« 生成AIを使用した記事作成 | メイン | Windws11の大型アップデートとAI »

2023年10月30日 (月)

NFT購入してみました

 こんにちは、マーケティング営業部の松中です。
 皆さんNFTという言葉を聞いたことがありますでしょうか。NFTとは「Non-FungibleToken」の略で「代替不可能なトークン」を意味します。デジタルアートがネットオークションで数十億円で取引されたとか、ある有名人のツイートが3億円で落札されたなど、2,3年程前に相当話題になったのでご存じの方も多いかと思います。言ってみればデジタルデータに鑑定書や所有証明書がしっかりと付いて唯一無二の価値を持たせるものになります。これまでデジタルデータは簡単にコピーや偽造が行う事ができたため、データに資産価値を付与することが難しかったのですが、ブロックチェーンの技術を利用することにより改ざんが極めて困難な仕組みを構築し、唯一性を付与したものになりました。唯一無二性と改ざんが困難、この2つの特徴があるからこそ上記のような俄かに信じがたいデジタルアートの取引が行われたと考えられます。またもう一つの大きな特徴としましては、NFTに付加価値を与えることができることです。例えばNFTが売買される度に作成者に売買価格の10%のロイヤリティを発生させる、といったものです。人気のNFTクリエイターにとっては作成したNFTが人気作品になれば、それが売買される度に何もしなくてもお金が入ってくるという仕組みを構築することができます。最近では漫画「キャプテン翼」の伝説のシーンや必殺技などが書き施された世界に1つだけのデジタルアート作品がリリースされたことが話題になりました。キャプテン翼マニアにとっては垂涎の的かもしれません。
 NFTが注目された当時はバブルの様相を呈しており、非常に高値で売買される商品も多くありましたが、最近は全世界的なインフレと利上げの影響もありNFT市場も大分落ち着いた状況となっております。
 前置きが長くなりましたが、このNFT商品を実際に購入してみました。私が購入しましたのはサンドボックスというインターネット上に構築された仮想空間の土地です。バブルが崩壊して最高値の1/40程度で安く購入できました。サンドボックスでは自分の分身を作成し、道や建物・施設を構築し、そこで様々なキャラクターやアイテムを独自に作成して動作を与えたりして広大なジオラマのような空間を創造することができます。そのような仮想空間を作成するためには「LAND」という仮想土地を購入する必要があるのですが、そのLANDこそNFT商品の一つとなります。LAND上に自由にジオラマを作成して他のユーザーを招待して作成したゲームで遊んだりチャットで会話をしたりなど純粋にゲームとして楽しむ事も出来ますし、またLAND上にゲームやコンテンツを構築すればジタルアセットとして新たな価値を見出してビジネス展開することもできるようになります。実際にadidasやGUTTI、SHIBUYA109、スクエア・エニックス、avexなどといった国内外の様々な企業がこのメタバースを利用してイベントを開催したり独自のNFTを販売するなどビジネスに転化しております。
 購入したLANDはNFTになりますので、唯一無二の財産という事で所有権もありますので資産価値が減ることなく自由に売買する事はもちろん可能ですし、将来的には賃貸して収益を得ることもできるようになります。リアルの土地と同じですね。売買されると登記事項証明書のようにいつ誰から誰に売買されたのか履歴も記録されます。面白いのはLAND上でオリジナルのキャラクターやアイテム、ゲームやサービスを簡単に作成することができて、更にそれをNFT商品として販売する事ができる事です。またLAND上で仮想通過を保有するだけで銀行よりもはるかに高い利回りを得ることができたりと、色々な活用・運用方法がありますので結構楽しむことができます。
 色々と書いてしまいましたが、これらNFT市場への参入は日本は金融規制や法規制もあり大分遅れを取っているようです。今後どのように発展していくかは分かりません。もしかしたら購入したNFTの資産価値がゼロになるかもしれません。ただ将来的に大幅に伸びていく可能性が高い分野かとは思いますので今後動向を注視していきたいと思います。
 仮想空間、メタバースについては、ここ数年目にする機会が増えました。サンドボックスのようにゲームであったり、地方公共団体も様々なメタバースにより地方創生の取り組みをしています。ビジネスの場でも利用されているようですが、実際に今の業務がメタバース上で…となると、それはまだ未来のお話のように感じます。しかし、仮想空間とまではいかなくとも対面ではなくオンライン上で業務を行うとなるとすでに取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。
弊社ではリリースから好評をいただいている登記用電子署名サービス「RSS」や現在リリースに向けて準備を進めているオンライン本人確認サービスeKYCなど、時代にあわせたサービス・製品を提供してまいります。気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

Photo



The Sandbox(https://www.sandbox.game/jp/)より

2024年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

検索

 
 
 
各製品Webサイト