「駐車場の自動ゲート」について
こんにちは。イノベーション開発部の明です。
この前たまに行く百貨店で、ある地方の物産展フェアが催されたので行ってまいりました。
いつものように車を百貨店の駐車場に入れて、物産展で買い物を楽しみました。
その後、またいつも通り駐車券を事前精算して、車に乗って駐車場を出ようとするところで事件が起きました。
運転席側の窓を開けて、精算済みの駐車券を精算機に入れようとするところで、なんと駐車券の挿入もしてないにもかかわらず、出口ゲートのバーが自動的に開いてくれたんです。
えっ!?なんで?と一瞬戸惑いながらも非常にスムーズに駐車場を出ることができて少し感動してしまいました。
世の中がどんどん便利になっていくな~と感慨を覚えるうちに、仕事柄もあり、頭の中でゲートが自動的に開いた仕組みを整理してみました。
恐らくその仕組みはこのような感じになっているのではないかとイメージしてみました。。
全体的なシステムは「車のナンバーを認識するカメラ(入口と出口)」、「システムを管理するサーバー」、「サーバと連動しているゲート」で構成されているかと思います。
①駐車場に入る時には、カメラで車のナンバープレートを認識して、文字認識処理を行った上、駐車券と車ナンバーをセットでサーバーにデータ登録します。
②事前精算機で駐車券を精算すると、サーバーに登録された駐車券情報に紐づく車ナンバー情報が精算済み状態に更新されます。
③駐車場から出る時には、またカメラで車のナンバープレートを認識して、この車ナンバーの精算状態をサーバに照合して、精算済みの車であれば、自動的にゲートが開くという訳です。
整理してみれば、すごくシンプルで単純なシステムですが、実際利用する側からするとユーザビリティが大きく向上したように感じました。
特に雨の日や真夏など、窓を開けたくない時もありますので、事前精算さえ終わらせていれば、あとはスムーズに出庫できるので、大変便利だと思います。
このシステムの中で、一番のキーとなる技術はやはりナンバープレートを読み取って、自動で文字認識する処理ではないかと思います。
私も製品開発の中で、文字認識の難しさを経験しているので、これが今後人々の一般生活にどんどん浸透してくればすごく便利になるのではないかと驚き、感動しました。
弊社としてもお客様に「これはすごく便利」と驚きと感動を与えられるように日々精進していきたいと思います。