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2018年6月11日 (月)

Windows10のアップデートについて

こんにちは、CSサポート部の友近です。
最近Windows10のUpdateが大変だという声をよく頂きます。
その理由としましては
・アップデートに長時間かかることも多い
・アップデート後に何らかの対処が必須
・アップデートは完璧ではなく何らかの不具合があることもある
・稀にではあるがアップデートに失敗して起動しなくなることがある
・これだけ大騒ぎする割にアップデートで一見すると変わったところがあまりない
・アップデートを拒否出来ないようだ
・半年に一度というかなりの頻度でおこる
そんなところでしょうか。皆様の気持ちはよくわかります。まったく同感です。

しかし悪い事ばかりではないんですね。実質的にOSのインストールし直しになりますから、以前でよくあった「使っているうちにだんだん不調になることが多い」というような現象をある程度抑止できます。よくわからない不調がUpdateを契機に直るという事もあるでしょう。携帯やタブレットのアップデートと似たようなものを考えれば良いわけです。OSを完全に入れ直すのならセキュリティの面ではかなり安心です。

とは言えどうしてこんなに手間がかかるのでしょうか?それはWindowsがiOSやアンドロイドOSに比べて格段に複雑であること、過去との互換性を維持しつつ新しいデバイスやソフトに対応していること、があるでしょう。結局OS自体がDLLという小さな部品の集合体で、ソフトやドライバのインストールなどで入れ替えたりすることが一般的であることが「不調になりやすい」原因でありアップデートが大変な原因だと言えます。

じゃあ過去とのしがらみを切って今一番使いやすいものを再設計、という話になると過去のソフトはまったく使えなくなりWindowsを使い続ける意味が無くなってしまいます。結局歴史あるWindows(もう四半世紀も前からある)を今の水準で使いたいのなら、面倒でも作業が必要という事になります。

いっそアップデートを止めてしまえば?と言いたいところですが、アップーデートを止めると新しいハードやソフトに対応できなくなり問題が出てきます。
考えてみればWindowsユーザの大半はインターネットブラウザとメーラーとオフィスしか使っておらず、そういう多数を占めるライトユーザが半年に一度こんな作業を強いられるのは理不尽ではありますが、最近では、PCの販売台数は減りつつあり、ライトユーザーは携帯やタブレットに移りつつあります。学生や仕事でPCを必要とする人以外は、クラウド上にある無料のオフィスソフトで事足りる状況も多くなってくるのではないでしょうか?

とは言えまだまだ携帯やタブレットで文書を書くアプリを長時間使うのは困難で、司法書士の先生方の事務所からPCが無くなる未来はまだまだ先でしょう。将来AIやVR、音声認識などが仕事の道具として使われるようになるのは間違いないと思いますが、主役になるにはまだ時間がかかりそうです。昔は新しいものはPCから始まることが多かったのですが、これからは携帯やタブレット、またはゲーム機のようなものから、またはもっと別のデバイスからやって来るのかもしれないですね。

今のところ、半年に一度のWindows10のアップデートは回避できません。当面は、注意をしながら、出来るだけうまく付き合って行きましょう。

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