カテゴリ「CSサポート部」の155件の記事

2014年1月27日 (月)

お・も・い・や・り

システムサポート部の村上です。

昨秋、“権”ユーザの皆様を対象にアンケートを実施し、いろいろなお声を頂きました。その声をもとに、より充実したサポートをめざし、外部から講師をお招きしてホスピタリティ研修を行いました。

研修の中では、どのように業務に取り組むかといったところから、感情のコントロールを行うことの大切さ、視点の位置の重要性など1日で盛りだくさんの内容を学びました。

中でもおもしろかったのが「わらじ物語」。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、簡単に内容を説明しますと・・・

武士が商家の娘と駆け落ちをして浪人となり、職を転々とします。わらじを作って店に卸しますが、そのわらじが非常に丈夫でなかなか壊れません。店の番頭は「もっと弱く作れ」といいます。浪人が飲み屋で愚痴をこぼすと店主が「そのまま頑張りなさい」と励まします。しかし、浪人はわらじ作りを辞め人夫として働き始めました。一所懸命仕事をしますが、同僚から「もっとゆっくり仕事をしてくれ」と頼まれます。浪人は村の長老に相談しますが「そんな話は聞きたくない」と言われました。自宅に帰ると、妻が「愛しています」と書き置きを残して、実家に行ってしまいました。浪人・妻・番頭・店主・人夫、長老のうち、あなたは、誰が一番悪いと思いますか?

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といった問題に対して、順位付けをして数人で検討を行います。
順位に「正解」があるわけではありませんが、いろんな立場でいろんな視点で考えることで、様々な意見が出てきて非常におもしろかったです。

ホスピタリティを考えたときに、どの立場に立って考え、状況を把握し、何をどうするのがいいのかを判断することが非常に大切になります。非常に難しいことではありますが、今後も研修の内容を忘れないように取り組んで行きたいと思います。

今後の対応の中で、お客様に少しでも「おもいやり」の気持ちが届けられるように努力していきたいと思います。システムサポート部の対応を楽しみにしていてください。今年のアンケートに、その成果が反映されればいいなぁ。。。



2014年1月14日 (火)

「半大統領制」?

こんにちは。システムサポート部の門岡です。
目まぐるしく変化する世界情勢の中、「○○大統領が××しました」といった報道をよく耳にしますが、今回は、「半大統領制」についてふれたいと思います。

世界各国の政治制度(統治制度)は、モンテスキューが提唱した「均衡と抑制」に基づく権力分立制をどのように具体化させるかという観点から、立法府と行政府の関係について、多くの国で「議院内閣制」と「大統領制」のどちらかが採用されています。

議院内閣制とは、議会と政府を一応分離した上で、行政権を担う内閣の存立を立法府たる議会の信任に依存させる統治制度をいい、行政府のトップに内閣総理大臣(首相)が就任しています。一方、大統領制とは、議会と政府とを完全に分離し、政府の長たる民選の大統領が直接に国民に対して責任を負う統治制度をいい、行政府のトップに大統領が就任しています。

しかし、議院内閣制と大統領制は、実はその内容が各国によって異なっています。典型的な議院内閣制を採用するのがイギリス・日本であり、典型的な大統領制を採用するのがアメリカであることは皆さんもご承知の通りでしょう。

ところが、フランスやドイツには、大統領も首相も存在しています。
この点、大統領制には、2つのタイプがあり、①アメリカのように大統領が実質的な政治的役割を果たす場合と、②ドイツ・イタリアのように形式的、儀礼的に国家を代表する官職として大統領が置かれている場合、があります。そして、議院内閣制との対比で議論される大統領制は①の場合であり、②の場合は通常、議院内閣制として考えられています。

また、フランス(現行の第五共和制憲法下)の大統領制は、上記①でも②でもなく特殊な形態です。すなわち、大統領は直接国民により選ばれ、首相の任免、国民議会の解散、条約の批准、国民投票の実施、緊急事態での非常大権など単独で行使し得る権限を有しています。しかし、行政府は、首相が議会から選ばれていないにもかかわらず、議会に対して責任を負っています。このような形態は、大統領制と議院内閣制の中間形態と言われており、「半大統領制」と言います。

日本においても、安倍第二次政権下で憲法改正論議が活発になり、首相公選制の議論がなされています。現行日本国憲法では、議院内閣制を採用し、国会が内閣総理大臣を指名することになっているので、首相公選制の採用は憲法改正が必要になります。もし、首相公選制ということになれば、「議院内閣制」「大統領制」「半大統領制」以外の新たな統治制度といえますね。

※補足
★ドイツ
大統領(儀礼的・名目的行為のみを行うにすぎない)は、連邦会議(連邦議会議員とそれと同数の各州議会が選挙した議員で構成される)によって選出される。つまり、大統領は国民からの間接選挙で選出される。ちなみに、行政府の長は連邦総理大臣である首相(宰相)である。そして、首相の決定に基づき大統領は下院である連邦議会の解散権を有し、連邦議会はそれに対抗して内閣に対する不信任議決権を有している。したがって、ドイツは議院内閣制の国である。

★フランス
大統領は国民からの直接選挙で選出され、その大統領によって首相・国務大臣が任命されるが、内閣は下院に対して責任を負い、大統領が下院の解散権を有している。このように、フランスでは大統領制の要素と議院内閣制の要素の両方を加味している。したがって、フランスは半大統領制の国である。

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2013年11月18日 (月)

お・も・い・や・り

こんにちは、システムサポート部の須之内です。

来年4月のWindows XPのサポート終了に伴い、多くのXPをお使いの先生方がWindows 7や8に入替をされていますが、OSが変わると、日々利用しているソフトも対応バージョンへの変更等が必要になってきます。 OSのWindows7と8の違いが大きいことはこれまで当ブログでも何度か触れてきましたが、書類作成等に利用されているMicrosoft Officeは少し前のOffice2007で大きく変わりました。2003からの変更の際には当時とても戸惑ったことを覚えています。(Microsoft Office2003も、来年の4月にはサポート終了です。)

書類を作っていて一番困るのが、このOfficeの使い勝手の違い!慣れないうちは、急いでいる際など特にイライラしてしまいますよね。今回はチラッとそのことについて触れたいと思います。既に新しいOfficeに慣れている方には、当時を懐かしんでいただけると幸いです。

違いは多々ありましたが、特にショッキングだったことが2つ!
1つ目は「見ため」!

下の図は、word2003と最新の2013を並べた物です。ドロップダウンメニューの代わりにできたのが、「リボン」といわれるもので、慣れるとなかなかに便利ですが、当初は「邪魔!」っと思っていたことを思い出しました。

慣れると便利と書きましたが、このリボンができた理由は必要な機能を見つけやすくするため!「Officeにこんな機能を入れて欲しい」という要望の9割以上が、実際には既に搭載されている機能だったそうです。「見えないから知らない。知らないから使えない」という負の連鎖を「見えてたから触ってみた。触ってみたら使えた」という上昇ループに変えるため、考えた結果のリボンだとか。試しにずらりと並んだボタンの上にカーソルを持っていってみてください。それぞれの説明をちゃんと表示してくれる親切な機能もついています①。
しかもこのリボン、ユーザー設定もできます。リボンの上で右クリックし、[リボンのユーザー設定]をクリックしてみてください②。よく使うボタンを集めたタブを独自に作ることも可能になっています。

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改めてショッキングなこと
2つ目は新しいOfficeで作った書類が2003以前のOfficeでは開けない!という事実

拡張子が違うためにおきている事象ですが、事務所内でバージョン違いのOfficeを利用している場合や、メールで送られてきた書類が・・・と困る場面は多々。wordで比較すると、word2003までは「.doc」だった拡張子が、2007以降「.docx」になっていて、.doc形式は、word2007以降も読み込むことができますが、逆ができません。

リーガル社内では、各バージョン入り乱れて使用されているので、日々の業務で主に新しいOfficeを利用している須之内は、保存の際にひと手間かけて、あとでoffice2003や2000でも開けるようにしています。例えばword2013なら、[ファイル]-[名前をつけて保存]で保存する場所をを指定して、ファイルの種類を「word97-2003文書(*.doc)」を選んでから[保存]です。これで、どのバージョンでも開けるword書類の出来上がり!これぞ「お・も・い・や・り」♪(リーガルではみんなやっていることなのですけどね。)

これからPCの入替!でも今使っているPC(xp・Office2003)も置いておく!っていう場合は参考にしていただけると嬉しいです。

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リーガルはこれからも「お・も・い・や・り」を持ったバージョンアップや対応を頑張ります!


2013年10月21日 (月)

Windows8のスタートボタン

こんにちは。システムサポート部の柏村です。

2014年4月9日にWindowsXPのサポートが終了することに伴い、最近は問い合わせのなかでも弊社のソフトが入っているPCの入替に関するものや、入替後の使い方に関するものが増えてきています。そういったお問い合わせの中でも特に気になるのが去年リリースされたWindows8の操作に関するものです。

私自身もはじめて実際の画面を触ったときは、スタートボタンがないことやシャットダウンの仕方がわからないことにかなり戸惑ってしまいました。そこで、今回はWindows8の導入にあたり最低限覚えておかないといけない操作をご紹介したいと思います。

まずはシャットダウンの方法についてですがいくつか方法があります。

1.画面右下のあたりにマウスポインターを持っていくと「チャームバー」と呼ばれるものが表示されます。(キーボードの「Windows」キーと「C」を押すことでも「チャームバー」を表示できます。)その中の「設定」をクリックすると「電源」ボタンが出てくるのでそこからシャットダウンができます。

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2.デスクトップ画面でキーボードの「Alt」と「F4」を同時に押すとシャットダウン用のメニューが表示されるのでそこからシャットダウンすることもできます。

次にスタートボタンについてですが、Windows8にはスタートボタンがありません。

現在Windowsストアでダウンロード可能なWindows8.1にアップグレードすればスタートボタンが再び利用可能になりましたが、従前のような使い方が想定されておらず上記の写真のようなスタート画面を表示する機能しかありません。

Windows7までのようなスタートボタンを作るフリーソフトもあるようですが今回はそのご紹介はしません。スタートボタン相当のもの(WindowsXPやWindows7ほどメニューは多くありませんが)はタスクバーの左隅で右クリックもしくはキーボードの「Windows」キーを押しながら「X」を押すとメニューがたくさん出てきます。「コントロールパネル」や「タスクマネージャ」もこの方法で出すことができます。

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また、Windows8のPCは起動直後は上記のスタート画面になります。スタート画面とデスクトップ画面相互間の移動は、「Windows」キーを押すことで可能です。

最後に覚えておくと便利なショートカットキーについてまとめると以下の通りです。
・「Windows」キー +「D」
 →デスクトップ画面を表示させる
・「Windows」キー +「X」
 →タスクバーの左角に「コントロールパネル」などいろいろなメニューを表示
・「Windows」キー +「C」
 →チャームバーを表示させる
・「Windows」キー +「F」
 →各種検索ができる

などがあります。
他にも覚えておきたいことはたくさんありますが、私自身ももっと触って慣れていきたいと思います。

2013年9月 2日 (月)

7か8かそれが問題だ

こんにちは、システムサポート部の友近です。

最近お客様から相談を受けることが多くなりました。

先生:「Windows XPはもう使えないの?」

私:「使えないことはありませんが、製造元のマイクロソフトが来年度からサポートしないと明言しました。ですからそれ以降にセキュリティ上の大問題が見つかっても修正は一切されなくなります。サポートが切れたシステムを使い続けるのは危険ですね。それ以前にXP搭載パソコンは古くなってきた物が多くて、処理が遅かったりガタが来ていたりする頃ですね。本当に壊れてしまう前に交換した方が安くつくと思います」

先生もよく分かっていて「もうそろそろダメだよな」とか「遅くて困っていたんだよ」みたいなグチが出てきて、入れ替えは仕方がないというところまでは納得して頂けます。

で、次に来る質問は「Windowsは7が良いの8が良いの?」となります。リーガルの公式表明は「“権”等リーガルの製品はWindows 8に対応しているが、市販のソフトの中にはまだ対応していないものもある。だから事務所に最低1台はWindows VistaかWindows 7のPCがある方が好ましい。どちらかというと安定したWindows 7を勧める」というあたりになります。これはまったくこの通りなんですが、世間ではWindows 8がかなり不当に低評価なような気がします。私はかなり初期からWindows 8を使っているんですが、結構イイって感じてます。

Windows 8はタブレットなどに対応した新しい「モダンUI(メトロUI)」がウリなんですが、まだまだこれから先のもので今まだ評価出来るものではありません。早い話 モダンUIでまだまだ仕事は出来ませんから。ではどこがイイんでしょうか?それはWindows本体がかなりダイエットされて軽くなったことなんです。Windowsの起動やサスペンドからの復旧も速くなってます。これはタブレットPC等は電池を長く保たせたいので、省電力だが非力なCPUを使うことが多く、そういう環境でもまともに動くように頑張ったんでしょう。こういう基本機能の充実は実に有り難いです。

でもスタートボタンが無くなったのは叩かれて当たり前で、まったく余計なことをしてくれたものです。でもそれを補完するフリーソフトがあります。インストールするとWindows 7を使うのと大差無い感じで使えます。

もちろん古くてサポートされなくなったソフトやドライバは結構あります。しかしどうせ何時かはバージョンアップするなり、使用を諦めたりしなくてはならないものです。少々先延ばししたからと言ってそれほど有り難いわけでもありません。回りの新しいソフトの中にポツンと古いソフトがあるとそれだけ使い勝手が異なったりして困る場合もあります。

こう考えるとWindows 8に移行してみるのも悪くはありません。本音を言うとリーガルとして実績のあるWindows 7の方が都合は良いんですけどね。


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宇和島市街から車で15分ほどにある薬師谷渓谷の一番奥にある滝(雪輪の滝)で遊ぶ兄弟。
http://www.uwajima.org/course/index5.html
本当に水のきれいな渓谷です。渓谷の入り口近くにはそうめん流しと温泉があります。



2013年7月22日 (月)

サクラサイト商法にご注意!

こんにちは、システムサポート部の三好です。

さて、つい最近「サクラサイト商法」で数百億円(!)をだまし取った詐欺グループが逮捕された事件がありました。「サクラサイト商法」とは、アイドルなどの有名人を装って出会い系サイトへ登録させ、メールの送受信にかかるポイントの料金を騙し取る詐欺のことです。

芸能人のマネージャーを装い「タレントが悩んでいる。同業者には相談しにくい」「癒しを求めている。しかし、メールや有名SNSサイトでのやり取りは仕事上できない、このサイトに登録して相談に乗ってほしい」と言い、有料出会い系サイト、有料SNSサイトに誘導します。メールの冒頭は無料で読めるが、全文を読むにはポイント=お金が必要で、相手とのやり取りの回数が増えるほどお金がかかるしくみです。そのために犯人は「相談にのってほしい」などと何度も繰り返し、メッセージをやり取りさせようとするというもの。

落ち着いて考えると「こんなものに騙されるわけがない!」と思ってしまいますが、相手も詐欺のプロなので巧妙な手口を使ってきます。例えばタレントのスケジュールを公式サイトで把握して「これからライブです」などと実際の活動に合わせたメールで信憑性を持たせたり、途中で怪しいと気づき、メールをやめようとすると「返事がないので寂しい」などと深刻なメールで返信を要求してくる。また、場合によっては「話を聞いてくれないと自殺するしかない」といった脅迫めいたメールを送ってくることもあるようです。

実際に騙される人はごく一握りだとは思いますが、その一握りに対して集中的にお金を巻き上げようとする。多くの被害者を広く浅く騙すのではなく、特定のターゲットから一点集中型でお金を巻き上げるというもの。

巧妙な手口と「劇場型」の展開により、被害者は一種の洗脳状態に陥り冷静な判断ができず、一度はまりこむとなかなか抜け出せなくなっているようですね。
相手の心の隙間につけこむ手口は感心すらしてしまいます。(感心しちゃマズイですが・・・)

TwitterなどのSNSでネット上とはいえ著名人と直接やり取りのできる時代。顔を会わすことなくメールやメッセージでの会話という成りすましやすい環境が整っているといえます。よい情報も悪い情報も際限なくもたらされるようになったネット社会ですので、情報の取り扱いには、これまで以上の注意を払い、安全・安心なネットライフが楽しめるようにしたいものです。

※参考 国民生活センター 「詐欺的“サクラサイト商法”トラブルについて」
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/sakurasite.html





2013年7月 1日 (月)

簡裁訴訟代理業務のひとつ

こんにちは。総務部の楠本です。

最近身近で交通事故がありましたので、少し調べてみたことを書いてみたいと思います。
皆さんもご存知の通り、交通事故には物損事故と人身事故の2種類があります。自動車事故の件数、死亡者数、負傷者数は近年減少の傾向にあるにも関わらず、事故の相談件数は毎年増え続けているようです。

警察庁交通事故発生状況統計
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001111241

特に物損事故の場合などは、当事者双方の主張が食い違ったり、相手が任意保険に加入していない、警察を呼ばなかったため事故証明を取っていないなど様々な状況により、もめることも多いようです。場合によっては保険会社間で賠償問題などの示談交渉が合意に至らず
訴訟に発展するケースも少なくはないということで、そうした場合には専ら弁護士の先生に依頼をするものだとばかり思っていたところ、平成14年の法改正により、損害請求額が140万以内であれば、司法書士の先生方も簡裁代理権を持たれて、訴訟活動や訴外における和解交渉をすることができるということを今回知りました。

事故がないに越したことはありませんが、毎日のように移動手段はほぼ車を利用しておりますので、いつ自分自身が加害者、被害者になるかわからないということを改めて認識すると共に、身近に相談できる司法書士の先生方がいらっしゃると思うと心強い限りです。

2013年6月24日 (月)

スパムメールとの戦い

こんにちは、システムサポート部の村上です。

皆さんはスパムメールをどのように処理されていらっしゃいますか?

先日、リーガルでは社内で使用しているメールサービスを変更しました。以前使用していたサービスでは、差出人や件名などでスパムメールかどうかを判断して削除が出来たのですが、今回契約したサービスでは、スパムだと判定したメールを全て削除してしまうか、件名にSPAMとマークする方式になりました。

さて、このスパムであるという判定ですが、何をもってそういう判定を行うのか、非常に興味があるところです。今回のメールサービスのシステムでは、「SpamAssassin」という判定プログラムが利用されています。

メールの件名や内容、成りすましかどうかなどを判断し、危険度をポイントで評価するものです。ところが、このスパムと判定するポイントの境目をどういう値にするのかがまた難しいんです。

あまり厳しくすると、通常メールにまでスパム判定がされてしまい、重要なメールを見逃しそうになったり、逆に緩くするとスパムメールがするっとすり抜けてしまいます。全くもって頭の痛いところです(-"-;)

結局、外部とのやり取りが多い部署では、重要なメールを見落としにくい設定にしてやり、逆にそういうことがない部署では設定を厳しくする、というようにメールの利用者によってポリシーを変えてやる工夫が必要でした。一般的なメールサービスでは、こういう細やかな設定は出来ませんので、結局はメールソフトでスパムメールを迷惑メールに振り分けたり、受信しないように設定を変更したりするしかないのが辛いところです。煩わしいスパムメールに頭を痛めなくて済むような、インターネットの世界が出来ればいいですね。

 

2013年6月10日 (月)

「パブリックコメント」について

こんにちは。システムサポート部の門岡です。

今年の3月11日に法制審議会の民法債権関係部会から民法改正中間試案が公表されました。4月からは、パブリックコメント(意見公募)が実施され、それを踏まえた民法改正要綱案がまとめられることになります。そこで、今回のブログでは、パブリックコメントについて、少しお話したいと思います。

パブリックコメントとは、広義では、行政機関が意思決定を行うに際して、広く国民の意見を聴取することを言いますが、狭義では、行政基準の制定に際して、一般国民の意見を聴取する意味で用いられています。つまり、行政が何かのルールなどを決めるときに、一方的に決めるのではなく、国民主権原理のもと、広く国民から様々な意見を聞いて、行政の意思形成過程に民意を反映させるものであります。

そもそも1997年12月3日に出された行政改革会議最終報告において、パブリックコメントの導入を図るべきとする提言がなされ、それを受けて1998年の中央省庁等改革基本法50条2項の中で、「政府は、政策形成に民意を反映し、並びにその過程の公正性及び透明性を確保するため、重要な政策の立案に当たり、その趣旨、内容その他必要な事項を公表し、専門家、利害関係人その他広く国民の意見を求め、これを考慮してその決定を行う仕組みの活用及び整備を図るものとする」と規定されています。ここでは広義のパブリックコメントが念頭に置かれています。

他方、1998年の「規制緩和推進3か年計画」や1999年3月になされた閣議決定では、狭義のパブリックコメントが念頭に置かれています。その後、狭義のパブリックコメントに関しては、2005年の行政手続法の改正により、「意見公募手続等」として、法制化されました。行政手続法という行政作用に関する一般法において、パブリックコメントが法制化されたことは非常にインパクトがありました。行政過程に対する民衆参加は、時代の流れの中で必然的なものといえるでしょう。

民法は最も基本的な法律ですから、民法改正中間試案に対して、マスコミで大きく取り上げられ、広く国民を巻き込んで、大々的な議論がなされることを期待したいところです。

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※図は、総務省『パブリックコメント制度(意見公募手続制度)について』より抜粋



2013年4月 8日 (月)

プロボノ ≠?≒ ボランティア

気候もあたたかくなってきました。もう春ですね。
システムサポート部・須之内です。

みなさん「プロボノ」という言葉をご存知ですか? ラテン語の「Pro bono publico」が元になっているそうで、「公益善のために」を意味し、社会人が職業上持っている知識やスキルを活かして行っているボランティア活動のことを指すそうです。

原点は士業に携わる先生方が、社会的弱者を救済するために無償で始めた法的サービスです。専門家ではない一般の立場からすれば、どうやってその問題を解決するのか以前に、何が問題であるのかさえわからないことがあり、世の中には知らないがために不利益を被るようなことも多いため、その豊富な知識にもとづいた無償のサポートは社会にとって必要だなと感じました。

諸外国に比べて日本はボランティア活動者が少ないそうですが、そんな中で普段仕事を通じてお話しさせていただいている先生方が、その専門的ノウハウを仕事を超えた部分で率先して各方面に提供されていたのを知って嬉しくなりました。


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