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2026年10月

2026年10月19日 (月)

「デジタルなおもてなし」

イノベーション開発部の大島です。
朝夕はすっかり涼しくなり、秋の気配が濃くなる季節になりました。 先月の話になりますが、ふと自宅の庭に目をやると、9月だというのにアジサイがひとつ小さく咲いているのを見つけました。いわゆる「狂い咲き」です。 夏の猛暑のあとに急な寒暖差や長雨が続いたことで、植物が「梅雨が来た」と勘違いしたのが原因だそうですが、自然界のこうした「予定外のサイン」にはいつも驚かされます。

Oshima


さて、こうした季節外れの予兆とまではいきませんが、私たちの身近なインターネットの世界でも、「ユーザーがまだ言葉にしていない変化や予兆」を敏感に察知する技術が日々進化しています。
例えば、ネット通販や動画共有サイトで、「ちょうど気になっていた商品」や「見たかった動画」が絶妙なタイミングで画面に表示された経験はありませんか? これは一般に「レコメンド(おすすめ)機能」と呼ばれます。今回は、その裏側でどんな技術が動いているのか、そしてその技術が今、ネットショップの枠を超えてどのように進化しているのかを解説します。

【1】単なる「キーワードの一致」ではない?裏側で動く仕組み
ひと昔前のレコメンド機能は、「最新ゲームを買った人には、次回訪問時に類似の最新ゲームをおすすめする」といった単純な仕組みが主流でした。「最新」「ゲーム」といったタグやキーワードの一致によってアイテムを選んでいたためです。
しかし現代のシステムはよりスマートになり、主に2つの高度な計算が行われています。
(1)「足跡の順番(文脈)」までデータ化する
現代のシステムは、生成AIなどと同様に「次に選ばれる確率の高い情報」を予測する仕組みで作られています。 その際、単に「何を選んだか」だけでなく、「どんな順番でページを巡ったか」という時間の流れ(文脈)も捉えています。
例えば、以下の2パターンではユーザーの目的が大きく異なります。
 ・ケースA:「スマホ本体」を見る ➔ 「保護フィルム」を見る
 ・ケースB:「保護フィルム」を見る ➔ 「スマホ本体」を見る
ケースAは「本体の購入が決まり、アクセサリを探している」状態ですが、ケースBは「画面が割れてフィルムを探しに来たが、本体ごと買い替えるか迷っている」状態かもしれません。 AIはこうした行動の順番を数値データに変換し、ユーザーが今どんな状況にいるかを文脈から判断しています。
(2)「全体のトレンド」と「個人の好み」のバランスを調整する
システムは、全ユーザーの膨大な行動データ(集合知)を以下2つの視点で活用しています。
 ・マクロ視点(トレンド):「今、全体で急速に売れている話題の商品」を把握する
 ・ミクロ視点(パーソナライズ):「自分と行動傾向がよく似たユーザー群」の行動を分析する
この「全体トレンド」と「個人の好み」を絶妙なバランスで掛け合わせることで、「自分の好みに合っていて、かつ今話題になっているもの」をピンポイントで提案できるのです。

【2】「商品を売る」から「困りごとを解決する」へ
これまで進化を続けてきたレコメンド技術ですが、最近ではECサイトの販売促進だけでなく、業務用のクラウドサービスやWebアプリにおける「ユーザー支援(先回りサポート)」へと活用範囲が広がっています。
・操作で迷う前の「先回りヘルプ」
「設定画面A」の後に「設定画面B」へ進んだユーザーは、特定の項目で躓きやすい……といった行動パターンがあるとします。システムがこの順番を検知すると、ユーザーが困る手前のタイミングで「ここでお困りではありませんか?」とピンポイントな操作ガイドを表示します。
・業務を効率化する「機能の提案」
自分と似た使い方をしている他ユーザーのデータから、「まだ使われていない便利な機能」を通知し、業務の無駄を自動で削減します。

【おわりに】データ分析が目指す「デジタルなおもてなし」
今回ご紹介したレコメンドの仕組みは、AIの進化に伴い今後さらに多様な分野へ広がっていくと考えられます。 これらの技術の本質は、単なる自動化ではなく「ユーザーが次に何で迷うかを予測し、ストレスを解消すること」にあります。
弊社においても、提供するクラウドサービス等へこうしたレコメンド技術の導入を検討しています。 業務の手助けや適切な選択肢の提示など、まさに「デジタルなおもてなし」として皆様の体験価値を高められるよう今後に向けて準備を進めております。ぜひご期待ください。


2026年10月13日 (火)

検索用情報に「国籍等」が追加されました(不動産登記規則改正)

こんにちは。イノベーション開発部の西山です。
朝晩涼しくなり、少しずつ秋の色も見えてくるころでしょうか。これから秋が深まっていくのが楽しみですね。

Nishiyama


さて、10月5日から、不動産登記規則の改正により、所有権の登記名義人について申し出る検索用情報に関して、以下のような変更がされました。
・新たに「国籍等」の申出が必要となりました(日本国籍か外国籍かを問いません)
・国外居住者も対象となります(これまでは国内居住者のみ)

近年、国の管理上、外国人による不動産保有の実態把握が必要とされております。
また、所有者不明土地の解消に向けて相続義務化等の様々な取り組みが行われておりますが、外国籍の方の相続では被相続人の本国法に従うため、まず国籍の確認が必要となります。
検索用情報の国籍等は登記簿には記載されませんが、国の情報確認や、法務局内部での審査等の際に役立てられるのでしょうね。
当初の検索用情報の用途である住基ネットの情報の照会(スマート変更登記)の観点だけであれば国外居住者は対象外でしたが、国籍確認という別の観点で利用するためには、居住地にかかわらず必要になる、ということになるのですね。

弊社“権”でも、検索用情報への「国籍等」追加等、今回の改正に対応しております。
詳細は“権”の新着情報をご確認ください。

その時々の情勢によって制度は変わっていきますので、今後も情報を確認して、適切な対応を行っていきたいと思います。

2026年10月 5日 (月)

愛媛の秋の風物詩といえば…

こんにちは。総務部の吉村です。
朝晩に心地よい風が吹くようになり、日暮れも少しずつ早くなってきましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、愛媛の秋の風物詩といえば、皆様は何を思い浮かべますか?みかんや美味しいフルーツもたくさんありますが、地元で忘れちゃいけないのが「いもたき」です。「いもたきって何?」と思われる県外の方もいらっしゃるかもしれませんが、これは愛媛の秋の定番行事で、河川敷などに集まって、里芋や鶏肉などが入った温かいお鍋をみんなで囲むというものです。江戸時代、大洲藩の時代にお月見のお供えとして里芋を持ち寄ったのが始まりだとか…。そんな歴史ある行事なんです。

実は先日、以前勤めていた先の先輩と久しぶりに会う機会がありました。当時の思い出話に花を咲かせる中で、「そういえば昔、職場のみんなで近くの河川敷の「いもたき」に行ったよね!」と盛り上がりました。

ずいぶん昔の話になるのですが…当時を思い返すと、ちょっとシュールで楽しい思い出がありまして(笑)。 当時の上司がなかなかの「味にうるさい人」で、用意されていたお出汁の味付けがどうも気に入らなかったらしく、「ちょっと味が物足りん!」と(笑)。結果、若手だった私たちが近くのスーパーへ急遽さまざまな調味料を買い出しに走るハメになったんです。 でも不思議とピリピリした嫌な感じは一切なくて、「どれを入れたら美味しくなるんだろう?」なんてみんなでワイワイ笑いながら、野外で味見を繰り返していました。家族で参加している人もいて、全体がとても賑やかな雰囲気でした。
秋の夜風の中で食べる、あのホクホクの里芋や、みんなで試行錯誤したお鍋の味は今でも忘れられません。

最近のいもたき事情を調べてみると、昔ながらの河川敷でワイワイ楽しむスタイルはもちろん、今では手ぶらでOKなプランや、お店のテラス席・室内で快適に楽しめるところまで進化しているようで、「河川敷のワイワイした空気感もいいし、今の便利なスタイルも気負わなくていいなぁ」なんて、すっかり食欲の秋モードになってしまいました。

私は普段、裏方なので直接お客様とお会いする機会はありませんが、あのいもたきでみんなと過ごした時間のように、日々の事務仕事やサポートを通して「安心だな」「ホッとするな」と感じてもらえたらすごく嬉しいです。

お近くにお住まいの方も、遠方の方も、今年の秋はどんな味覚や楽しみが待っているでしょうか?
季節の変わり目はバタバタしやすい時期ですが、みなさんも体調を崩さないよう温かいものを食べて元気に過ごしてくださいね(´▽`*)

Yoshimura


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