「メタバース」について
こんにちは。イノベーション開発部の明です。
この1、2年はリーガルクラウドサービスの開発に携わっているため、いろんなパブリッククラウドや仮想技術に触れる機会がありまして、よく「メタバース」という単語を目にするようになりました。
皆様は「メタバース」という言葉をご存じでしょうか。
語源は英語の「超(meta)」と「巨大な空間(universe)」を組み合わせた造語で、インターネット上の様々な仮想空間の総称や、仮想空間自体の名称として主に英語圏で用いられるようになっているようです。日本では「仮想空間」や「バーチャル空間」の方がしっくりくるのでしょうか。ちなみに中国では「電脳世界」に訳されているようです。
「メタバース」はSF映画の恰好の舞台として様々な映画やアニメに登場しています。「マトリックス」内の‟マトリックス”、「サマーウォーズ」内の‟OZ(オズ)”、「レディープレイヤーワン」内の‟オアシス”が有名なところではないでしょうか。
現実世界ではまだ映画の中のような広大な「メタバース」が存在しないかと思いますが、「メタバース」の基礎となるVR(バーチャルリアル)、AR(アシストリアル)、MR(マージッドリアル)、XR(クロスリアル)などの技術が既にあなたの身近に点在しているかもしれません。
昨年、SNS大手のFacebookがメタバース実現に向けて本格的に動き出したのが記憶に新しいです。
ただ、技術的な壁以外に、プライバシーや法的な側面で解決しないといけない問題がまだまだ山ほど残っています。そのため、すぐさまメタバースの世の中になるとは思いませんが、スマートフォンの普及のように、近い将来に実現されることを大いに期待しています。
この2年間、新型コロナの影響で、世の中での仕事の仕方がガラッと変わったかと思います。テレワークが増え、非対面形式のやり取りがニューノーマルになりつつあります。
今後弊社が提供するクラウドサービスでもこういった変化に対応できるように、しっかり士業の先生方、補助者の方々をサポートしていければと思います。近い将来、クラウド上の仮想オフィス内で、先生方のアバターと依頼者様のアバターがリアルの世界と同じように自由にやり取りができるようになるかもしれません。