2021年8月23日 (月)

ネットとアプリでお手軽英語学習

こんにちは、イノベーション開発部の大西です。
唐突ですが、「ああ、若いうちにもっと英会話を勉強しておけばよかった。英語が全然聴き取れないし、話せない。」という個人的な思いが募り、そしてついに一念発起!平日の昼休みにNHKの「ラジオ英会話」や「ビジネス英語入門」、「実践ビジネス英語」の各番組を聴き始めたのが3年前でした。現在4年目に入ってなお継続中で、2021年4月から改めて「ラジオ英会話」と「ラジオビジネス英語」を毎週欠かさず聴いています。

私がもっとずっと若かったころは、「ラジオ英会話」等の語学番組を聴くためにはラジオの実機を用意しなければならず、また本放送を聞き逃してしまった場合、割と高額なCDを購入しなければその回の音声を聞くことができませんでした。というわけで、かつてはNHKのラジオ番組を聴いて英語学習を継続するためには、実は結構高いハードルがあったと言えるでしょう。

しかし現在では、PCやスマートフォンでインターネットに接続すれば、NHKのWebサイトらじる★らじる にアクセスして、現在放送中のラジオ番組を無料で聴くことができるようになりました。
またスマートフォン向けのNHKゴガクアプリをインストールすれば、本放送の翌週1週間分の番組内容を、自分の好きな時間にこちらも無料で聴くことができます。

技術の進歩とネットの普及によって、このように英語を学習するための環境は、現在では以前と比較にならないくらい身近でお手軽なものになりました。もちろんNHKの語学講座の放送以外にも、ポッドキャストや動画配信、また英語学習専用のアプリなど、好みやニーズに合わせて好きなものを選んで、個人のスマホで簡単に始めることができます。NHK語学番組での学習は、ネットで利用できるようになったとはいえ、昔ながらの「テキストを片手に、毎日決まった時間に番組を聴く」という学習スタイルは基本的に変わりありません。番組の放送時間に縛られることになる点は、他の学習方法と比較するとデメリットに感じるかも知れませんが、一方で学習を習慣化するという点では大変優れていると思います。

さて、このようにしてラジオ英会話の番組を聴き続けて3年以上経過しましたが、果たして自分の英語のスキルがどのくらいレベルアップしたのかというと、正直よく分かりません(笑)。確かに語彙が増えてリスニング能力も向上したという実感はありますが、業務や私生活において英語で会話する必要に迫られているわけではないので、やはり会話の実践という面では若干不足していると感じています。
しかし私が現在担当している業務はシステム開発やプログラミングであり、これ以上英語学習に時間をかけ過ぎると本業の方に支障が出ないとも限りません。おそらく今後は、システム開発に必要となる情報や知識が英語での動画コンテンツとして配信される割合がますます高くなってゆくと予想されますので、そういう意味ではリスニング能力の向上だけでも十分仕事で役立つとは期待しているのですが…
まあそもそも何かに強制されたわけではなく、私自身が個人的に始めた英語学習なので、半分実用・半分趣味というスタンスを維持しつつ、いつか自分が満足する時が来るまで続けていきたいと思います。

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2021年8月16日 (月)

法律の素晴らしさと奥深さについて

皆様こんにちは、マーケティング営業部の松中と申します。

夏本番で毎日暑い日々が続いておりますね!外出する際はマスクを着用しなければいけないため、営業で外回りをしている私には本当につらい時期が続きます。皆様も熱中症に十分ご注意して頂けたらと思います。

先日「こども六法」という書籍を購入しました。こちらはタイトル通り、子どもでも楽に読める内容ですが、大人でも結構読み応えのある内容となっております。収録している法律は刑法、刑事訴訟法、少年法、民法、民事訴訟法、日本国憲法、いじめ防止対策推進法と盛り沢山ですが、法律が苦手な人でもそれぞれの法律を子どもでも分かりやすい表現で解説しているのでとっつきやすいです。いじめ問題にも着目しており、深刻な社会問題にも一石を投じる内容でした。恥ずかしながら、いじめ防止対策推進法という法律を知らなかった私としてはこの子ども向けの書籍を読んで、法律について非常に色々と勉強になりましたし、いじめ問題について深く考えさえられました。筆者もあとがきで触れておりますが、いじめにあっている子が少しの法律知識があれば自分で自分の身を守れるかもしれません。苦しい思いをしてSOSを発信している子に対し、それを受けた大人が積極的に問題解決に動けるようにするといった社会にしていき、少しでも悲劇が起こらないようにしなければいけないと痛感しております。全体的に非常に分かりやすく、法律初学者の方が読んでもいいような書籍だと思います。自分の子どもにも読ませたいと思いました。

ところで日本は法治国家であって、ある行為を犯罪として処罰するためには予めそれに課させる刑罰を法令において規定しておかなかなればならないという原則があります。また行政機関が国民に対して行政活動を行う際にももちろん事前に法律でその根拠が規定されていなければならないという「法律の留保の原則」があります。そして裁判で下された判決において罪を犯した人は罰を受ける必要がありますし、その判決には「判例の拘束力」や「判例の既判力」、行政事件訴訟においては「判例の第三者効」という効力も発生します。ですのでそれ以後の判決に影響力を及ぼし、先に下された判例の内容に基づく必要があります。案件によっては裁判に関係のない第三者にも影響を与えるため、とてつもなく大きい効力、影響があるかと思います。ただいわゆる「司法権の限界」において裁判権の範囲は、例えば議院の内部事項に関する行為や国会や内閣の自由裁量行為、もっと身近な例で言うと学校の校則や家族内のルール等内部紛争、部分社会の法理に対して及ばないと言われています。

先日インターネットで調べ事をしている時にたまたま「判例変更」についての記事を見つけました。その内容としては去年11月の最高裁判決において、「地方議会議員に対する出席停止について司法審査が及ぶ」といった内容でした。先ほども触れたように地方議会議員で取り決めた内容は「部分社会の法理」にあたり、司法審査は及ばないという判例が1960年、実に60年前に出ており、以来そのルールに従ってきたものが、ある日突然ある裁判官の判決でルールが変わる、という事に驚きを感じました。これは法律改正にも相当するような非常に大きな出来事で、これを実行する裁判所は非常に大きな権力を持っているのでは?と純粋に素人ながら疑問に思ってしまいました。この辺りの判例の拘束力や判例変更といった内容は非常に奥深くて法律家によって様々な意見・見解があるかと思います。機会があれば是非先生方にお話を伺いたいと思った次第です。

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2021年8月 2日 (月)

「動線」を意識して作業効率アップ

こんにちは。総務部の大内です。
8月に入り夏本番となりましたが、皆様お盆休みの予定はお決まりでしょうか?お盆休みはまだですが、私は先日の連休に日本のスイスといわれる四国カルストに行ってきました。景色がきれいで涼しく、気分がリフレッシュできましたので皆様にも写真でお裾分けします!

最近、以前よりも「動線」を意識するようになりました。きっかけは家族に頼まれてキッチン下の引き出し収納を片付けたことでした。片付けをしたのは鍋やフライパンをしまっていた引き出しで、我が家は鍋が多めなので引き出しの中がかなり窮屈でした。たくさんの鍋をサイズ順に重ねて収納してあったため、鍋を使うには、引き出しを開け、上の鍋を持ち上げ、目当ての鍋を取り、上にあった鍋を戻し、引き出しを閉め……という手順が毎回生じており、料理にたどり着くまでの手数が意外と多く感じました。そこで、鍋を横に寝かせて重ねる収納ではなく、引き出しの中に仕切りを作って鍋を立てて並べる収納に変更したところ、引き出しの手前がよく使う鍋になるようにしました。これで引き出しを開けたらすぐに目当ての鍋を取り出して使えるようになり、使うつもりのない鍋を触る必要がなくなったので、以前よりも衛生的です。

この片付けをして以来、会社の自分の机や引き出し、デスクトップのショートカットなどを、より自分の動線に沿って使いやすく・ムダなく・わかりやすい配置にできないかと考えるようになりました。机よりも右側の通路を通ることが多いので右足のまわりにはものを置かない、パソコン本体が左側にあるからZoomミーティングが始めやすいようにイヤホンは左側にしまう、電話対応中によくみるマニュアルは引き出しではなく机上のファイルボックスへ、頻繁にご案内する"権"の新着情報ページはブラウザにピン留めをする……などなど。一つ一つは小さな事柄ですが、これらの積み重ねにより生活や仕事中のちょっとしたストレスや手間が減らしていけそうです。

動線を意識するようになってもう一つ自分の中で変化したのが電話対応です。
お問い合わせの多い「電子認証キット」のご案内をする際、以前は複雑な状況であればあるほど私が自分で説明しやすい順序でご案内してしまうことがあったのですが、今はお客様の動線を意識したご案内をするように心がけています。お客様の動線を意識することにより、設定確認などの二度手間を減らすことができ、結果的に対応時間を短縮できて、お客様も問題を早く解決できそう&私もほかの業務に使える時間が増えそうです。

また、私個人の話ではありませんが、総務部では最近、商品やカタログなどの在庫、書類などの保管場所の大幅なレイアウト変更を行いました。出荷作業場所の近くに商品在庫を置き、普段取り出さない契約書や請求書の在庫は別の部屋へ、古くてもう使わないマニュアルなどは倉庫へ移すことでスペースにゆとりのあるレイアウトに生まれ変わりました。また動線を意識した変更を行ったことで仕事がしやすくなり、余裕を持たせた配置にしたことで在庫も見やすくなりました。
更に以前は休憩スペースも在庫や書類に囲まれてすこし窮屈な雰囲気だったのですが、古いマニュアルたちが撤去されたことで以前より広くなったため落ち着いて休憩できるようになり、「動線」にありがたみを感じつつ紅茶をいただくちょっと優雅な昼休みを過ごせるようになりました(笑)ちなみに夏の暑さストレスには、冷たくて香りも良いアイスティーをオススメします♪
水分補給はお水やスポーツドリンクなどで、熱中症には十二分に気を付けてお過ごしください!

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2021年7月26日 (月)

PPAPについて

こんにちは、イノベーション開発部の万場です。
皆様、PPAPという言葉は聞いたことがありますか?
数年前に流行した芸人さんの楽曲が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

今回お話するPPAPは電子メールにファイルを添付する際に「パスワード付きzipを送信」、「パスワードを送信」の2回に分けて送信するセキュリティ手法です。昔から存在する簡単な手法のため「使ったことがある」、「以前は使っていた」という方が多い手法かと思います。

本当かどうかは分かりませんがWikipediaによると楽曲のPPAPという響きが「プロトコルっぽい」という理由から、
P:「パスワード付きZIPファイルを送ります」
P:「パスワードを送ります」
A:「暗号化」
P:「プロトコル」
の頭文字から日本情報経済社会推進協会によってPPAPと名付けられたそうです。

しかしこの手法では暗号化されていない電子メールを使用し、同一の経路でファイルとパスワードが送信される事になるため、盗聴リスク等が高く情報セキュリティとしてはあまり意味がないものとして問題視され、近年では見直しの動きもあるようです。
このようなリスクへの対処として、例えば弊社システム「電子認証キット(電子認証システム)」の暗号化機能では公開鍵暗号方式と呼ばれる方式を利用する事ができます。
公開鍵暗号方式では公開鍵(暗号化する鍵)と秘密鍵(暗号化を解く鍵)を別にする事で、相手に渡すのは公開鍵のみとなり、盗聴のリスクを格段に減らす事ができます。
また、暗号化の機能として複数の公開鍵を使用することができ、宛先に指定した複数の相手がそれぞれの秘密鍵でファイルを開くことができます。

PPAPと比べて少し手間となりますが重要情報を扱う場合にはより安全性を重視した運用を心がけることで、より安心してご利用いただけるかと思います。

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2021年7月19日 (月)

スーパーで感じたDX(デジタルトランスフォーメーション)

こんにちは。マーケティング営業部の早瀬です。
先日、用事で遠出したついでに立ち寄ったスーパーで面白いレジシステムを導入しておりました。
私が普段買い物に行く近所のスーパーでは有人レジとセルフレジの2種類があり、僅かでも待ち時間が少ない事を期待してセルフレジの方へ良く並んで買い物をしています。
先日立ち寄ったスーパーでは買い物カートと一緒にスマホの様な端末がずらりと並んでいる事に気が付き案内を見ると、貸出の端末を使うとレジに並ばないで買い物ができるとの事。レジ待ち嫌い(好きな人はいないと思いますが)の私がさっそく端末を手に取り買い物を始めたのは言うまでもありません。
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、使い方は、商品をカートに入れる毎に貸出端末のカメラで商品バーコードを読み取っていき、買い物終了後に専用精算機で清算し、最後にサッカー台で袋詰めをする流れで、セルレジの進化系のような感じです。
買い物中は貸出端末画面で買い物リストと現在金額をすぐに確認できるので、頼まれた商品の買い忘れや予算オーバーも防げて便利です。
清算時はセルフレジの様に重量を気にしてあたふたと商品バーコードを読み取らせる事はありませんし、後ろに並んでいる人からのプレッシャーを感じる事もありません。貸出機のバーコードを読み込ませるだけですぐに精算ができてとてもスマートでした。
最後の袋詰めがいつもと同じなのが少々残念なポイントですが、盗難防止対策が進めばもしかしたらマイバックへ商品を入れながら買い物ができる日がもくるかもしれないと感じました。
混雑時に貸出機がなくなっても自分のスマホへアプリを入れれば貸出機と同様に使えるようなので、近所のスーパーに導入されれば利用したいと思います。
身近なところだけでなく、法曹業界でもDX(デジタルトランスフォーメーション)が進められてます。デジタル化による社会の劇的な変化はあらゆる分野で続いていくと思われますので、取り残されることがないようしっかりとついていきたいと感じる今日この頃です。

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※DX(デジタルトランスフォーメーション)=企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

2021年7月12日 (月)

入身転換(いりみてんかん)

こんにちは、CSサポート部の矢野です。
タイトルの「入身転換」とは合気道の体捌きのことです。「合気道」とは、植芝盛平先生が創設した比較的新しい日本の武道です。強弱勝敗を争わず、試合もありません。腕力に頼らない、体捌き、呼吸を重視しており、剣術を基盤とする武道です。傍目から見ると、約束ごとをやってるだけのように見えますが違います。こればかりは体験しないとわからないのですが奥が深くてめちゃくちゃ面白いです。
また、腕力を使わない、気合(大声)を出さないなど体育会的な要素が少ないので門人に女性が多いのも特徴です。ちなみに私の先生も女性で小柄でしたがよくすっ飛ばされました(脳震盪起こしかけたことも数回・・・)。
さて、タイトル「入身転換」とは合気道の基本的な動きであり極意だと思います。かなり大雑把に説明します。
「入身」と「転換」の2つの動きが連続した体捌きのことです。
「入身」とは、相手の懐や裏に入り、中心を取る、相手と一体化すること。
「転換」とは、方向を変えること。入身で一体化した相手を自分の中に取り込むこと。ただ体だけではなく気持ちも一体化すること。
なかなか文章で伝えるのは難しいのですが、あまり的外れでもないかと思います。また、「体だけでなく、気持ちまで一体化するって無理でしょ!」って思われるかもしれませんが、確かに未熟な私では無理ですね。一朝一夕にはできないです。「入身」なんてできたら達人です。相手の裏を取る、中心を取るだけで既に「勝ち」ですから。
なので、未熟者は、お稽古ではそれを意識して、淡々と繰り返して、研究して試行錯誤しています(転勤してからはコロナ禍の影響もありお稽古できずストレスフルです)。
コロナ禍では、対面での意思疎通が難しく、色々と歪みが出て、なかなか息苦しさを感じます。他人の懐に入っていくことも、気持ちを一体化することも、物理的にも気持ち的にも難しい状況だと感じます。
合気道も仕事も家庭も相手があって成り立つものなので、相手の状況を理解して、自分の考えを言葉として発信して、方向性を合わせる努力がコロナ前と比較するとより必要なのかなと思います(自制の意味を込めて)。
自分自身もイライラすることが多くなっているので、過去のブログ「キラーストレス」でご紹介した「笑い」の稽古と「呼吸法」をルーチンワークとして毎朝始めようと思います。
コロナが一日も早く終息して、みんなが一体化してつなぎ目のないボーダレスな社会が来ること祈念して駄文を終わらせていただきます。

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2021年7月 5日 (月)

裁判手続のIT化について

こんにちは、イノベーション開発部の門岡です。
今回は、「裁判手続のIT化」についてお話ししたいと思います。
裁判手続のIT化につきましては、2021年2月19日に法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会により、「民事訴訟法(IT化関係)等の改正に関する中間試案」が取りまとめられました。
中間試案では、訴状などの書類データのオンライン提出や、訴状や判決文といった記録を電子データで一元管理すること等が提言されています。
中間試案については、パブリック・コメント(2021年5月7日まで実施)の手続きを経た後、さらに民事訴訟法(IT化関係)部会で審議され、2022年には民事訴訟法の改正案が取りまとめられる見込みです。
裁判手続のIT化については、これまで「3つのe」と「3つのフェーズ」に整理され、議論されてきました。
まず 「3つのe」の内容としては、①訴状等の書面や証拠をオンラインで提出すること等(e提出)、②訴訟記録をオンラインで確認し、期日を管理すること(e事件管理)、③オンライン上で口頭弁論期日等を開催すること(e法廷)、が挙げられます。
次に 「3つのフェーズ」(3つのプロセス)としては、①現行法の元でのウェブ会議・テレビ会議などの運用(フェーズ1→e法廷)、②新法に基づく弁論・争点整理等の運用(フェーズ2→e法廷)、③オンラインでの申立て等の運用(フェーズ3→e提出・e事件管理)が挙げられます。

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 ※法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会第1回会議の参考資料から引用


裁判手続のIT化の本丸は、フェーズ3、すなわち3番目のプロセスに挙げられているe提出とe事件管理になります。
日本においても、あと数年するとオンラインによる訴状の提出などがスタートしそうですので、今後の民事訴訟法(IT化関係)部会での議論が楽しみです。

2021年6月28日 (月)

特別あて所配達郵便

皆様 雨の多いこの時期どうお過ごしでしょうか?
マーケティング営業部の冨吉です。
私は雨を楽しむ余裕のない、せわしない時間を過ごしてしまっているので心に余裕を持てるようにならなければと思う今日この頃です。
さて身近な新しいサービスが今月より始まったようです。
日本郵便は今月の6月21日から来年2022年6月20日の試行期間中に特別あて所配達郵便 (受取人の住所または居所が記載され、かつ受取人の氏名が記載されていない郵便物をその住所または居所に届ける新たな特殊取扱)の試行を開始しました。
簡単に言えば特別あて所配達郵便とは、住所がわかっていれば名前が書かれていなくても郵便を届けられるサービスです。
これまでの郵便物は相手の名前が記載されていないものは差出人に返送されていましたが年間1千通以上の発送などの条件をクリアし、通常の郵送料金に別途「特別あて所配達郵便」の費用200円を追加することで、相手の名前を記載していない郵便物も指定の住所へ届けられるようになります。
通数や金額で一般の方にはハードルが高いサービスとなっているようですね。
一部の企業などにメリットはあったとしても 詐欺などの特殊犯罪に利用されるのではないかなど、デメリットが気になってしまいます。

もともと2020年に武田総務大臣が日本郵便に、郵便局がNHK受信料徴収のために新たなサービスを導入するように指示したことが、
この「宛名」なし郵送サービスのきっかけらしいのですが、であれば試行期間だけ活用して延長なしで終わってしまうのではないかと勘繰ったりもしてしいます。
この新しい取り組みにおいては、できなかったものができるようになるため、いろいろな企業で活用を検討されていることでしょう。
ただ選択肢が増えるということは出し手より受け手の方々のリスクが増えることは間違いないように思います。
国民生活センターでは「基本的に身に覚えのないものが届いたら受け取らないようにしましょうと」注意を促しており
手紙だけではなく、身に覚えのない商品や代引きでの受け取りなど様々な詐欺事例があるようですので、変化を知り、自分たちを守るすべを身に着けておきたいものです。

せっかくなので特別あて所配達郵便の利用条件をまとめておきます。
特別あて所配達郵便の利用条件
(1)受取人の氏名が記載されていないこと。
(2)対象となる郵便物は、定形郵便物または通常葉書。
(3)差出予定局に年間1,000通以上差し出す旨などを申し出た上で、その郵便局に内訳票を添えて、差し出すものであること。
(4)料金後納。
(5)郵便局留置の表示をしない。
(6)外装に表示する必要がある内容。
• 「転送不要」の文字その他転送を要しない旨の文字
• カスタマーバーコード
• 差出人の氏名および住所または居所
• 受取人の氏名を記載していない郵便物である旨の表示
• 郵便物の内容品に関する問い合わせ先(差出人のコールセンターの電話番号等)
• 「特別あて所配達」の文字。
料金は200円
【参考】定形郵便物(25g以内)1通を、特別あて所配達郵便として差し出す場合は、84円(定形郵便物の料金)+200円(特別あて所配達郵便料)=284円。
試行期間 2021 年 6 月 21 日(月)~2022 年 6 月 20 日(月)
以上
こういった新しい取り組みは利用の仕方により様々な影響が考えられるため、身近に起こっている変化を知り、それに備えることが大切だなと感じたので、
郵便サービスを例にして記事にしてみました。
ご興味のある方はこちらの日本郵便ホームページをご覧ください。

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2021年6月21日 (月)

漫画でひきこもり生活

こんにちは。総務部の眞鍋です。
最近はひきこもり習慣がすっかり身についてきている方もいらっしゃるかと思いますが、皆様はおうち時間をどう過ごされていますか?私はひきこもるのが苦痛ではないので、お休みの日はゆっくり寝たり、ゲームをしたり、漫画を読んだり結構楽しんでいます。特に漫画は以前よりも電子書籍をよく利用するようになりました。スマホやタブレットがあれば手軽に読めるのでいいですね。
電子書籍サービスが開始し始めた当初は、通常の紙の本を購入するのと同じ買い切りタイプが中心でした。私もこのタイプから始めたのですが、当初に比べると今は形態がいろいろあって自分にあったものを選べるようになったので便利になったと思います。
ちなみに主な形態として以下のようなものがあります。
①都度購入(買い切り)…商品を購入する都度、決済する方法。1冊まるごとだったり、サイトによっては読みたいところを1話のみ購入できたりもします。
②自動継続課金型月額ポイント購入(買い切り)…月ごとに一定のポイントを自動継続で購入し、そのポイントで電子書籍を購入する方法。ポイントが足りなくなったら追加購入もできます。
③時限制レンタル…時間制限付きで電子書籍が閲覧できる方法。ストリーミング形式で時間が過ぎると返却(閲覧終了)となります。
④定額読み放題…一定の読み放題プランを自動継続で購入することにより、指定された電子書籍が読み放題になります。
⑤期間限定無料…ある一定期間無料で電子書籍が読めます。
⑥条件無料…ある一定の条件を満たす場合無料で読める方法。よくあるのは「毎日無料」とうたって、23時間経過すると1話無料になるタイプです。
①②のような買い切りタイプのものは、最初の何ページかはお試しで読めて購入するかどうか決めることができます。反対に、⑤期間限定無料や⑥毎日無料のものなどは、話の途中の何話目かまでが無料で、続きは有料だったりします。(たまに全話無料のものもあります。)続きが気になるものは結局お金を出す羽目に…(笑)
昔は漫画の単行本は今のようにビニールがかかっていなかったので、(結構昔の話ですね…)書店で内容を知らないけれど表紙でびびっとくる本があれば、少しだけ中身を確認し、自分の好みに合いそうだったら購入、ということができました。しかし、中身がまったくわからない状況ではひと思いに購入し読んでみたものの予想と違うと感じることも増え、自分好みの面白い本に偶然出会うことも減ってしまったように思いました。それが今は、電子書籍で無料のところを読んで購入するか判断できるので、たくさんの中からお気に入りを見つけることができます。
電子書籍を読んでなかったら出会わなかっただろうなという本もあり、お気に入りすぎて電子書籍でも購入しているのに紙の本で1巻から揃えたり・・・。気軽に読む電子版と大事に持っておく紙の本とを使い分けるようになりました。こうしてなんだかんだいっても紙の本が増えていっています(笑)

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2021年6月14日 (月)

位置情報共有アプリについて

こんにちは。イノベーション開発部の明です。
最近は若者、とりわけ10代の高校生の間で位置情報共有アプリが流行っているようです。
他人と24時間お互いの位置情報を共有することなんてオジサンの私では信じられないという思い自体がすでに古いかもしれませんのでこのアプリについて少し調べてみました。
位置情報共有アプリでできること:
・友達が今どこにいて、そこにどれぐらい滞在したかがわかる
・友達のスマホのバッテリー残量がわかる
・友達と一緒にいることを共通の友達にアピールできる
・友達の移動中の状況がわかる
・友達の現在地まで道案内してもらえる
・友達が海外に出かけたことが知らされる
・友達と絵文字(スタンプ)を使ってコミュニケーションが取れる
・集まっている友達同士でグループチャットができる
・必要に応じて自分の居場所を公開しないような設定ができる

以上のようにすごく多機能で、かゆいところに手が届くとでも言いましょうか。。。大事な家族や気心が知れた親友同士であれば、非常に盛り上がるようなアプリのように感じました。
その反面、できることが多すぎるため、知らない人に悪用されたらとんでもない事件に発展してもおかしくないような気がしましたが、最後のプライバシー設定ができることを見て、やっと気持ちを落ち着かせることができました。
別に悪いことはしておりませんが、個人的な感覚では四六時中自分の行動パターンをさらけ出すのは恐怖でしかありません。10代の若者がプライバシーよりも繋がりたい、友達の動向が気になるのは素直に羨ましい限りです。
このアプリほどの高機能ではありませんが、iOSの「探す」アプリがすごくシンプルで、
基本的には家族間でしか利用されないこともあり、子どもの見守りや、落としたスマホを探すには十二分かと思います。
また、探す対象のスマホがインターネットに繋がってなくても、近くにiOS端末が通りすがるだけでも、Bluetooth機能でそのiOS端末を介在して、自分の居場所を共有することができるのは革新的で、位置情報アプリと比べると自分は「探す」の方が安心して利用できるかなと思いました。
また、コロナ禍の中で、なかなか外出できないこともあり、それ故に友達と繋がりたい気持ちとプライバシー保護のトレードオフではないかと思いました。

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