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2014年7月 7日 (月)

中国の消費税について

こんにちは。開発部の明です。

今年の4月1日から消費税が5%から8%に上がりました。私が日本に来たのは1998年で、前年にちょうど消費税が3%から5%に上がったばかりでしたので、リアルタイムで消費税増税を体感したのは今回が初めてです。

今や世の中、アベノミクスのおかげで国内経済環境が上昇気流に乗っているようですが、正直、自分自身がその恩恵を受けている実感はまだまだありません。

当時、消費税増税という方針がまだ国会内で議論されていた頃、もし10%まで上げられたら、国に帰るなんて冗談もこぼしていましたが、なぜなら、中国では買い物する際、消費税を意識することがなかったからです。

中国国内も年々物価は激しく上昇していますが、消費税が上がったということは耳にしたことがありません。では消費税がないのかと聞かれると答えは否です。

中国の消費税は価格内税、要するに全ての商品が税込価格の表示となっているので、一般市民が自分が買っている品物がいくら徴税されているのかはわかりません。また、日本のようにほとんどの消費に対して消費税がかかっているわけではなく、一部の高価な贅沢商品及び環境汚染製品のみが対象となっています。(ゆえに贅沢税とも言われています)

対象となっているものはざっとあげてみると下記になります。

タバコ、お酒とアルコール、化粧品、皮膚頭髪保護関連用品、
貴金属・宝石・アクセサリー、花火や爆竹、ガソリン、ディーゼル、
自動車のタイヤ、オートバイ、自動車、ゴルフ関連用品、高級腕時計、
レジャーボート、使い捨て割り箸、木製床板、潤滑油、燃料油、航空燃料等

しかもカテゴリ別に消費税の税率が異なり、自動車の分類の中でも小型自動車の1%から大型自動車の40%まで幅が広がっています。

世界的に見ても日本の消費税率は低い水準であることはわかりますが、増税による国家財政収支がよくなり、日本の経済環境だけではなく、生活保障、医療福祉などあらゆる国民が直面する分野がよくなることを切に願います。


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