登記・供託オンライン申請システムの次期システムへの変更について
まだまだ寒い日が続いてますが、皆さま体調など大丈夫でしょうか?
リーガルブログチームです。
本日は、ご存知の方も多いとは思いますが、平成28年3月22日(火)より、法務省の登記・供託オンライン申請システムが変更になりますので、ブログチームから注意点などお伝えさせて頂きます。
(http://www.touki-kyoutaku-net.moj.go.jp/kirikae/kirikae_gaiyou.html)
今回の新システムへの変更ではオンライン申請をするにあたり、外字については必ず「登記統一文字」を使用しなければいけなくなりました。
現状の登記・供託オンライン申請システムで外字を入力する場合は、外字をビットマップに変換して画像データとして送信していましたが、これからは登記統一文字での入力が必須となる為、今までオンライン申請で利用していた外字画像ファイル(ビットマップファイル)の運用が廃止されます(※ちなみに登記統一文字とは、法務省の「戸籍統一文字」を拡張したもので、登記の際に使われる異字体(誤字・俗字)、他国の漢字、符号・記号などが全て含まれた文字セットで、文字数は戸籍統一文字56,040字+登記固有文字12,027字の合計68,067字で構成されています。)。
実際の外字の運用についてですが、委任状や登記原因証明情報など添付書類を作成する際は今まで通り外字エディタに登録して外字を利用する形になり、オンライン申請データを作成する際は、外字エディタに登録されてある外字をそのまま使えないため、申請用総合ソフトから登記統一文字を検索して利用する必要があります。間違えた登記統一文字を選んでしまった場合は申請人の責任となってしまいますので、ご注意ください。
オンライン申請データの作成だけ考えますと、外字を作らなくても選択するだけでよくなりますので便利になりますが、一方で添付書類の作成などを考えますと悩ましいところですね。
ちなみに、リーガルの“権”では二度手間なくオンライン申請できるよう準備しています。ご期待ください。