡単に確認をしたいと思います。
「マクロ」は一般的にはWordやExcelといった製品に付随する機能で、色々な作業を自動化することを目的としています。私が調べていたマクロはもう少し広い範囲、例えばWindowsのバッチ処理などを含めたものを想定しておりましたが、特定の機能を自動化するといった目的は同じです。
続いて「RPA」ですが「Robotic Process Automation」の略語で普段皆様が行っているPC上の作業を肩代わりすることを目的とし、マクロのような各ソフトでの処理に限らずもう少し大きな処理を目的とします。例えば相談内容が記載されているメールを自動的に読み込んでExcelの帳票に転記するといった形で実現されています。それぞれの機能はマクロなどを活用して動作しますが、その連携をもって目的を果たす点が少し違います。
最後の「AI」ですが、これ自体は近年生成AIが人気ですので皆様もご存じのところではあるかと思います。指示や命令を受けることでその関係する処理を自動的に判断、実行することを目的としています。

どの手法を用いたとしても、その目的は「定型作業の効率化」であるために、行っている処理の違いはありません。
ではなぜ今回これに関して調べていたのかというと、AIの仕組みとも少し関係するのですが、どこまでの作業を効率化できるかといった部分に興味があったからです。
先ほど述べましたマクロやRPAは実は弱点があります。最たるものは「記録した処理以外のことは原則できない」「エラーが発生した場合の対処が原則できない」、つまり開発者(作業者)が記述した内容以上のことは対応できないといったことになります。
Wordなどのマクロがわかりやすい例となりますが、「マクロの記録」を行うと停止させるまでの間の作業を記録し、その後「マクロの実行」を行うことで同じ作業を自動的に実行することが可能となっています。実際に運用しようとすると、意図しないデータが含まれていた場合は、その処理はそこでストップするといったことが発生してしまいます。現実の定型作業を考えた場合、小さな意図しないデータは意外と多く存在しますので、そこを如何に対処するかが開発者の頭の悩みどころとなっています。

ここで「AI」の出番となりますが、上記の問題に対してある程度賢く対応できないのか、もっと言えば「私」は何も考えずに勝手に処理してくれるようなことはできないのかといったことを考え始めます。
当然同じことを考える人は多くいますので、現在では「EPA(Enhanced Process Automation)」などと呼ばれている複雑な非定型の処理の研究が始まっています。これは個別の処理はRPA(あるいはマクロ)で行い、そこで記述された処理をAI技術を活用して呼び出すことである程度の処理の自由度を持たせるものです。また、より高度なAIと連携することでその背景にある膨大なデータの分析に基づいた処理の自動化に関する研究も進んでいます。実際、先日3月には、AIソフトウエア会社のUiPath社とGoogle社のGoogleCloudとの連携を行うことが発表されておりますので、今後この分野がより活発化していくことは間違いないかと思います。

今回は詳しくお話しませんでしたが、この分野はLLM(大規模言語モデル)の活用やML(機械学習)など、生成AIの基本モデルと多くの共通する技術が用いられています。
今後皆様のパソコン、、といわず生活全般に色々な形で取り込まれていくかもしれませんので、それこそ「あれやっといて」とある程度ぞんざいな指示だけで色々な処理が自動化される未来も案外近いのかもしれません笑。

最後にちょっとしたコーヒーブレイク的な話題となりますが、実はリーガルの本社がある愛媛県はシルクの数少ない生産地であります。
その資料館に見学にいった際に買った繭玉の人形が家族に大層喜ばれまして、ちょうど咲いていた花と一緒に記念撮影されていました。
皆様もぜひ愛媛に来た際はシルクの繭玉を探してみてはいかがでしょうか?

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2024年5月20日 (月)

最新機能をキャッチアップ!

こんにちは、CSサポート部の相原です。
総務省の通信利用動向調査によると国内の8割以上の世帯が持っているというスマートフォンですが、皆さんよく利用するアプリからほとんど利用していないアプリなどいろいろとインストールされているのではないでしょうか。そして、多くの方は自動でアプリが最新版にアップデートされているかと思います。
最近ではスマホを使わない時間に、言い換えると寝ている間にアップデートが行われていることが多いので、日中使いたいときにアップデートの時間を待たなければならないということもなければ、アプリを開いたときに「アップデートしてください」といったメッセージに悩まされることもほとんどなくなり、以前と比べると便利になったなぁと感じています。

一方で、アプリの更新画面を見ることがなくなったため、アップデートで何が変わったのかを知る機会が減った気もしています。
アプリによってはアップデート後に起動するとポップアップで説明が出ることもありますが、詳細を細かく確認することはあまりないのではないでしょうか。
そもそもアップデートされたことにすら気付かずに使用していることのほうが多い気がします。

私もGoogleのGoogle Workspaceのアップデートの内容を見ていなかったので、アップデートからかなりたってからこんな機能もあったんだと気づいたことが最近ありました。これは、便利になった機能が追加されているのに、それを知らなかったことでサービスを最大限に利用できていなかったことになります。
使いたい機能もあったので、もっと早く知って使いたかったと思い、お知らせや更新内容を確認してアップデート情報は自らキャッチアップしていくべきだと感じました。

さて、弊社の司法書士向け業務支援ソフト“権”をはじめとした各種ソフトでも法改正や機能追加のために定期的にバージョンアップを行っています。
各種ソフトのバージョンアップは「自動で行われるパターン」と「お客様にてバージョンアップを行っていただくパターン」の2パターンのバージョンアップがありますので、寝ている間にバージョンアップ・・・というわけにはいきませんが、アップデートされた情報は「新着情報」でお知らせをしており、「変更点説明書」のリンクがあります。
こちらをクリックいただくと、バージョンアップによって追加された機能などを確認することができます。
法改正や制度改正に対応したバージョンアップだけでなく、お客様にとって便利な機能もいくつか追加されていますので、ぜひご確認いただきより便利な機能をお試しいただければと思います。

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2024年5月13日 (月)

チャレンジの季節

こんにちは。マーケティング営業部福岡営業所の緒方です。
心地よい季節になりました。何か新しいことを始めるにあたって、暑さ寒さというハンディ(あるいは言い訳?)がない今の時期は1年の中で絶好な時期ではないでしょうか?

さて、今回は、私の初チャレンジについてお話します。
私は、長年趣味でテニスをやっていますが、今回初めてプライベートレッスンというものを受けてみました。指導していただいたのは、フォローして毎日見ているYouTuber兼フリーのテニスコーチでたまたま福岡在住の方です。きっかけは動画の「80代でもできる楽で楽しいテニス」というサムネイルでした(さすがに私は80代ではないですが・・・)。実際に80代の方のビフォーアフターの動画も上がっていて、80代でも変われるのなら自分も変われるかも?と思ったのがきっかけです。

私は現在毎週スクールに通っているのですが、最近ではフォームの動画チェックができるようスクールの設備も充実しています。たまに自分の姿を動画で見るにつけ、なんでこんなに格好悪いんだろう?と感じてしまうのです。それに加え、いろんな所に力が入り過ぎて、膝肘痛も当たり前となる始末でした。その状況を打破したいと思っていたところでしたので、本当にいいタイミングでのレッスン体験でした。

プライベートレッスンの内容としては、コーチのメソッドに沿ったフォアハンドストローク(コートに1回バウンドしたボールを利き手で返球する基本のショット)の基礎で、反復レッスンが中心でした。4時間マンツーマンでみっちり指導してもらったのですが、本当に自分のいろんな癖が強く、体感と実際の映像が全く違い、こんなつもりじゃないのにどうしてここで体が回る?沈み込む?などなど、無意識レベルの間違った動きばかり。そんな中、コーチには辛抱強くアドバイスをいただき、意識を変えるためにどうしたらいいか、一緒に動画を見ながら、私の感覚も確認しつつ、話し合いをしながら、効果のある方法をチョイスしていただき、本当に貴重なレッスンでした。

直後の通常スクールでのレッスンでは、まだ効果は出ていません。むしろ、考えすぎてショット自体は逆に不安定にはなっています。ただ、ここで諦めては、結局前に進めないのです。YouTuberコーチのメソッドを取り入れているにも関わらず、通常のスクールのコーチも理解していただき協力してくれ、本当に恵まれています。ただ、自主トレがかなり必要なので、それについては何とか自分で時間と場所を捻出するしかありません。
今はまだアドバイスを思い出しながら実践しているところなので、はやく皆さんにもいい報告ができると嬉しいです。

私のテニスと同じように、ここで弊社司法書士様向け業務ソフト“権”を導入して、習得していただく時のことを考えてみました。導入して、なるべく早く効率アップをはかる手助けのため、様々なことをご指導させていただくのですが、やはり、覚えるのは少し面倒だなと感じる所もあるでしょう。
ただ初めから使いこなせなくても大丈夫です。
まずは必要な所に慣れていただき、そして、たくさんある機能を楽しんでみてください!何かあればご指導のときでも、電話でも、Lコンシェルでもいいので、質問してみてください。“権”でこんなこと出来るかな?と想像しながら新しいことに是非チャレンジしてみてください!
オリジナルを作る→カスタマイズする→効率よくカスタマイズする etc
出来る限りサポートさせていただきます。

また、新サービスRSS-SR、eKYCなどお問い合わせも増えてきています。常に新しいやり方に目を向けながら、是非暑くなる前に、チャレンジしてみてください!

Tennis



2024年5月 7日 (火)

憧れのApple製品

こんにちは。総務部の河合です。

桜の時期も過ぎ、すっかり初夏を感じるこの季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。例年に比べ今年の桜開花時期はすこしゆったりめでしたね!愛媛県の本社の周りでも桜がきれいに咲いていました。この時期になると「春スイーツ」「イチゴ尽くし」といったワードに敏感になり、ピンクスイーツをついつい求めてしまいます。
梅雨までまだ時間があるはずなのにパッとしないお天気が続きますが、おいしい日本酒と和食を持って初夏というにはまだ早い涼しい夜風を感じに行きたいです。

先日知り合いにプレゼントを贈る機会がありましてAirpods(Apple社製ワイヤレスイヤホン)について調べていたのですが、現在Airpods第2・3世代、Airpods pro第2世代の3種類が発売されているみたいですね。Airpods第2世代とAirpods pro第2世代の最新版で約2万円の差があり、「2万円は大きいなあ。どうしよう…」と悩みつつ性能面の違いについて見ているとAirpods pro第2世代には「ノイズキャンセリング機能」というものが搭載されていました。いわゆる外部の音(雑音等)を打ち消してくれ音声が聞こえやすくなる機能です。ノイズキャンセリングにも種類があってAirpodsにはアクティブノイズキャンセリングが採用されていて、詳しく調べてみるとデジタル信号処理によって消したい音を音で打ち消す技術で、具体的には、ノイズの波形と逆位相の波形を電気回路で作り出し、ノイズの波形にぶつけて相殺される仕組みらしいのです。
そして驚いたことにAndroidやWindowsのパソコンでもAirpodsを使用することができます!皆様この事実をご存知でしたか???よく考えてみればBluetooth接続なのでそれに対応した端末なら使用できて当然ですよね…Apple製品を持っていたら「Appleでそろえなきゃ」という心理が自身の中で働いていました。この心理に実は名前があり「ディロイド効果」と呼びます。マーケティング業界によく活用される心理作用らしいですね!いやあ…世の中って上手くできていますよね…

Airpods



少し脱線してしまいましたが、ワイヤレスイヤホンがまだ物珍しかった数年前のことを思いだしつつ、数年間でここまで進化したのかと感動しました。今回はせっかくだしいいものをあげたいと思いAirpods pro第2世代を購入することにしました。実際使用した感想を聞いてみると外部の音が入ってくることなくとてもクリアに聞こえるらしいのです!少々奮発した気もしましたがより良いものを購入し、贈ることができてよかったです!
毎日使うものだからこそ、価格が少し高くても自分が納得した製品を人にも贈りたいですし、自分が使用するときにもその選択ができたらいいなと感じ、勉強になった出来事でした。

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