弁護士システム“護”の開発
松山:今日はリーガル本社の電話がホントに良く鳴ってました。
僕も微力ながら何件か応対させていただいてたんですが
お待たせする時間が長くなってしまったかもしれませんm(_ _)m
村井:会社法人等番号が今日付で従来の6桁から12桁に変更されたから
その辺りのことで戸惑われた先生が多かったみたいだね。
“権”“表”の最新版であれば
起動時に自動で対応パッチが適用されるので安心ですね。
あと問い合わせで多かったのがオンラインによる登記事項の提出かな。
結構知られてないけどもちろん“権”で出来るから利用して欲しいね。
他にも4月1日からの登録免許税の変更対応パッチが今週末に出るし
百人乗っても大丈夫!、じゃなかった、百人力だね!
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こんにちは!
開発部の橋村です。
普段は主に弁護士システム「護」の開発を担当しています。
弁護士システム「護」は、2004年に初版をリリースしましたが
当初は法律事務所様の業務について、知識もノウハウも少なく
まだまだ発展途上の製品でした。
しかし、当時、将来性を買って導入して下さった事務所様、
弊社を信頼して、機能改善をご提案下さった事務所様など
多くのユーザーの皆様からのフィードバックによって
バージョンアップを重ね、現在のような形に至っています。
実のところ、法律事務所様の業務は大変な開発者泣かせです。
バリエーションが多岐に亘り、また事案毎の事情も多々あるため
「このボタンを押せば自動的に業務処理が終わります」
というような、魔法の機能を実現することが困難なのです。
従って、
①人手を介するまでもない単純作業を見つけて
プログラムを使って自動化・効率化することで
ユーザーの皆様に空き時間を提供する。
②空いた時間は、先生方でなければできないような
高度な法律判断や交渉ごとに充てていただく。
③その結果、業務全体の質・効率を高めていく。
これが「護」の基本方針となります。
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ところで、弊社開発チームでは、新しいバージョンの開発に際し
カタログに記載のない要件が1つ、必ず追加されます。
「データ互換性確保」です。
弊社のエキスパートシリーズは、事務所様の運用に応じて
細部の設定をカスタマイズしたり、ひな形データを登録したりすることで
より使いやすくなる性質のものです。
「護」の兄弟ソフトにあたる司法書士システム「権」では
およそ20年前にMS-DOS版で入力したデータも
バージョンアッププログラムを通すことによって、
現在の最新版で利用することができます。
もちろん、「護」においても全く同じです。
7年前、バージョン1.0で入力したデータを
最新版の「護」で、全く問題なく再利用できます。
時間を掛け苦労して蓄積したデータは、お客様ご自身の財産です。
バージョンが違うから、仕組みが違うからという
いわば内輪の事情で、極力これを損なうことがないよう
細心の注意を払って開発を続けてきた心算です。
業務システムの世界で、10年単位でデータ互換性を確保している会社は
全国見渡しても、そう多くはないだろうと、密かに自慢に思っています。
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先日、Windows8 Consumer Preview(ベータ版)のリリースがありました。
2012年末頃から、タブレットデバイスに対応したWindowsが登場します。
また、近年クラウドサービスが脚光を浴びており、携帯機器との連携で
今後のビジネススタイルが大きく変化していく時期にさしかかっています。
法律もコンピューター技術も、日々変わります。
当然、道具立てや運用スタイルも、その時々によって変わりますが
その中で、時流に応じた旬の技術選択・開発を行い
質の変わらぬサービスを提供して参りたいと考えております。
厚かましいようですが、ユーザーの皆様のご指導ご鞭撻を賜りつつ
製品の方向性や進め方に問題はないか、検証させて頂ければ幸いです。
製品発売よりこれまでのお引き立て、ご尽力、本当にありがとうございます。
是非、今後ともよろしくお願い致します。
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橋村さんてホントに多趣味なんですよね。
会社の休憩室の机の上に無造作に燻製肉が置いてあって
なんだコレ!?と思ったら、橋村さんの自家製だったりして。
挙げ始めればキリがないんですけど、超個性的!
・・・?燻製?肉?みんなで食べるの?
いつも沢山作って持ってきてくれるんですけど
気付くとなくなってるんですよね。
固定ファンがいるのかもしれません。
システム開発にもそのこだわりが詰まっとりまんのやで!どやさ!
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