リモートワークの余波?
こんにちは! I開発部の橋村です。
今回は仕事とまったく関係ない話なのですが・・・
実は私、和楽器(尺八)を嗜んでおりまして、師範免状も頂いていたりします。
そんな私が好きな音楽といえば、演者と観客がいないと始まらないわけですが、ここ数年、人が集まることに対してリスクが高いことから、いわゆる一般的なコンサートやライブの数は激減してしまいました。感染状況の変化によって中止や延期が余儀なくされたり、運良く開催できたとしても集客上限が会場定員の半分だったり、一定時間毎に換気のための休憩時間を取る必要があったりで、従前のスタイルで運営を行っても、なかなか採算が取れないようです。
そのため、会場での実開催の代わりに配信ライブ・中継ライブなどが盛んに行われるようになってきました。
実は楽曲の配信に関しては、カバー曲を配信する際の著作権に関する許諾であるとか、投げ銭サービスを利用した際の収入証明であるとか、色々面倒な点があるようです。しかし、それに応じたノウハウの蓄積や新しいサービスの登場などによって徐々に解決され、今となっては各地のライブハウスで、会場での実開催に合わせてオンラインの同時配信が当たり前のように行われるようになっています。
配信・運営側に対応して、演者側も、こぞって配信用機材・・・ミキサーやサウンドカードなどを購入し、YouTubeやFacebook、TwitCastingなどの配信サービス/投げ銭サービスを利用するようになりました。
こうなってくると、自宅で音源を作成(いわゆる宅録)する環境が一気に充実してくるわけです。
通常、アルバムを作成する際にはスタジオを借り切って、オペレータのキュー出しに従って演奏したり歌ったりして音源を作成していきます。もちろんリテイクは可能なのですが、スタジオをレンタルしている以上、どうやっても時間制限があり、1日、或いは数時間限りといった時間との闘いになります。
これが自宅で好きなときに演奏/録音できるようになると、時間制限から解放されますし、多重録音機材や低遅延・高音質のオンラインセッションサービスの登場で、場所的な制約も無くなりました。
結果、今ではコンピレーションアルバムの作成や、アルバムへのゲスト参加も、各アーティストが自宅に居ながらにしてこなせる状況となりました。
音楽をとりまく環境は、このようにほんとうにたった数年で大きく様変わりした印象があります。振り返ってみると、やはり契機となったのはリモートワークによって、一般にオンラインのビデオ会議システム・機材が普及した点にあったのかな、と思います。
機材や技術は十分に行き渡っていますので、アイデアや発想の転換によって、今後もまだまだ新しい取り組みが出てきそうな気配です。
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業界の方々の、従来のやり方からの創意工夫や新しい技術・機材を取り込んでサービスを再構築していくフットワークの軽さには脱帽です。
分野は違いますが、逆境に置かれても発想の柔軟さや進取の気風は、大いに見習っていきたいと思った次第です。