カテゴリ「イノーベション開発部」の219件の記事

2022年4月18日 (月)

GIGAスクール構想がやってきた

こんにちは、イノベーション開発部の大西です。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、もっとも大きな影響を受けた分野の1つが学校教育だと思います。
我が家の3人の子供たちも、2020年3月の突然な臨時休校に始まって現在に至るまで、日々の学校生活から各種行事まであらゆる活動について、それ以前にはなかった様々な制限を受けながら、それでも日々頑張って元気に過ごしております。

さて、そんなコロナ禍の下、昨年2021年の春に中学生になった長女が、学校から唐突にタブレット端末を渡されたかと思うと、それから少し遅れて夏頃には、小学生の息子たちも全く同じような端末を1人1台ずつ持って帰ってきました。
それ以来子供たちは、この「GIGAスクール構想」とシールが張られたタブレット端末を学校と自宅の間で持ち運び、タブレット端末上で出された課題に取り組むようになりました。

この「GIGAスクール構想」という言葉、皆さんもどこかで一度は耳にしたことがあるかと思いますが、ではその内容についてはどのようなものなのでしょうか。これは2019年(令和元年)に文部科学省により開始された、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備することを目的とした取り組みのことを指します。
2019年当時に先進諸国と比べてICT方面で遅れをとっていた日本の教育環境を改善することを目的としており、当初5年間かけて順次整備が進められる予定でしたが、新型コロナの感染拡大を受けてスケジュールが前倒しになった結果、2021年中には小中学生1人に1台のコンピューター配備がほぼ完了したそうです。

ちなみに名称にある「GIGA」は「ギガ」と読みますが、これは数の単位で用いられるギガ(10の9乗=10億)ではなく、「Global and Innovation Gateway for All(全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉)」の略称だそうです。

GIGAスクール構想の実現について:文部科学省

子供たちのタブレット端末を自宅Wi-Fiに接続する際に、私も少し実際に触れてみたのですが、中身は普通のWindows 10を搭載したPCでした。マシンスペック的には高い性能とは言えないものの、Webサイトの閲覧や動画再生などは特に問題なく使えるようです。
さてこのタブレット端末を実際どのように使っているかについてですが、例えば先日小学2年生の息子が取り組んでいた宿題は、おおよそ以下のような内容でした。

1.国語の教科書の音読をタブレット端末に録音する。
2.録音した音声データを自宅のネット回線経由で先生宛にアップロードする。

…上記の例はちょっと「とりあえず試しにやってみた感」が強すぎるかもしれません。それはともかく、現在のところは既存の紙と鉛筆を使った学習内容については従来とあまり変わらないようですが、今後色々な教科書やノートがタブレットにまとまることで、子どものランドセルなど少しでも負担が軽くなればいいですね。

さすがに「学校と自宅を繋いだオンライン授業の実施」となると、いろいろハードルが高く早期実現は難しいかも知れません。
今後はもう少しICTの有効活用を進めていただいて、「これぞまさに革新的」と思えるような学習環境が実現されるよう、今後の「GIGAスクール構想」に期待したいと思います。

―以上―

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2022年3月28日 (月)

成年年齢の引き下げについて

 こんにちは、イノベーション開発部の門岡です。
 今回は、「成年年齢の引き下げ」についてお話ししたいと思います。
 既に我が国では、公職選挙法上の選挙権の年齢について18歳に引き下げられていますが、2022年4月1日より、民法の定める成年年齢が18歳に引き下げられます。
 今回の成年年齢の引き下げ等を内容とする民法改正の内容としては、次の3点が挙げられます。
 
1.成年年齢の引き下げ(民法第4条)
 ①一人で有効な契約をすることができる年齢(いわゆる行為能力に関する年齢)、②父母の親権に服さなくなる年齢、のいずれも20歳から18歳に引き下げられます。
2.女性の婚姻適齢(婚姻可能年齢)の引き上げ(民法第731条)
 現行の男18歳、女16歳とする婚姻適齢を、一律18歳に統一し、女性の婚姻適齢が18歳に引き上げられます。また、婚姻適齢が一律18歳に統一されることに伴い、婚姻による成年擬制(民法第753条)の規定が削除されます。
3.養親年齢を20歳と明記(民法第792条)
 現行法では、養親となる者の年齢を「成年に達した者」としていますが、成年年齢が18歳となることにより、「20歳に達した者」に変更されます。

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法務省 民法の一部を改正する法律(成年年齢関係) 改正の概要(PDF)より引用

 なお、喫煙年齢や飲酒年齢については従来通り20歳が維持されますので、この機会に何が18歳から可能になるのか調べてみるのもいいかもしれません。
 ちなみに、成年年齢の引き下げにより、司法書士などの専門資格についても18歳から就くことが可能になります。

2022年3月22日 (火)

キーボードについて

こんにちは、イノベーション開発部の万場です。

みなさま、仕事や家庭用などでどのようなキーボードをお使いでしょうか。
私の話になりますが、作業環境の快適化として色々な周辺機器を試しているうちにキーボードの深みに嵌ってしまいました。
そこで、今回はよく使われるキーボードの種類と特徴についてお話しようと思います。

①メンブレン
キー毎の接点がついた1枚のゴム製シートが使われるタイプで、静かで適度なクリック感があり使いやすいタイプです。
廉価で最も多く使われており、大きくラバーカップ式とパンタグラフ式に分かれます。
【ラバーカップ式】
ゴム製のドームを押し下げるデスクトップPC購時に付属する事が多い一般的なキーボードです。
私が開発業務時に元々使用していたキーボードもこちらのタイプでした。
【パンタグラフ式】
基本的な仕組みはラバーカップ式と同じですが、電車のパンタグラフのような構造でキーを支える事でラバーカップ式よりも薄くすることができます。
主にノートパソコン等の薄型キーボードに使われていますが、ストロークが短いキーボードが好みの方はデスクトップでも使われています。

②メカニカル
メカニカルはキーの1つが1つのスイッチになっているタイプのキーボードです。
メンブレン方式と比較して耐久性が高い事とスイッチの種類によって打ち心地を選べるため好みのものを選びやすい魅力があります。
色々な種類のスイッチがありますが今回は特に多く使われる3種類について紹介いたします。
【赤軸】(音無し・クリック感なし)
接点の感覚が少ないスイッチです。
キータッチが軽くタイプ音が少ないため近年ではリモート会議でタイプ音を抑えたい場合などにも使われるようです。
【青軸】(音あり・クリック感あり)
意図的にスイッチ内部で音を出す構造になっており作業用よりもゲームで誤入力を防ぎたい場合等に使用される事が多いようです。
【茶軸】(音無し・クリック感あり)
赤軸と青軸の中間のようなスイッチで、あまり音を出さずに接点箇所で押した感覚があるスイッチです。
使用感はメンブレンに近く作業用PCなどで使いやすいためメカニカルの入門用とも言われています。メカニカルの中では使いやすく感じました。

③静電容量無接点
物理的な接点スイッチが存在しないため耐久性が高く、誤って複数回入力されてしまう事が少ないタイプです。
他の種類と比較して高価ですが信頼性と疲れにくさから大量の入力が必要な場合などにに使用されます。私も使用してみたところ、あまりの使い心地の良さで開発業務がより楽しく感じるようになりました。

私自身はソフトウェア開発の仕事でほぼ毎日キーボードを使用していますが、
書類作成や事務作業などリーガル製品を使って頂く際にもキーボードは必須の道具かと思います。
みなさまも快適な仕事環境のためにお気に入りのキーボードを探してみてはいかがでしょうか。

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2022年2月 7日 (月)

「メタバース」について

こんにちは。イノベーション開発部の明です。
この1、2年はリーガルクラウドサービスの開発に携わっているため、いろんなパブリッククラウドや仮想技術に触れる機会がありまして、よく「メタバース」という単語を目にするようになりました。
皆様は「メタバース」という言葉をご存じでしょうか。
語源は英語の「超(meta)」と「巨大な空間(universe)」を組み合わせた造語で、インターネット上の様々な仮想空間の総称や、仮想空間自体の名称として主に英語圏で用いられるようになっているようです。日本では「仮想空間」や「バーチャル空間」の方がしっくりくるのでしょうか。ちなみに中国では「電脳世界」に訳されているようです。
「メタバース」はSF映画の恰好の舞台として様々な映画やアニメに登場しています。「マトリックス」内の‟マトリックス”、「サマーウォーズ」内の‟OZ(オズ)”、「レディープレイヤーワン」内の‟オアシス”が有名なところではないでしょうか。
現実世界ではまだ映画の中のような広大な「メタバース」が存在しないかと思いますが、「メタバース」の基礎となるVR(バーチャルリアル)、AR(アシストリアル)、MR(マージッドリアル)、XR(クロスリアル)などの技術が既にあなたの身近に点在しているかもしれません。
昨年、SNS大手のFacebookがメタバース実現に向けて本格的に動き出したのが記憶に新しいです。
ただ、技術的な壁以外に、プライバシーや法的な側面で解決しないといけない問題がまだまだ山ほど残っています。そのため、すぐさまメタバースの世の中になるとは思いませんが、スマートフォンの普及のように、近い将来に実現されることを大いに期待しています。

この2年間、新型コロナの影響で、世の中での仕事の仕方がガラッと変わったかと思います。テレワークが増え、非対面形式のやり取りがニューノーマルになりつつあります。
今後弊社が提供するクラウドサービスでもこういった変化に対応できるように、しっかり士業の先生方、補助者の方々をサポートしていければと思います。近い将来、クラウド上の仮想オフィス内で、先生方のアバターと依頼者様のアバターがリアルの世界と同じように自由にやり取りができるようになるかもしれません。

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2022年1月11日 (火)

時代の変化について

イノベーション開発部の津田です。ここ数年は夏から秋を通り越して、いきなり冬になっているような気がします。ただ最近は緊急事態宣言が解除されたこともあり、少し外に出かけるようになったものの、寒くて結局家でこもる日々が続きそうです。
今回は実家からのなにげない連絡で懐かしくなったので、MDという媒体について一つ書きたいと思います。実家にある私の部屋はもはや荷物置き場となっており、スペースを空けるため私物でいらないものは処分してねと家族から催促される日々です。その際に親から聞かれたのは、実家に置いてきたMDを処分していいか?ということでした。。一瞬「MD?なんだっけ?」となりましたが、そういえば学生時代にMDで音楽を聴いていた時期があり、わざわざCDの中身をMDに移していたりしたなと思い出してきました。
そのことから少し興味が湧き、少し調べてみると、MD(MiniDiscの略称)はCDより一回り小さい64mmのカートリッジ式で、1992年に製品化が始まり現在にいたりますが、最近ではほとんど生産されておらず、MDを再生できる製品を作成していた最後の一社も2020年に販売終了したとのことでした。そもそも一昨年まで生産していたことに驚きましたが、たぶん今の10~20代の方はMDの存在を見たことすらないと思います。案の定、昨年入社した20代の同僚にMDについて聞いてみると、その存在すら知らず、さらにビデオテープの存在もほとんど知らなかったので、衝撃を受けました。時代は変化したなとしみじみ思います。。。
MDに話を戻しますと、ピークであった2000年以降はデジタル化に押され、ダウンロードできる音楽サービスの登場によってだんだんと姿を見なくなった気がします。当初はCDに変わる製品として大々的に生産されたものの、結局CDが残ってMDは無くなり、今となってはさらに古い媒体のレコードやカセットテープの方が生産されていると聞きます。
私個人としては、学生時代にポータブルCDプレイヤーを持ち運んでいたため、一回り小さくなったMDプレイヤーに最初は感動したものです。しかし、やはりMDで販売されている商品自体が少なすぎたのと、CDからMDにコピーして聴くより、音楽を大容量HDDにすべて保存できるiPod等の方が便利だったので、使わなくなった気がします。
時代を経るごとに次々と新しい技術やサービスが生まれ、また新たなものに置き換わっていくことで進化していきますが、それも今までの積み重ねの結果なんだと改めて感じました。いずれにせよ、とても感慨深いものでしたので、最後にMDに保存した懐かしの曲を少し聴いてから、処分しようかと思っています。

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2022年1月 4日 (火)

パラダイムシフト

イノベーション開発部の大島です。
一昨年からのコロナ騒動はようやく人心地をついた感じがありますが、まだまだ油断ができない世情です。皆様お気を付けくださいね。
このようなご時世ではあることも関係があるのでしょうが、最近世の中のシステムが大きく変わってきていることを感じます。私事ではありますが昨年の年始に電気自動車(EV)を購入しました。当たり前のことですが今まではガソリンスタンドに行かないと給油できなかったものがEVの場合は自宅で充電することができるようになりました。(ちなみに画像は自宅で充電している最中のものです。今回はお昼に撮影しましたが通常は夜間に充電しますのでまさに寝て起きると充電されていることとなります。)昨今のガソリンの高騰を見てみると、結果的ではありますがそれほど影響を受けないということに自動車ユーザーとしては衝撃を受けています。EVのデメリットとして長距離の運転が思ったよりもできないということがありますが、自宅を中心にドライブをする程度であれば大きなデメリットにならないということも乗り始めてからの気づきでした。

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ITの世界でも数年前からクラウドなどのWeb技術を中心としたシステムやスマートフォンを中心としたモバイル環境が当たり前となってきています。作る方としては今までの知識があまり役に立たないことも多く、日々新たな勉強を続けています。当然作る側だけで完結するわけではありませんので、使う側であるエンドユーザーの皆様も一から使い方の覚え直しが発生していることでしょう。
このように社会システムが大きく変わっていくことをパラダイムシフトと言います。ちなみにWikipediaによると以下のように記述されています。
「パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。」
つまり、今までの価値観が大きく変わった時に使われる言葉です。元々は産業革命の時代、それまでは手作業だったものが機械化により生産性が大きく向上され、社会インフラ自体が大きく変わったというこの変革のことを指したようです。
今回のコロナ禍では社会インフラとしての大きな変化はありませんでしたが、在宅でのリモートワークなど社会における価値観や働き方などが大きく変化しつつあると感じています。ここ数年クラウドをはじめとしたインターネット技術の利用やAIなどの技術革新により、今までは決まった場所でしかできなかった仕事や人間でしか判断できなかった事柄が機械によってサポートされるなど技術面での変革が成されつつあります。

弊社も先月から司法書士システム“権”のソフト保守ユーザーさま向けに新しいクラウドサービスを開始しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.legal.co.jp/products/tikara/rss_vc/rss_vc.html#1
https://www.legal.co.jp/products/tikara/smart_premium/smart_premium.html
現在の大きなパラダイムシフトの渦の中で私たちも色々と試行錯誤を行っていきたいと考えております。少しずつ価値観が変わっている社会に対応すべく努力を続けていきますので、今後ともよろしくお願い致します。

2021年12月13日 (月)

載せ替えコストについて

こんにちは!開発部の橋村です。
立冬以来、当地愛媛はめっきり冷え込んできましたが、皆様お変わりありませんでしょうか。
私の方はといえば・・・寒さのせいというわけではないと思いますが、先日、10年来乗り続けていた車が壊れてしまいました。中古車に買い換えることにして、それまでの間代車をお借りしているのですが、悲しいことに、代車の方が私の車よりも遥かに高性能なのです。
加減速・ステアリング・燃費ともに向上していますし、ちょっとした細かいカーアクセサリ類も工夫の塊のようで思わず唸ってしまうこともしばしば。
当地の郊外部では車がないと移動がままならないのですが、これまで車を出すのがなんとなく億劫だったところ、むしろ車に乗るのが楽しみで、すっかりフットワークが軽くなったような気がします。

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さて、ものが壊れるときは一斉に壊れると聞いたことがありますが、これまた10年来愛用していたPC用のキーボードも壊れてしまいました。なにせ仕事で使うものですから、近場の電気店で急遽代替えの製品を購入したのですが、キーとキーの間隔や配置が異なるために打ち間違いが頻発。著しく作業効率が下がってしまったので、結局中古の同型機材を購入し直す羽目になりました。

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ここでふと不思議に思ったのですが、両方とも10年以上使い慣れた機材であるのに片やすんなりと載せ替えが進み、もう一方は載せ替えに失敗。この差はなんだろうと。
もちろん価格や規模の違いはありますが、ちょっと調べてみると、こういうのを「習慣の慣性」と呼ぶらしく、体に染みついた感覚を変更したり、未経験の機材を操作したりするのは、なかなか容易ではないようです。

結局、得られるメリットよりも、自分の感覚や習慣を変更するコスト(デメリット)の方が大きければ、だいたいの場合載せ替えは失敗する、ということでした。言われてみれば簡単なことですが、実際に体験してみると新鮮です。

ICTの世界ではコロナ禍以来、ビデオ会議が普及したり、リモート環境が整備されたりと状況がめまぐるしく変化してきている感があります。さまざまな新技術・新サービスが溢れている時期ではありますが、自分自身、新機能と互換性のバランス等を考えて製品選択をしていくのと同時に、ものを作る側の人間としても気をつけていきたいと思った次第です。
これから寒い日が続くことになろうかと思います。皆様くれぐれもご自愛くださいますよう。

2021年11月15日 (月)

新サービス誕生~RSS-VC

こんにちは。イノベーション開発部の西山です。
秋が深まってまいりました。この季節、美味しいものが色々ありますね。
先日、秋の味覚の1つ、栗を入手しました。まずは定番の栗ご飯。ホクホク美味しくいただきました。あとは、少し時間をかけて、渋皮煮をコトコトと。
普段はあまり手間暇かけることができませんが、たまにはこうして、季節ごとの味わいを楽しんでいきたいと思います。

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さて、11月10日より、弊社の新しいサービスとして、RSS-VC(公的個人認証有効性確認サービス)の提供を開始いたしました。
RSS-VCは、公的個人認証の電子証明書の有効性確認を行うことのできるサービスです。

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非対面業務の拡大や電子証明書の普及等により、登記の添付書類等を、書面ではなく電子文書(PDF)で作成することが、今後ますます増えていくものと思われます。
受け取ったPDFに公的個人認証の電子証明書で電子署名がされている場合、これまで“権”の機能で有効性確認を行うことができませんでしたが、RSS-VCのサービスを利用すると、弊社クラウドサービスから株式会社NTTデータ経由で地方公共団体情報システム機構へオンラインで有効性確認の照会を行い、簡単に有効性確認を行うことができるようになります。
サービスについて詳細は、弊社ホームページをご覧ください。(RSS-VCは、“権”ソフト保守サービス加入者様限定の有償サービスとなります)

是非、便利なRSS-VCをみなさまの業務にお役立てください。

2021年11月 1日 (月)

古いPCでも大丈夫

イノベーション開発部の長野です。
お久しぶりになります。皆様お元気でしたでしょうか。今回もよろしくお願いいたします。

では、まずは最近びっくりしたことから。
それは、「希ガス」が「貴ガス」になっていたこと。
「希ガス」といえば第18族の「不活性ガス」ですよね。周期表を縦に上から、「へ(He)いね(Ne)ーちゃん、あれ(Ar)して、これ(Kr)して、...」と下品な語呂合わせで覚えた元素です。「貴ガス」に変わったことを知ったきっかけは、何の気なしに見ていたある動画サイトの化学系動画でした。
動画に「貴ガス」とありましたので「変換ミスか?」と思いましたが、そこは脊椎反射で突っ込んではいけません。
情報リテラシーを教育されている環境で生活している私は、一次情報が無いか検索します。
当然、普通に検索に引っかかりました。
調べてみますと、英語では2005年に「rare gas」から「noble gas」へと呼称変更の勧告があり、日本でも2015年に「希ガス」から「貴ガス」への表記変更が提案されているそうです。
高校生の娘に聞いてみますと、「両方の漢字で習った」とのこと。日常では使わない言葉ですので、まあ、知らなくても大丈夫、こんなものでしょう。しかしながら、「希ガス」も「貴ガス」もヨミは「キガス」。なんか、少しニヤっとしてしまいました。

ここからが、今回の本題です。
全国的に進んでいるリモートワークですが、リーガルでもリモートワークを活用して仕事をしております。私の場合、隔月で出社、リモートワークと気分を変えながら仕事をできているのですが、
リモートワークの問題の1つが自宅での仕事環境になります。色々な観点で自宅にリモート環境を整えることになりますが、
・会社と同じように仕事ができる環境を自宅で整えられるか
・秘密情報を漏洩しない環境を自宅で整えられるか
が、まず考えられることかと思います。
で、いきなり私の結論ですが、リモートデスクトップでいいじゃない、ということになりました。
おそらく、多くの皆様がこのリモートデスクトップの機能を用いてリモートワークを行なっているかと思います。ここで気をつけるのは、会社のコンピュータに接続する箇所がセキュリティの穴になる、ということです。
VPNで自宅のコンピュータと会社とを繋ぎ、リモートデスクトップで会社のコンピュータの画面を自宅のPCの画面に表示します。このVPNの接続部分がセキュリティーの穴になります。
一番まずいのは、自宅のPCを家族で共有していて、VPNのパスワードを設定している場合です。
セキュリティーホールは大概の場合、操作する人間側にあるものです。
少なくともパスワードは毎回入力するようにしなければいけませんし、PCも共有は止めたほうがいいでしょう。私の自宅で使っているPCは私専用ですので、あとはVPNの接続パスワードを毎回入力するようにすれば、まずその部分で問題になることはありません。

そして、さらに今回の話題になるのですが、私の使っているPCは息子のお下がりで10年ほど前のPCなのです。

Pc



そのPCでもリモートワークに普通に使えているのです。リモートデスクトップは画面だけ自分のPCに呼び込んで表示し、例えばプログラムの実行や、開発でしたらプログラムの作成など重たい処理は会社のPCが担当します。ですので、画面の表示ができる性能があれば自宅のリモートワークPCとして成り立つわけです。
少し前のシンクライアントっていうやつですかね。昨今は、クラウド何とかっていうサービスがはやっておりますが、そうなると手元にあるPCやスマートフォンは画面を表示することに専念すればいいのですね。リーガルも今後は様々な技術を利用して、便利で皆様のPCにも優しいサービスを展開していきたいと思います。では、また次回まで。


2021年10月11日 (月)

I'm Feeling Lucky

おひさしぶりです。イノベーション開発部の野村です。

早速ですが、みなさんは調べたいことがあるときはどうしていますか?私の場合はまずインターネットで検索をすることから始めます。もちろんそれだけで解決できなかったときには本を買ったりするのですが、その場合もどのような本が良さそうかを検索しますので、もはやインターネットが無いと調べものもできません。
インターネットで調べものをすることを「ググる」と呼ぶこともあります。アメリカでも「Google it」と呼ばれているようで、インターネットの検索には、多くの人がGooleを利用して検索をしていることが分かります。私もその一人です。
スマホ用のGoogle検索には無いのですが、PCのブラウザでGoogle検索のページを表示すると「I'm Feeling Lucky」という検索ボタンがあることを知っている方も多いと思います。「I'm Feeling Lucky」は直訳すると「私は幸運を感じている」ですが、この検索ボタンから検索を行うと、Googleが最も確度の高いと判定したページを直接開いてくれます。
通常の検索をした場合は、検索結果の一覧が表示されますので、その中から必要なページを判断するのはユーザーの役割です。「I'm Feeling Lucky」で検索した場合は検索結果の一覧が表示されませんので、必要なページを判断するのはGoogleが行ってくれます。
実は、検索結果の一覧の先頭にあるページを直接開いているだけですので、検索条件によっては意図しないページが表示され、必要なページが表示されるのは本当に「幸運」なときだけとなることも多いです。正直あまり使い勝手が良い機能ではないのですが、私はこのボタンをGoogleが用意しているという事実にGoogleの強い意志を感じています。

Googleの検索ページには、下の方に「検索の仕組み」というページへのリンクが用意されており、どのようにして検索を実現しているかを分かりやすく説明してくれているのですが、そこに「Google の使命は、世界の情報を整理して誰もが便利に利用できるようにすることにあります。」と書かれています。Google検索エンジンは常に進化し続けており、世界中の人々の検索結果や各ユーザーの場所や嗜好などあらゆる情報を分析して、より精度の高い検索結果になるように何千人もの研究者が日々研究を進めています。ユーザーの考えを想定して結果を見つけ出すことは不可能に近いことだと思いますし、そもそも答えが無いこともあります。それでもいつかは実現するんだという気持ちが「I'm Feeling Lucky」という機能に込められているのではないでしょうか。

リーガルでも「お客様への誓い」として使命を掲げています。私もこの使命を実現できる製品を開発をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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