クラウドの進化と驚き
イノベーション開発部の大島です。
今回はちょっとした四方山話をしたいと思います。
先日IT関係のネットニュースを見ていたところAmazonのデータベースをOracleDBから自社のクラウドDBに移行したというものがありました。(ちなみにOracleDBとは権などで利用しているAccessやSQLServerの親戚だと思っていただいてかまいません。)
このニュースを取り上げたのは2つの驚きポイントがあったからです。1つ目は本格的にクラウドデータベースの利用が始まってきたことです。個人的にクラウドはインターネット上に存在しているためにスピードや信頼性の面でいまひとつ不安であるという問題があるのでは思っていました。それが近年では物理的に遅い問題はあるにせよ、仮想化技術の進歩から信頼性などがかなり改善したものとは聞いていましたが、Amazonのような巨大なデータベースが運用できるまでになっていたとは驚きでした。
2つ目は「75PB」という容量の大きさです。記事を見た瞬間は「PB」を「プライベートブランド」の略と見てしまいましたが当然そうではありません。これは「ペタバイト」の略となります。ちなみに単位は下のようになっています。
メガバイト(MB) 1,000 KB
ギガバイト(GB) 1,000 MB
テラバイト(TB) 1,000 GB
ペタバイト(PB) 1,000 TB
少し前まではHDD容量が500GB程度だと思っていましたが、最近は2TB程度が普通になってきています。当然サーバーはもっと大容量だと思いますが、「PB」という表記が驚きであるとともにクラウド上に構築、利用可能であることにも驚きです。弊社サービスも家族信託などでクラウド利用を開始していますが、今回のクラウドデータベースのように技術の進歩によって益々クラウドへの移行がより進んでいく可能性は十分にあると思われます。その際には既存のシステムを移行するだけでなく、音声認識やVRのようなクラウド環境ならではの技術を利用したサービスや機能など、新たな付加価値を生み出すことができれば面白いかもしれません。(これらは夢物語ではなく、実際に公開されているAPIサービスを利用すると構築することが可能なものもあります。)
開発的には今までの知識がそのまま利用できない大変な時期ではありますが、どんなサービスが提供できるかを考えるとワクワクしてきますね。