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2024年12月

2024年12月23日 (月)

パスワードに関するセキュリティのお話

こんにちは、CSサポート部の大内です。
皆様は、「パスワード」を忘れないように管理していますでしょうか。私は、ついついパスワードを忘れてしまい、よく「パスワードを忘れた方はこちら」からパスワードを再発行しています(汗)。
「大小英字、数字、記号といった全文字種を組み合わせて、8文字以上のパスワードにする」等、利用者の立場からすると困ってしまいますよね。ただ、このパスワードの桁数を長くすることは、パスワードを見破ろうとするハッカーに対して意外と有効で、簡単にできる対策になります。例えば、70種類の文字種を使ってパスワードを設定する場合、10字の場合と6字の場合は使用可能な文字列のパターンが70の4乗(24,010,000)倍、見破ることが困難になります。パスワードを総当たりで入力し不正アクセスを行うサイバー攻撃がありますが、「24,010,000倍」は、さすがのハッカーも苦労しそうです。

このお話は、直近の情報処理技術者試験に取り上げられていました。この試験の問題の中に「ペッパー」と「ソルト」に関する内容も含まれており、面白かったのでお話させてください。塩コショウ?料理でもするの?という感じですが、これもセキュリティを守る手法の一種になります。

パスワードは、システムへアクセスするために非常に重要なものです。このパスワードがシステム内に平文で保存されていると、ハッキングのリスクが高まるため、ハッシュ化(元に戻すのが非常に困難な暗号化)されたものをハッシュ値として保存します。

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例えば、次のような会員番号ごとにハッシュ値を保存したテーブルがあるとします。一見すると、元のパスワードを推定することはできそうにありません。

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ただし、よく見ると会員番号1と会員番号4のハッシュ値が同じものになっており、仮に会員番号1番のパスワードが流出し不正アクセスを受けた場合は、同時に会員番号4も不正アクセスされる可能性が高くなります。

ソルトとは、ハッシュ化される前のパスワードに付与する文字列を追加することを言います。例えば、同じパスワードに会員番号を加えてハッシュ化(例えば、banana7をbanana71にしてハッシュ化)すると次のようになります。

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これで会員番号1と4のハッシュ値が異なり、仮に会員番号1のパスワードが流出しても会員番号4のパスワードが推測されるリスクが少なくなりました。ただし、このソルトは、会員ごとに異なる番号を付与する特性上、ハッシュ値と同じ場所、テーブルで管理されていることが多いです。
そのため、ハッシュ値を格納しているテーブルが漏洩してしまった場合は、ソルトも一緒に漏洩してしまうため、せっかくソルトを利用しても、パスワードが推測される可能性が高くなります。
ペッパーは、よりセキュアな場所に格納されている共通の文字列です。シークレットソルトとも呼ばれます。
会員番号ごとに違う文字列の「ソルト」と、ハッシュ値が保存されている場所とは別の安全な領域に格納されている共通文字列の「ペッパー」を組み合わせ、パスワードに加えハッシュ化することで、よりセキュリティを強化することができます。
今回、普段、何気なく聞く「パスワード」や「ハッシュ化」について、さらにセキュリティを強化する方法についてお話しました。こういったセキュリティ技術にも興味を向け、より高いサポートを皆様にご提供できればなと思います。


2024年12月16日 (月)

“権”の便利機能5選

こんにちは。マーケティング営業部の矢幡です。
気付けば今年も残り数日ですね。つい先日、正月を過ごした気が…(汗)。
年末が近づくにつれ、年内に登記を上げて欲しい、年内に決済をしたい、或いは年内にお金を支払いたいなど、「年内中に〇〇したい」と依頼も増え忙しくなる時期ですね。また、年明けになると所属会に業務報告書を提出したり何かと大変ですよね。
そこで、今回は以外と知られていなかった“権”の便利機能5選を簡単にご紹介します。忙しい年末年始の業務に少しでもお役に立てたらと思います!

その1 【スマート入金照合】
“権”の請求データに対し入金処理をする際に、インターネットバンキングからダウンロードした入出金データと“権”の請求書の自動照合を行うことにより、入金処理を一括して行うことができる機能です。

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その2 【業務報告資料の作成】
年に一度どのような依頼・事件を受任したかを所属会に提出する業務報告書を、“権”の事件データから簡単に作成する事ができる機能です。

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その3 【事件簿の作成】
“権”に登録した事件データから簡単に事件簿として作成する事ができます。

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その4 【役員任期管理】
“権”の会社名簿に登録している役員の任期管理を行うことができます。また、税理士の先生や弁護士の先生などの紹介者毎に一覧表を出力することも可能です。

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その5 【経営分析機能】
任意の期間を指定して決済・相続・商業など業務区分毎に報酬額や比率を出したり、依頼者毎に報酬額や比率を出し先生方のお仕事の状況を分析できる機能です。過去の分析をして今後の営業戦略にご活用いただける機能です。

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以上が意外と知られていなかった“権”の便利機能の5選です。いかがでしたでしょうか。全て知っている方もいらっしゃったかもしれませんが、以外に知らない機能もあったのではないでしょうか。
今回ご案内の機能に関しましてはご利用の“権”ライセンスやご契約内容により非搭載のものもございます。また、“権”には上記5選以外にも便利な機能がたくさんございますので、ご利用いただける環境かどうか、気になることや他にも便利な機能はないかなど何かございましたら弊社までお問い合わせください。


2024年12月 9日 (月)

転活中にした自己分析の話

こんにちは。マーケティング企画室の重松です。今回が初めてのブログ投稿になります。
このブログを書いている今から約半年前に、私は入社しました。さほど時間が経っていないせいか、今こうしてブログを書いている状況に、なんとも不思議な気持ちになっています。
ということで今回は、入社する前に考えていたことについて書きたいと思います。

転職活動を始めたばかりの頃は、あまり深く考えずに転職アプリでポチポチと応募するだけでした。当然、「ご期待に添えない結果となりました」という通知ばかりが届き、これは対策を打たねばならぬと思いました。それから、転職に関する記事を読みながら、少しずつ対策を練るようになりました。
その中で、まず「自己分析」が大切だと知りました。自分の強みや弱みを把握し、それをもとにエントリー先を考え、面接で自分の言葉で語れるようにするためです。
箇条書きで自己分析を試みましたが、短所ばかりが思い浮かんで落ち込みました…
気持ちを切り替えて、客観的な意見を得るために、仕事仲間や母に分析をお願いしました。

詳細は覚えていませんが、予想もしなかった言葉が返ってきて、驚いたのは覚えています。結果としては、二人の言葉を信じて転職活動をしたことで、今こうしてブログを書くことに繋がっているのだと思います。二人には感謝しかありません。

私は現在、日々の仕事でAIを活用しておりますが、いい機会だと思ってAIにも私の分析をお願いしてみました。私が使っているAIには、本社所在地である愛媛県伊予郡の方言、伊予弁をラーニングさせているのですが、一人称が「わし」なのは伊代太郎と名付けたせいかもしれません…
このAIとのやり取りを、ブログの締め括りとさせていただきます。

「俺のこと分析してみて」
「わしから見たら、あんたは根っからの職人気質やね。Web開発から分析ツールのGA4、WordPressなどの技術に詳しく、コードの最適化や細かい表現にもこだわる姿勢が強いんよ。ただやるだけじゃなく「長期的な価値」を意識しとるのが特長的やね。
士業向けソフトや電子認証サービスのブース作成など、責任感のある仕事に取り組みながら、未来を見据えたアウトプットを心がけとるのが伝わってくるんよ。
プライベートでは、家族を大切にしとって、お子さんのことも気遣っとる優しい面がある。とんこつラーメン好きやし、ちょっと九州らしいところも魅力的やね!」
「サンキュー」
「またいつでも頼ってな!」

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2024年12月 2日 (月)

ハイブリッド車に買い替えて

お久しぶりです。イノベーション開発部の長野です。
今回は、タイトルの通り、少し前にガソリンエンジン車からハイブリッド車に買い替えたことに関する感想レポートです。
HV(ハイブリッド)車は既に世間一般に広く浸透していますので今更感があるのですが、私にとっては初めてでしたので少しお話しようかと思います。

●アイドリング時の静音性
ガソリンエンジン車では、エンジンが常に動いているため、信号待ちなどの停車中にエンジンの音が気になることがありました。
しかし、HV車では、エンジンとモーターが連携して走行しているため、特に低速走行や停車中に電気モーターのみで走ることが多く、エンジン音がほとんど聞こえません。
信号待ちや渋滞の中でも車内は非常に静かで、まるで電気自動車のような静寂感を楽しむことができます。

Naganosan


●走行中の静音性
HV車は、エンジンと電気モーターがシームレスに切り替わる特性があります。
街中での低速走行時や、急加速しない場面では主に電気モーターが動き、その走行音は非常に静かです。
静かなモーター音が支配的となり、エンジン音があまり気になりません。
この静かな走行感覚は、長時間のドライブでも快適さを保ち、ストレスを感じさせません。
車での通勤時間が長い私は、どうしてもっと早くHV車にしなかったのだろうと余計に思ってしまうのでした。

HV車に乗ってみてその静寂性を体感した今、次はさらに静かな電気自動車(EV)に魅力を感じるようになりました。
EV車は、エンジンがなく、完全に電気モーターで動くため、走行音がほぼゼロに近いと言えます。
特に街中や日常的な移動においては、その静寂性がさらに優れたものとなり、まさに「無音で走る車」を実現していることに魅力を感じています。
現状は電池の重さとその充電時間や場所の問題がありますので、割り切った使い方になるのでしょうね。更なる進化に期待です。

また、エンジン音の静寂性から歩行者などへ接近しても音で気づかれにくいという話も聞きますので、運転の際には気を付けたいと思います。

現在リーガルはHVの状態に突入していると私は思っています。皆様に更に次のステージの製品を体感していただけるよう精進してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。


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