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2025年7月

2025年7月28日 (月)

WebアプリとUIライブラリ

こんにちは、イノベーション開発部の山根です。
今回は、Webアプリの「見た目」にまつわる、ちょっと裏側のお話をしてみようと思います。
普段アプリやWebサイトを使っていて、「このボタン、なんか見覚えあるな…」と思ったことはありませんか?
それ、もしかしたら"UIライブラリ"という道具が使われているからかもしれません。

UIライブラリとは
ひとことで言うと、「Webアプリの見た目を作るためのパーツセット」です。
ボタン、フォーム、メニュー、タブといったユーザーが操作する見た目の部分を、開発者が効率よく・きれいに作れるようにまとめられている便利ツールです。
イメージしやすいように料理で例えてみると…
・食材から全部自分で準備して作るのが 自作CSS
・カット済み食材を使うのが UIライブラリ
といった感じです。

メリット
UIライブラリには、開発者にとって嬉しいメリットがたくさんあります。
1. 開発スピードが上がる
ゼロからスタイルを作るのはなかなか骨が折れますが、ライブラリを使えば基本のデザインが整っているので、実装がサクサク進みます。
2. 見た目が整いやすい
デザインのガイドラインに沿って設計されているので、アプリ全体に一貫性が出て、プロっぽい仕上がりになります。
3. チーム開発と相性がいい
複数人で作業しても、同じパーツを使っていれば見た目にバラつきが出にくく、レビューや保守もスムーズになります。

よく使われているUIライブラリ
最近使われている主なUIライブラリをいくつか紹介します。
・Bootstrap
昔から定番のライブラリ。初心者にも扱いやすく、レスポンシブ対応も容易です。
・Tailwind CSS
ユーティリティファーストのCSSライブラリで、クラス名ベースでスタイルを指定します。UIコンポーネントは含まないですが自由度が高く、最近特に人気があります。
・Material UI(MUI)
Googleの「マテリアルデザイン」思想に基づいたUIライブラリ。Reactと相性がよく、業務系アプリでもよく使われています。

Webサイトやアプリの見た目が「なんとなく似てるな〜」と感じる理由には、こうしたUIライブラリの存在があります。
しかし、どんなに便利でも、それをどう使いこなすかは開発者の工夫やこだわり次第です。UIライブラリはあくまで"道具"であり、それだけで良い体験が生まれるわけではないからです。
私たちは、これからもUI/UXの質を高めることに努め、より快適に使っていただけるサービスを目指してまいります。

Yamane




2025年7月22日 (火)

夏とベースと汎用性

皆様、はじめまして。 マーケティング営業部の阪本です。
日々目の前のことをこなしていく内 、あっという間に夏を迎えてしまったなと。
酷暑、湿気、そして台風によって感じる今日この頃でございます。

そうはいっても、夏というのは悪いことだけではなく、
花火やBBQ、様々なイベントが多く開催される季節でもあるなとも思います。

ただ、個人的には音楽活動を元々行っていたこともあり、
夏といえば、FUJI ROCKやSUMMER SONICなど規模の大きい音楽フェスに出演する…とまではありませんでしたが、様々な音楽イベントに出演するといった印象もあります。

今回は夏…とは関係はありませんが、音楽活動を行っていた際に感じた話を以下に書いていこうかなと思います。

私自身のバンド活動も行っておりましたが、それとは別に企業やバンドから依頼されベースを弾くといったいわゆるサポートベース業を行っておりました。
サポートベース業を行っていた際も大学時代に買ったベースを使っておりました。

大学時代は、ベースを始めたばかりであるのと、お金もありませんでしたので、
初心者が購入するようなベースを買おうかと考えておりました。
しかし、一緒にいたベースの上手い友人が「初めにいいものを買っておいた方が良い」と何度も言うので、結局大学生で楽器初心者の身に余る値段の高いベースを購入しました。

当時を振り返ると、値段の上下による音の違いなどは分からないし、大学生のその時の「ノリ」というもので購入した側面は正直なところ強かったと思います。

しかし、練習をしていく内に音の違いというものが段々と分かってきた現在では、自分が購入したベースの音の領域が広く、かつどのような状況であっても対応できる楽器であるのかというのを実感しているので、あの時の決断は正解であったと思います。

様々なところでライブを行いましたが、毎回同じ機材、同じ環境で出来るわけではありませんので、異なる環境下で自分自身が出したい音を如何に出すかという状況でした。

その際に、音が詰まることなくバランスよく音を響かすためには、使用している機材にかなり左右されていきます。
そういったときにトラブルなく自然と適用することが出来るというのは、グレードの高いベースでなければ中々難しいところではあります。

分かるようになってからいいものを買うというのももちろん間違いではありませんが、その際にまた余分にお金がかかってしまったり、いいものを買わなかったが故に本当は十分な能力があるのに、自分自身が能力が発揮できていないと錯覚してしまうなどの弊害も考えられるなと思います。

この経験で、現在、必要としているものだけではなく、その先に何が必要になるのかを考えて「もの」を買うことの重要性について学びを得ることが出来たなと個人的には思います。

最後になりますが、弊社でも今後様々な汎用性の高い製品をご提供していくことはもちろんのこと、それをどのように使っていくのか、運用部分も含めて皆様にご提案できるように邁進していきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

Sakamoto_2




2025年7月14日 (月)

長い夏の熱中症のおはなし

Ozaki


こんにちは。総務部の尾崎です。

梅雨もあっという間に明けて、気づけば夏本番。朝、車に乗り込んだ瞬間からフロントガラス越しにじりじりと日差しを感じて、「あぁ、いよいよ本格的な夏が来たなぁ」と思う今日この頃です。
今からの時期、気を付けたいのは、「熱中症」ですね。車や電車での移動が中心の方も多いかと思いますが、この時期になると、外回りや立ち会いなどの業務に限らず、私たちの日常生活の中にも「熱中症」のリスクがじわじわと忍び寄ってきます。
実は昨年の夏、私自身が軽い熱中症になってしまいました。といっても、炎天下を歩いていたわけでも、スポーツをしていたわけでもありません。その日は仕事が休みで、自宅でのんびり過ごしており、電気代も気になっていた時期だったので、「窓を開けて扇風機をつけていれば平気か」と思ってエアコンをつけずに寝ておりました。
目が覚めると全身汗びっしょりで、頭は重く、吐き気も。「これはもしや・・・」と感じて、急いで水分補給をしてしばらく横になったのですが、なかなか体調が戻らず、「やっぱり熱中症だ・・・」と身をもって実感しました。
熱中症についてはニュースなどで注意喚起もされていて、自分でも“知識”としては持っていたはずなのに、「そんな簡単に熱中症にならないよね」そう思って油断していたのが原因だったと思います。あの日以来、私は“真夏の節電”はきっぱり諦め、電気代がちょっと上がったとしても、体調を崩すよりずっといいと思うようになりました。
今では私は室内でも温度や湿度に気を配るようになり、こまめな水分補給やエアコンの活用を心がけています。もちろん、外出するときは、ネッククーラーを活用するようにもなりました。
外回りをされる方も、事務所で働く方々も、炎天下では水を飲むように気を付けてはいても、室内になるとつい水を飲むのを忘れていたり、塩分を取ることも後回しにしてしまったりすることがあるかもしれません。ですが、熱中症は“誰にでも起こりうること”なので、ほんの少しの習慣で防げることも多いものです。業務中、水分補給忘れてないかな?と少しだけ体調を振り返る時間をもっていただけたらうれしいです。
ちなみに、今年は愛媛県でも熱中症対策の取り組みが広がっていて、県と大塚製薬、そしてセブン-イレブン・ファミリーマートの2社が連携し、コンビニ店頭での啓発活動が始まっています。店内のモニターで熱中症対策の動画が流れたり、スポーツドリンク売り場にPOPが掲示されたりと、買い物ついでに自然と意識できる工夫がされているそうです。こうした地域ぐるみの取り組みを見ると、「自分も気をつけよう」と背筋が伸びる気がします。
夏本番を迎えるこれからの時期、体調を崩さず元気に乗り切るためにも、熱中症対策は“仕事の一部”くらいの気持ちで取り組んでいきたいと思います。
みなさんもぜひ、少し早めの休憩や水分補給など、できることから取り入れてみてください。


2025年7月 7日 (月)

ネット証券の多要素認証から考える、パスワードとセキュリティ対策

こんにちは。イノベーション開発部の坂井です。いよいよ夏本番となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 先日ネット証券にログインしたところ、多要素認証の設定をお願いします、というお知らせがありました。しかも、設定しないと取引が制限されるとのことでした。取引ができなくなるのは困るのですぐに認証の設定を行いました。
 どうやら、いくつかのネット証券で不正ログイン・不正取引の騒ぎがあり、それを受けて多要素認証が必須化されたようです。不正ログインの一部はフィッシングによるものではないかといわれているようです。
 フィッシングとはメールやSMSを送り付け偽のウェブサイトに誘導し、アカウント情報などを入力させ盗む詐欺です。対策として、
・メッセージのフィルター機能を使う。
・メッセージ内のリンクを開かない。
・ブックマークなどを使用し、正規のウェブサイトにアクセスする。
・パスワードを使い回さない。
・パスワードマネージャーを使用する。
・OSやブラウザを最新の状態に保つ。
などなど、色々あるようです。セキュリティは多層防御が重要ですから、なるべく多くの対策をしたいところです。

 私も普段からブラウザのパスワードマネージャーは利用していたのですが、ブラウザに入力しないゲームのパスワードは紙に書いて引き出しに入れていました。コピー&ペーストができないので手で入力する必要があり大変でした。
 たまにしかパスワードを要求されないので長い間紙で保存していたのですが、思い立ってブラウザ以外のパスワードマネージャーを使ってみました。私が使ってみたものは
・クラウドで保存
・PC、スマホで利用できる
・マスターパスワードでアクセスできて、二段階認証も利用可能
・ブラウザの拡張機能でパスワードの閲覧も簡単
・テキストも保存できる
など、便利に使うことができました。
 パスワードマネージャーには色々な種類がありますが、それ自体の管理方法も含め運用の際には内容をご確認の上ご利用ください。

 ソフトウェア開発の際にはパスワードの取り扱い以外にも注意すべき点は多くありますが、細心の注意をして開発を行っています。皆様もパスワードの扱いにはご注意ください。

Sakai



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