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2023年12月11日 (月)

時代に逆行してドットプリンタの魅力を語ってみる

こんにちは。マーケティング営業部の古窪です。今回のブログを書くにあたり、
これまでのブログを見直してみました。最近はAIなど新しいコンピューターの技術や、法改正にともない世の中が変わっていくことなど、未来を感じるワクワクした記事が多い印象です。そして、過去のブログを見ながらあまのじゃくな私は思ったのです。「逆行して古いことを書こう!」と。その古いものが私の中では「ドットプリンタ」でした。

私は特技もないですし、何かに秀でた才能もないのですが、「日本で1番ドットプリンタを取り扱った女性」であると、自信を持っています。

最近は、物件印字を自社で行う金融機関も増えましたし、先生方のお仕事の幅も広くなり、ドットプリンタをお持ちでない先生方も多くなりました。レーザープリンターやインクジェットに比べるとサイズや印刷時の音も大きく、高速印刷もできないため、ドットプリンタはかなり曲者です。実際、ご自宅を事務所とされている先生から「夜遅くはご近所に音の影響があって、ドットプリンタでは印刷できない」とお話を聞いたり、昔は今よりももっと重かったため、設置等で腰を痛めてしまうことは「あるある」でした。そんな、取り扱いに注意が多いドットプリンタなのですが、私は結構好きで、今回のブログでほんの少し熱く語らせていただければと思います。

なぜ私がドットプリンタが好きなのか?
それは、「長く使える」から。あくまで私のですが、今までの経験上、ドットプリンタを新品で購入した場合10年は使えると思っています。上手くいけば15年くらい使えるかもしれません。印刷の技術としてもプリンタの構造としてもシンプルで、とても壊れにくく、トラブルが少ないのも魅力に感じるところです。これが例えば、先生の事務所にもある複合機。「複合機が10年使えるか…」と考えたとき、やはりそれは難しく、5~6年を境に不調が出てきて、買い替えまたは修理という感じではないでしょうか。もちろん、複合機は印刷以外にもスキャンやFAXができますし、そもそもの使用頻度が高いため、比べる対象としてちょっと違うと言えば、違いますけど…笑。「ドットプリンタ=高い」とよく言われますが、購入金額を10年で割ると、そんなに高く思わないですよね。

そして、もう1つ魅力なのは、「厚紙でも薄紙でも安心して印刷できる」ところ。複合機やレーザープリンターでも、往復はがき程度の厚さは印刷してくれますが、司法書士の先生方がお使いになる不動産権利情報の表紙や封筒の「レザック紙」。これを安心して印刷できるのはドットプリンタしかありません!登記完了後のお客様に「不動産権利情報を大切に保管して欲しい」からこそ、凹凸のあるレザック紙を表紙にしてお渡ししてるんだろうな…と、先生方の思いも併せて想像すると、その思いを叶えてくれるドットプリンタがなんだか愛おしく感じてくるとか、こないとか…。また、今では全くお目にかからなくなった、和紙のような裏面が毛羽だった、薄い紙も余裕で印刷できます。「なんでも印刷できちゃう」と言いたくなるプリンタは、ドットプリンタだけだと思います。

Dot_printer



…ちょっと、熱く語りすぎました。「日本で1番ドットプリンタを取り扱った女性」の一意見ではありますが、ドットプリンタのよさが改めて伝わったでしょうか。

DX化によって、これからより一層オンライン化が進めば、あらゆるものが電子化され、印刷がいらない世界になるのでしょう。ドットプリンタは「聞いたことはあるけど、実物を見たことないです」という時代もきっともうすぐ。ドットプリンタ好きの私には、ちょっと切ない未来です。
そうは言っても、リーガルはこれからも、先生方のお仕事の1歩先の未来を照らせるようなソフト開発に努めて参ります。
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