釣り風景から感じるニューノーマルの世界
こんにちは!
イノベーション開発部の橋村です。
日々春めいてきましたが、昨年、コロナウィルスによる最初の緊急事態宣言が出されてからちょうど1年が経とうとしています。皆様の身辺でも様々な変化があったことと思います。
私の身の回りでは、にわか太公望がすごい勢いで増えまして、釣り道具店は連日満員。週末ともなれば堤防の上に等間隔に(=ソーシャルディスタンス)釣り客が陣取っている、というような状況でした。ファミリー釣り客も増え、古参の釣り師の皆さんがボランティア的に釣り方指南される姿も見受けられたりして、賑やかではないですが、のんびり・和気藹々とした雰囲気です。私自身もヒラメの釣り方を教えていただいたところ、あっさり釣り上げることができまして、たまに夕食が豪華になったりしていました。
各種報道にふれるたび、ともすれば陰鬱になりがちな中で、家族で楽しんだり、新しい知り合いを得たりする場があるとうのは本当に有り難いことで、地元の皆さん、本当に賢くこの時期を過ごされているな、という印象を受けました。
さて、これは人口密度が低い当地ならではの風景ですが、そもそも弊社の本社が依然として愛媛にあるのは、弊社の創立メンバーが当時、情報通信技術の発展に伴って地方と都心のギャップが少なくなっていくことを見込み、本社を愛媛、支社を人口密集地に置いて地方から全国を窺う体勢を敷いた、ということに起因しています。
お陰様で私も、(早起きする気さえあれば)早朝に晩ご飯を釣ってから出社するということも可能になっておりまして、首都圏周辺でテレワーク+地方勤務が話題に上るのを見る度、ちょっと時代を先取りしたような気分に浸っています(笑)。
この1年、人の移動・接触が制限されるなかで、書類の電子化やオンライン会議設備の充実などの流れが民生レベルで一気に加速しました。その昔創立メンバーが思い描いていた世界にまた一歩近づいてきたのではないかな、と感じています。
今後も、日々刻々と状況は変わっていくものですが、目の前の問題の短期的な対処と、中長期的な見通しの両方を頭に置きつつ、時流に合っていてなおかつ息が長い、そんなモノづくりがしていきたいと願っています。