ジョブズ氏と“かいけつ!オンライン”の○×そして△
こんにちは!開発部の乗松です。
10月5日にコンピュータ業界に大きな功績を遺した
スティーブ・ジョブズ氏が亡くなられました。
ジョブズ氏が送り出した多くの製品(Mac,iPod,iPhone,iPad等)は、
わがままが過ぎると言われる程、どうしても必要な機能以外を切り捨て、
一方で大胆な発想を取り入れ、とても洗練されたもので、
IT機器の方向性を常にリードされてきました。
話変わって、かいけつ!オンラインです。
これは、法務省オンライン申請システム(登記・供託オンライン申請システム
ではなく、電子公証や供託手続等を扱うシステム)を利用するPCの環境を検査、
診断し、問題があれば必要な対処を行うことで
法務省オンライン申請環境を整えるソフトウェアです。
もう4年も前の事になりますが、この開発において一番考えたことは、
“そもそも法務省オンライン申請の環境構築が難しいことが問題なのだから、
このソフトの使い方が難しいと意味がない”と思い、
ご利用いただいている方へできるだけわかりやすく現在の状況を提示し、
必要な操作も最低限のものとなるように考えました。
そこで、診断結果を、“○”と“×”、つまり“問題ない”か“問題がある”かを
明確に診断を行う事とし、×の場合の対処手順も自動的に組み立て、
見ていて極力楽しく自動実行するように心がけました。
と、ここまではジョブズ氏の方向性に近いと勝手に思っていましたが、
バージョンアップを重ねるうち、残念ながら、利用状況によっては、
○とも×ともいえないケースが出てくる羽目になり、
結果として“△”で“注意が必要です”という判定を下す局面がでてきました。
(注意が必要な項目は提示されます)
ジョブズ氏が△を見たら怒るかもしれませんが、
このような場合、ジョブズ氏ならどのように考えるのかな?
私もコンピュータ技術者の端くれとして、ジョブズ氏が示してくれた
コンピュータの在り方を少しでも具現化して提供できるように、日々精進です。
開発部:乗松