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2020年3月16日 (月)

BluetoothとWi-Fi

こんにちは。CSサポート部の永井です。
先日、使っていたイヤホンの調子が悪くなったため、片耳ずつが独立した「完全ワイヤレスイヤホン」製品を探していました。今は3,000円くらいから数万円とピンキリですが、独自の機能や形をしていてとても面白く見れました。結局、買ってはいませんが・・・。
さて、ワイヤレスイヤホン。名前の通り、ケーブルがないイヤホンですが、どういう接続方法かというと、タイトルに書いてしまいましたがBluetoothで接続しています。ワイヤレスでインターネットをするWi-Fiとの違いはなんでしょうか。

●Bluetooth
無線規格のひとつ。「IEEE802.15.1」という通信規格名になります。
通信距離は数メートルから10メートル程度のようです。
名前の由来は民族を統合した昔の王様の名前に由来していて、近距離無線技術の統一をしようと言う想いがあるようです。
●Wi-Fi
無線LAN規格のひとつ。「IEEE802.11」という通信規格名になります。
通信距離は50~100mくらいのようです。
Wi-FiはWi-Fi Alliance という団体によって認証された製品のみに付けられるブランド名ロゴになります。
Wi-Fiロゴが記載された製品同士であれば、容易に接続ができるようになっています。昔は機器ごとに互換性が保証されていなかったため無線LANは普及しにくかったようです。

2つの違いは距離以外にも通信速度はWi-FiのほうがBluetoothより断トツに早い。Wi-FiよりBluetoothのほうが消費電力が抑えられている。Bluetoothはイヤホン、マウス、キーボードなどの近距離機器に対し、1対1で接続するのに適していて、Wi-Fiはスマホ、プリンタなどの機器が複数端末からの接続に適している。と、利用用途によって違いがあることが分かります。
次に気になるのは無線ということで途切れる心配です。無線は利用する場合、周波数帯を気にする必要があります。Bluetoothは2.4GHz、Wi-Fiは2.4GHz、5GHzが使われています。2.4GHzは、障害物の影響は小さいようですが、コードレス電話、電子レンジが同じ周波数帯になるため、干渉してしまいます。Bluetoothと2.4GHzのWi-Fiを使った場合も干渉することがあるようです。
では、Wi-Fiは5GHzを使えば干渉は少ないのではと思いますが、今度は障害物の影響を受け電波が弱くなったり、通信距離も短くなるということがあります。無線は見た目もすっきりするし、便利ですが、常に安定した通信が確保されるというわけではなさそうで、はなかなか難しいですね。ただ技術は日々進歩しています。インターネットの通信速度は有線に比べば無線は劣ってしまいますが、Wi-Fi6『IEEE802.11ax』という新しい規格では今までのWi-Fiよりも何倍も通信速度は早いようです。これで通信の安定性も向上するといいですね。
これからも通信技術については注目していきたいと思います。

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