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2019年6月24日 (月)

Windows Update

こんにちは、CSサポート部の三好です。

さて、先月の改元に伴い弊社の“権”も改元に対応するためのバージョンアップを行いましたが、今回は“権”のバージョンアップだけではなく、Windows自体も新元号に対応する更新プログラムをWindowsUpdateにより適用する必要がありました。

“権”のバージョンを最新にしたはずなのに、一部で元号が正常に表示されない場合はWindowsUpdateの最新バージョンが適用されていない可能性が考えられます。

この改元対応の影響で、今まで特に意識していなかったWindowsUpdateの重要性・必要性を改めて感じた方も多かったのではないでしょうか?

今回は、そもそもWindows Updateとは何なの?必要なの?実行しないとどうなるの?という疑問に簡単にお答えいたします。

Windows Updateとは、PCにインストールされたWindows OS(Operating System = PCを制御する中核ソフトウェアのこと)を最新の状態に保つことを目的とした機能です。したがってWindows Updateを実行すれば、Windows OSを最新の状態にすることができます。そしてOSを最新の状態にすることは、以下のような利点を持ちます。

①問題点や不具合の改善
OSは発売後に、多数の問題点(使い勝手が悪い・不便な点)や不具合(想定したとおりに動作しない)が見つかります。Microsoftが想定していない使い方に起因する問題や、特定のハードウェア(PCの機械部品)との組み合わせでしか起きない問題点や不具合が、発売後に見つかることもあり、こういった問題点や不具合を修正するためにWindows Updateは更新・修正プログラムをMicrosoftのサーバから取得し、自身(PC上のOS)に適用することで問題・不具合を改善し、最新の状態とします。

②新機能の追加や廃止
OSの発売後、要望が多い内容について新機能として追加したり、性能向上が行われることがあります。逆に、一部の機能が廃止されることもあり、以前は機能を呼び出すためのボタンがあったのに、更新を適用したらなくなってしまった!などということも時々起こります。

③脆弱性の修正
どれだけ万全のテスト体制をとっていても、OS出荷後に脆弱性が見つかってしまうことは避けられません。WindowdUpdateでは出荷後に見つかった各種脆弱性を修正・改善し、無効化してくれます。
近年、家庭で使っているPCや企業が使用しているサーバ機に放置されていた脆弱性を、悪意のある第三者や不正なプログラムによって攻撃に利用され、その結果として個人情報や企業の機密情報が外部に漏洩してしまった、という報道を見かけることが多くなりました。
こういった脆弱性を利用した攻撃は、Windows Updateを実行して脆弱性を無効化しておけばその被害に遭う可能性も低くなります。

以上のことから、Windows Updateは必要なものであり、新しい更新・修正プログラムが公開されたら、早いうちに適用した方がよろしいかと思います。皆様が日々使用する大切なPCですので、常に最新の状態で安心・安全に業務を行えるようにしていきたいですね。

※Windows10に関しましては年に2回の「大型アップデート」が自動配信されますが、こちらは「通常のWindows Update」と違い“権”の各機能に大きな影響を及ぼす可能性が考えられるため、今まで通り提供開始直後はアップデートをお控えいただくようお願い申し上げます。


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