コンピュータのセキュリティー雑感
皆様は、この文章をどんな環境でご覧になっているのでしょうか。据え置きのコンピュータやノート型のコンピュータ? はたまた、携帯やスマートフォンでしょうか。
昨今は、個人端末でインターネットがつながりますので、本当に「いつでもどこでも」が現実的になってきています。そういう私も、携帯電話とスマートフォンの2台持ちで、いつでもどこでも「縛られて」います。ただ、この便利なインターネットは注意しながら使う必要があります。
私の自宅もインターネット回線を引いていますが、仕事柄セキュリティ意識がある私だけでなく、家族も同様にコンピュータを使います。そうなると当然、セキュリティーに関して考えないわけにはいきません。OSはWindowsで、標準添付のファイアーウォールはもちろん、ウィルスチェックソフトも入っています。ですが、果たしてこれで万全でしょうか。
確かにファイアーウォールがあれば、勝手な侵入は防げます。そして、ウィルスチェックソフトは、正しくウィルスをチェックしてくれます。しかし、コンピュータの一番のセキュリティーホールは皆様もご存知の通り、人間です。
ウィルス作成者は、ここをついてきます。ファイルをダウンロードしようとするのも、実行しようとするのも人間です。あからさまなウィルスは、そのどこかの時点でウィルスチェックソフトが止めてくれるでしょう。しかしながら、ウィルスチェックソフトが未対応な新作ウィルスだとどうなるでしょうか。ダウンロードしたソフトが悪意を持ったものでしたら、為す術もありません。
インターネットは、もはや仕事にそして日常に欠かせないものです。だからこそ、少なくとも仕事で使うコンピュータと趣味で使うコンピュータは分ける必要があるでしょう。仕事に使用するコンピュータに、得体の知れないソフトを、ちょっとだけだからとダウンロードするのはもってのほかです。スマートフォンもコンピュータと同じと考えると、会社用、個人用と分けるべきでしょう。
なにやら、勝手にカメラを操作して定期的に写った画像を送信するウィルスもあるそうです。スマートフォンに搭載されたGPS機能によってどの位置で撮影された画像かも分かってしまいます。そんなウィルスに侵されてしまいますと、あなたの私生活は丸裸です。
※スマートフォンへのアプリインストール「同意」の例
私はそんなことにならないように、必要なとき以外はスマートフォンの通信を切断状態にし、GPSも使用不可にしています。これは極端な例ですので皆さんがそうする必要はもちろんありませんが、利便性だけでなく危険性も十分認識した上で利用する事が自然と求められていることは間違いありません。