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2015年5月25日 (月)

将棋新時代

開発部の長野です。今回もよろしくお願いします。

以前何度か記事にしましたようにフィギュアスケート観戦は私の趣味なのですが、そちらは今回はお休みで、もう1つの趣味である将棋観戦について書きたいと思います。

さて、その将棋観戦で最近面白いことが起こっています。インターネットの動画サイトで将棋の対局を生放送しているのです。さらに、その対局をしているのが棋士対コンピュータだったりする訳です。もちろん棋士同士の対戦も放送しています。

「棋士」というのは将棋を指すプロのことです。即ち将棋を指すことで生活をしている人たちのことです。詳しくは日本将棋連盟のホームページを見ていただければ分かるのですが、将棋を指すプロは現在160人ほどいます。棋士の中でも、羽生善治(はぶよしはる)名人(2015/05/01現在)は皆様も名前を聞いたことがあるでしょう。そういう棋士とコンピュータが将棋で戦うのです。そしてそれをインターネットで生放送をするのです。

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コンピュータ(将棋のプログラム)側の肝は次の2点になります。

・棋譜データベース
・評価関数

まずは、棋士たちの仕事の結果である棋譜(将棋の駒をどう動かしたかの記録)をたくさん集め、それをコンピュータに覚えさせます。コンピュータは、覚えることは得意です。何千、何万もの既にある棋譜を、それもプロ同士の棋譜を覚えさせることができます。

評価関数とは、次の一手を決めるために、どの局面がよい局面なのかを判断する関数です。膨大な棋譜をベースに、どの局面が良い局面なのかを評価関数をチューニングしながら突き詰めていきます。

そして、コンピュータは人間に対戦を挑むわけです。

序盤は棋譜データベースを元に定跡の一手を指し、中盤は評価関数で次の一手をひねり出し、そして終盤は有り余るCPUパワーで全検索して詰み(「勝ち」の状態)を見つけます。

棋士とコンピュータとの対戦は、現在のところ大体五分五分です。棋士はコンピュータを相手に練習将棋をし、新手(今まで考えられなかった新しい手順)を発見することも有るそうです。今後、将棋界にコンピュータがどのように関わっていくのかを注目しています。

さて、私たちリーガルはどうでしょう。皆様方の登記業務に関する弊社への要望は、電話・メールなどで承っております。「棋譜データベース」ではないですが、皆様の操作過程を集めた「操作データベース」を考えてみたらいかがでしょう。

皆様が操作に詰まっている局面や入力ミスしやすい項目、はたまた選択肢の選び易さや出来上がった書類の確かさ。いろいろな局面で、「評価関数(この場合、評価と言うよりサポート関数というべきか)」を取り入れ、弊社のソフトウェアが皆様を快適にサポートする、そんな末来を考えたりしています。


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