2024年4月15日 (月)

準備が結果を左右する

こんにちは!マーケティング営業部の岩井です。
先日年末年始のご挨拶をしたと思ったのに、もう4月も半ばになり、2024年の1/3がやってきてしまいましたね。新しい趣味を見つけようと思っていたのに、未だ見つからない私です。
先日は友人に誘われて釣りに行くことになったものの、小学生時代のするめでザリガニを釣ったり、手づかみで魚を捕まえていた記憶しかないので、何をどうするかすごく慌ててしまいました。友人に確認したところ、とにかく朝(というか夜中でした…)起きることとスニーカーでくることが最低ラインと言われてそれだけは死守して参加してきました。
なんとか集合場所にたどり着き、後は友人に言われるがまま。竿を振って魚が針にかかったらひきあげればいいと思っていましたが、とんでもなかったです。魚のいそうな場所を探したり、餌をつけて、いいカンジの場所に投げ、餌が生きているようにちょいちょいして、食いついたら駆け引きをしてえいやっと釣る!とやることが多く、その場面で友人に教えてもらってからそうかと気付くことがたくさんありました。岩場でのんびりと(見えるように)しながら魚がかかるのを待つのもなかなか楽しかったのですが、私は手づかみの方がまだ得意だなと思いました(笑)

いざその場面になって気付くことといえば、毎年春になると私たちのもとに独立開業のご相談が多く寄せられます。
「今からできる準備って何かある?」「開業準備ってどこからすればいいの?」「“権”の他にも準備するものはある?」等々皆様お悩みのようです。
何事も準備が大切、と言いつつも、実際に準備を進めないとわからないし、全体がわからないとなかなか先に進めませんよね。
そんな方に是非ご覧いただきたいのが、弊社の新規開業応援ページです♪
独立開業を経験された司法書士の先輩の開業時のお話や印象に残った案件が載っている「先輩司法書士の声」、意外と知らない開業時の準備品の税務処理についてのコラムが載っている「カンタン税務講座」など空き時間に読むだけでタメになる記事が盛りだくさんです!
個人的によくご案内するのが、司法書士の電子証明書の取得や登記情報提供サービスの利用登録です。いざ案件を受任したり申請の場面になってから必要だったと気づきがちですが、取得まで少し日数がかかるので、忘れずにご準備くださいね。詳細はこちらをご覧ください。
弊社ホームページにはお得に司法書士システム“権”をご導入いただける新規開業応援キャンペーンのご案内や近藤誠先生の大人気小説「新米司法書士はるかの事件ファイル(新版)」のプレゼントキャンペーンも掲載しています。
独立開業をお考えの方も、どうしようかな~という方もご覧くださいね。
みなさまのおチカラになれるよう精一杯がんばりますので、“権”ご導入以外にも開業準備についても相談したいという方やとにかくどんな感じか話を聞いてみたいという方もお気軽に弊社までご連絡ください。

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2024年4月 8日 (月)

ヘルプボタンは直行便!

 こんにちは。CSサポート部、平です。
 リーガルの本社は愛媛県にあるのですが、愛媛県の空の玄関である松山空港と台北を結ぶ国際線の運航が、約4年ぶりに再開されました。
 愛媛県がある四国は海で囲まれた島なので、海外はもとより、国内での移動も飛行機を選ぶ機会が多いのですが、都市部の空港と比べると就航路線は多くありません。そのため、飛行機で一度東京や大阪などに出てから別の便に乗り継ぐ必要があり、移動のハードルがとても高いです。
 その点「直行便」が出来ると、時間的にも体力的にも負担は減りますので、移動のハードルがかなり下がります。今回の台北便再開は、旅行が趣味の私にとってはとても嬉しいニュースでした。今後も、国内、国外を問わず、どんどん直行便が増えるといいなぁと期待しています。

話は変わりますが、“権”の色々な画面の中に「ヘルプ」ボタンが増えてきているのはご存じでしょうか。例えば会社設立登記の「電子公証」の画面や、送信前の「連件設定」の画面、不動産案件の「相続台帳」の画面などに装備されており、このボタンをクリックすると、該当の操作画面に関しての疑問点を解決できるページが開きます。
例)会社設立登記の「電子公証」の画面

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 もともと、“権”には「LEGALコンシェル」という機能を装備しています。メインメニュー画面等から、上部にある「Lコンシェル」ボタンをクリックすると、WEB上で疑問点をFAQやマニュアルから検索したり、新機能やお勧めの活用法を確認することができます。
 ただ、“権”の操作中に疑問が生じたときは、その場ですぐ問題を解決できた方がよいということで、現在装備を進めているのが「ヘルプ」ボタンです。この「ヘルプ」ボタンは、操作時に生じた疑問を解決するための「直行便」だと思います。今後も「直行便」を増やし、またそれぞれの便の利便性も上げていきたいと考えておりますので、“権”の操作でお悩みのことがある場合、「ヘルプ」ボタンを是非ご活用いただけると幸いです。

2024年4月 1日 (月)

ガバメントクラウドと行政事務標準文字

お久しぶりです。リーガル漢字担当の総務部・網本です。
前回、「IPAmj明朝フォント」をインストールすることにより、MJ文字(JIS X0213+戸籍統一文字+住基統一文字の計58,862文字)を利用できる環境が整えられる、というお話をしました。ただし、すべての文字を利用するためには、アプリがUicnodeとIVS(Ideographic Variation Sequence:文字の異体字を使い分けるための仕組み)に対応していることが必要です。メモ帳やMicrosoft Office、ChromeやEdgeなどのWEBブラウザーはIVSに対応していますが、すべてのアプリがUicnodeとIVSに対応しているわけではありません。

個人レベルではIPAmj明朝フォントとMicrosoft OfficeですべてのMJ文字が利用可能です。しかし、業務・業種の専用アプリや、省庁や自治体のシステムなどでは、システムがMJ文字に対応しなければ利用することはできません。また、実際には現状のMJ文字では、基になっている戸籍や住基ネットの業務をカバーすることは出来ず、それぞれ現場では大量の外字が使われているらしいのです。

現在、省庁や自治体のシステムについては「ガバメントクラウド」という構想がデジタル庁主導で実現に向けて進められています。デジタル庁は、各府省庁で利用する約1100の政府情報システムすべてをガバメントクラウドに移行することを求めているそうです。また、全国1741地方公共団体が20業務のシステムを標準準拠システムに移行する「地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化」においても、ガバメントクラウドの利用を努力義務としているそうです。

この「ガバメントクラウド」構想における文字要件については、現在「地方公共団体情報システムにおける文字要件の運用に関する検討会」という会議が開催されています。ここでは、文字要件について、MJ文字に標準準拠システムの運用上必要な文字を絞込んで追加して「MJ+」という文字セットを作成し「外字の要らないシステム」を目指しています。現在「MJ+」は「行政事務標準文字」と呼ばれています。

今まで漢字に関する情報を追ってきて過去の会議の内容などを見ることもありましたが、ほとんどが「ずっと前に終了した会議」でした。今回、まさに現在進行中の会議を追える、というのは初めての体験で、感動と興奮を感じています。これからは「行政事務標準文字」の動向について皆さんに紹介していければ。と思っています。


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ガバメントクラウド|デジタル庁
https://www.digital.go.jp/policies/gov_cloud/

次年度ガバメントクラウド利用料約150億円をデジ庁が負担、自治体負担は25年度から | 日経クロステック(xTECH)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/16469/

ガバメントクラウドとは? デジタル庁とNISCに聞く活用のポイント
https://wisdom.nec.com/ja/feature/government/2024011501/index.html

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出典:デジタル庁 地方公共団体情報システムにおける文字要件の運用に関する検討会(第1回)

2024年3月25日 (月)

運動したい春

こんにちは。マーケティング営業部の夷子です。
3月に入っても寒い日が続いていて、ぽかぽかの春が待ち遠しい今日この頃です。

突然ですが、皆さんは普段運動などはされていますでしょうか?
私は今年こそは運動習慣をつけよう!と思い、先日ピラティスの体験に行ってきました。
普段営業サポートとして色々な司法書士事務所様にお伺いしているのですが、その時に運動できていないことを雑談でお話したところ、ジムより気軽に始めやすいと多くの先生におすすめしてもらったことがきっかけです。

自分でもピラティスについて調べてみたところピラティスの主な効果としては、姿勢改善、免疫力の向上、インナーマッスルの強化、ストレス解消、睡眠の質の向上、ダイエット効果、集中力アップなどがあるそうです。
私はその中でも姿勢改善だったりインナーマッスルの強化をしたいなと思い体験に行ってみることにしました。

体験ではサポート器具を使ったマシンピラティスで、教えてもらう通りの姿勢をとろうとするのですが、普段していない姿勢や動きをするので苦戦しました…。
もともと、第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリを目的に作られたものとのことで、マシンで体に掛かる負荷を調整できるようになっており、今の私の体にあった負荷にするといつも使っていない部分も伸ばされる感覚がとても気持ちよく、楽しくできました!
それぞれの体の状態に合わせて無理のない、つらく感じない範囲でできるので、年齢や性別を気にせず誰でも安心して行えるのも人気の理由なのかもしれません。

体験を通してちょっとしたストレッチをこまめにするのがいいと実感してから、以前買っていたものの家で眠っていた「筋膜リリースローラー」も引っ張り出してきて、たまにするようになりました。
体中のどこにでもコロコロとあてるだけで気軽にできるので、座ったり横になっている時にも使えます。これも痛いのですが、こまめに使っていると痛みも減ってくるので、こんなに普段は体が凝ってるんだな…と感じます。老廃物が流れている感覚があるので、ピラティスと合わせて続けていきたい習慣です。

今回私が始めたピラティスだと激しく運動したりすることはないですが、不思議なことに汗も出るくらい運動したような達成感や爽快感があるので、ジムで運動するまでは…という方にこそおすすめです。

まだ私は始めたばかりの初心者なのですが、続ければ続けるほど効果が出て良い状態が継続できるようなので、少しずつ変わっていくのを楽しみながら続けていきたいと思います!

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2024年3月18日 (月)

2025年にWindows10のサポート終了

 こんにちは。CSサポート部の井上です。
 突然ですが、Windowsのバージョン別国内シェアにおいて、最新であるWindows11が3割に対して、Windows10は6割もあるってご存知でしたか?そんな多くの方がご利用されているWindows10ですが、来年サポート終了を迎えます。

 Microsoft社はWindows10の「22H2」を最終バージョンとし、そのサポートを「2025年10月14日」に終了すると発表しています。サポートが終了しても引き続き使用することは可能ですが、主に次の2つがMicrosoft社より提供されなくなりますのでご注意ください。

①ソフトウェア更新プログラム
②セキュリティ更新プログラムまたは修正プログラム

これらの問題点として、ソフトウェア等の不具合やセキュリティの脆弱性(問題)が発見されても対処されないということになります。そのサポートを受けないままパソコンを使い続けると、最悪「ウイルスに感染する」「パソコンを乗っ取られ悪用される」かもしれません。また、最新のセキュリティソフトを使ってもウィルス感染や乗っ取りを防げないケースもあり、個人情報の漏洩に繋がる危険性も潜んでいますので、サポート期間内にWindows11に無償アップグレードするか、Windows11のパソコンに入替することをお勧めします。

 そこで、今お使いのパソコンのままWindows11に無償アップグレードすることについて、一定のシステム要件を満たしている場合は可能ですので、詳細はこちらをご参照ください。アップグレードの際は現在お使いのソフトや複合機などがWindows11に対応しているかの確認と、万が一に備えて外付けハードディスクなどへWindows10のバックアップも忘れずに行ってくださいね。なお、PC正常性チェックアプリの診断結果次第では、パソコン入替を余儀なくされるケースもあるため、Windows10をご利用の皆さん、“安心”して利用できる環境にするためにも、サポート期間内に早めにお使いのパソコンが無償アップグレードの対象であるかご確認してみてはいかがでしょうか。

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2024年3月11日 (月)

戸籍の広域交付スタート

こんにちは。イノベーション開発部の西山です。

桜の開花が待ち遠しいこの時期、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この冬は暖冬傾向で、本社のある愛媛も暖かい日が多かったように思います。
とはいえ桜の開花に必要な一定の寒さもあり、今年の桜の開花予想は平年より早くなるところが多いようです。
ソメイヨシノの開花を楽しみにしたいと思います。

さて、皆様ご存じと思いますが、先日3月1日から、戸籍を本籍地以外でも取得することができるようになりました。

戸籍謄本など戸籍に関する証明書は、これまで基本的には、本籍地の市区町村役場でないと取得することができませんでした。
本籍地が遠い場合や、相続手続で被相続人や相続人の本籍地が複数各地にある場合などは、各地の役場に郵送請求して取り寄せることになり、時間や手間がかかっていました。
今後は、最寄りの市区町村の窓口で、まとめて取得することができるようになります。

ただし、郵送や代理人による請求はできない、一部事項証明書等は請求できない、コンピュータ化されていない一部の戸籍・除籍等は取得できない、戸籍の附票は対象外、などの制限があります。

戸籍法改正について詳細は、法務省のHPをご参照ください。
参照)法務省HP-戸籍法の一部を改正する法律について(令和6年3月1日施行)

なお、各市区町村から法務省の戸籍情報連携システムにアクセスが集中し、戸籍証明書の交付がしにくい状況になっているようです。法務省で改善作業を行っているとのことですので、早く改善されて広域交付を利用できるよう願っています。

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間もなく4月1日から相続登記の義務化が施行予定で、今後相続登記が増加することが予測されます。
戸籍収集は相続手続で手間がかかる作業の1つかと思いますが、広域交付により便利になるのではないでしょうか。
司法書士が相続案件を受任する際は、予め依頼者自身が取得できるものは最寄りの役場でまとめて取得していただき、不足する分を司法書士が代理請求する等で、時間や手間を省くことができるのではないかと思います。

今後も、様々なものが、より便利に利用できる仕組みになっていくことを期待したいですね。

2024年3月 4日 (月)

確定申告の時期ですね

こんにちは。マーケティング営業部の矢幡です。

まだまだ寒い日が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
節分の日にお面をかぶり鬼役を毎年しておりますが、子供が年々怖がらなくなり少し寂しい気分と同時に成長を感じている今日この頃です。

さて、この時期になりますと個人事業者の先生方は所得税の確定申告時期となり大変な時期ですね。全て税理士の先生に依頼されている先生も、既に所得税の確定申告を終えておりひと段落されている先生もいらっしゃるかと思いますが、ご自身で確定申告されている一部の先生方には注意していただきたいことがあります。それは『消費税』の確定申告です。

まだ記憶に新しいと思いますが昨年10月から始まった「インボイス制度」。
既に課税事業者になられている先生は例年通りの申告となりますので、あまり気にする必要はございません。しかし、気を付けていただきたいのが、開業から2年以内や課税売上が1,000万円以内などで免税事業者となっていた先生が、インボイス制度開始に伴い初めて課税事業者になられた場合です。
インボイス発行事業者の登録と“権”のバージョンアップを行い登録番号(T+13桁の番号)を記載した適格請求書(インボイス)の発行や保存するだけで終わりはなく、新たに消費税及び地方消費税の確定申告する必要がありますので忘れず申告をしてださいね。

ただ、インボイス制度開始を機に免税事業者から課税事業者へなられた先生方については、一部を除き『2割特例』の軽減措置があります。2割特例とは、消費税全額を納める必要はなく、「売上に掛かる消費税額」のうち2割だけ納めればよいとされております。
2割特例適応可否については、国税庁のフローチャートを確認してください。

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2割特例の利用は、インボイス制度がはじまりまりました昨年10月1日から2026年9月30日までですので、軽減措置が利用できる先生は申告書に2割特例欄に「〇」をつけてください。
個人事業者の消費税及び地方消費税の確定申告は令和6年4月1日(月)が申告・納付の期限となっておりますので注意してくださいね。詳しくは、税理士の先生や税務署等にご確認をお願いします。

その他、“権”の最新のバージョンアップにて電子帳簿保存法対応もしており、請求・領収書等のPDF出力機能、電子取引データ保存の支援機能やオプションでPDF出力時にタイムスタンプ付与支援機能なども対応しております。会計機能を利用されていない先生はこの機会に“権”の会計機能をご検討してみてください!
会計機能のご説明につきましては担当営業または弊社までお問い合わせください。

2024年2月26日 (月)

第54回全青司ちば全国大会で展示します!

みなさんこんにちは。ブログ編集チームです。
今回はお知らせとご案内です。
ご存知の方も多いかと思いますが、今週末3月2日(土)に千葉県の幕張メッセ国際会議場で第54回全青司ちば全国大会が開催されます。
少し前まではこのような大規模なイベントは難しい時期もありましたが、全国の先生方が一堂に会して情報交換や懇親を深めることができるのは本当に喜ばしいことだと思います。

私たちリーガルも現地にて弊社製品やサービスの展示を行いますので、ご来場の際にはリーガルブースも覗いてみてください。

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展示ブースではオンライン本人確認(eKYC)やDX化をサポートする登記用電子署名のサービスを搭載した「RSS-SR」、司法書士の業務を受託から申請後の処理までトータルでサポートする「司法書士システム“権”」をはじめ、皆さんのおチカラになるソフトやサービスを多数展示いたします。
展示場所は幕張メッセ2階国際会議室前、ホール出入り口の近くです♪

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大反響をいただいておりますオンライン本人確認サービス(eKYC)やクラウド型電子署名サービスである「RSS-SR」につきましては展示ブースにて実際にご体験いただけます。
また、今回も全青司ちば大会開催を記念しまして全青司会員様限定のキャンペーンを実施いたします!な、なんと「RSS-SR」エントリープランが初回請求月から3ヶ月も無料です♪
キャンペーンの詳細につきましては、当日お渡しする研修会資料に同封のキャンペーンチラシをご覧ください。もちろん、eKYCってなに?という方やマイナンバーカード署名を使ったオンライン申請がどんな感じか見てみたいという方も大歓迎です!弊社の展示ブースにて実際の操作画面をご覧いただきながらご説明いたします。

研修会資料の中に同封されているアンケートにご記入の上、こちらのリーガル展示ブースにお持ちいただくと先着で粗品をプレゼントいたしますのでぜひアンケートもお願いいたします。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

セキュアな通信路

お久しぶりです。アース(接地)がearthだったことに最近気が付いたイノベーション開発部の長野です。

早速本題です。
インターネットでサービスを受ける際、インターネットに接続するために使ったケーブルや電波の中をデータが通っていきます。
私たち人間にはそのデータは見えませんが、接続された機械には電圧の大小を0や1と解釈してその内容は丸見えです。
例えばあなたが"ABC"と入力して「決定」した場合、操作した端末は"ABC"を0と1に変換して、LANケーブルやWiFiの電波等で送出します。
受け取ったサーバは0と1を元に戻して"ABC"を得るのです。
あなたの操作した端末とデータを受け取って処理するサーバの間には、ルーターやリピータなどデータを中継する機器が介在しています。
これらの機器はデータを右から左に移動させることが仕事ですので、その処理中にデータの内容が否が応でも見えてしまいます。
あなたの個人情報をサービス提供者にインターネットで送る際、どのような通信経路で届くか分からない以上、「なんとなく気持ち悪い」という感情は同感頂けるのではないでしょうか。

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で、今回説明します「セキュアな通信路」になるわけです。
「セキュアな通信路」とは、通信内容を途中で見られても大丈夫な通信路になります。実際は安全な通信路を別に用意するのではなく、通信する内容を見られても大丈夫な様に暗号化して送るということで実現します。
そう、皆さんご存じのhttpsという訳です。httpsのsはSecureのsです。
httpsを使って安全にサービスを受けましょう、で終わればここまでなのですが、もう少し踏み込んでみます。
このSecureのsですが、実は色々な暗号化の方式があり、既に危険な暗号化方式もあります。
例えばSSL3.0、TLS1.0等がその暗号化方式の種類になります。
IPAでは「TLS 暗号設定ガイドライン」(https://www.ipa.go.jp/security/crypto/guideline/ssl_crypt_config.html より)で
TLS1.2以上【のみ】の使用を推奨しています。
では、サービスを利用する私たちはどうすれば良いのでしょう。
TLS1.2という暗号化方式は、サービスをする側と受ける側の両方が対応して初めて機能します。
サービスする側のリーガルは既にTLS1.2に対応した経路を準備しています。
サービスを受ける私たちはTLS1.2に対応したウェブブラウザを利用すれば良いのです。
例えば、次のURLからその対応状況がわかります。(https://jp.globalsign.com/support/ssl/confinfo/tls.html
ご覧いただければ直ぐに分かりますが、普通に使うウェブブラウザは全てTLS1.2に対応しています。
TLS1.3という次代の暗号化方式も出てきております。自然にそれに対応できるようウェブブラウザのバージョンを時々は気にしてください。
今回もお付き合いくださりありがとうございました。では、また。

2024年2月19日 (月)

マイクロソフトのクラウドサービス『AZure』

こんにちは。CSサポート部の大内です。
今回は、Microsoftのクラウドサービス「AZure」についてお話します。

最近、「AZure Active Directory(Microsoft Entra ID)」というものに参加している環境下で業務をされている方がいらっしゃいました。AZureと書いてアジュールと読みますが、これはいったい何なのでしょうか?

AZureとは、マイクロソフトが提供するクラウドサービスです。このAZureは世界で幅広く利用されておりAmazonのAWS(Amazon Web Services)やGoogleのGCP(Google Cloud Platform)とともに3大クラウドと呼ばれております。こういったクラウドサービスには、サーバーやネットワーク、アプリケーションやデータベースなど色々なサービスが提供されております。

例えばですが、データベースを一から構築しなくてもマイクロソフトが管理しているデータベースをそのまま利用できたり、アプリ開発においても、土台のWebサーバーを構築することなく、AzureがWebアプリの土台を提供してくれたりできるようです。(マイクロソフトが準備しているものを借りて利用しているようなイメージ。)

こういったMicrosoftが提供しているクラウドサービスのアクセス管理ができるサービスのことを「AZure Active Directory(Microsoft Entra ID)」といいます。色んなサービスをクラウドで活用できるって、ちょっとワクワクしますね。

ただ、このAZure Active Directoryですが、利用している方の中には意図して利用しているわけではなく、知らないうちに参加してしまっていたという方もいらっしゃるようです。少し気になったので調べてみたところ、どうやらMicrosoft365(サブスクリプション型のOffice)が関係してそうです。

Microsoft365はクラウド上で動作するアプリケーションであるため、MicrosoftAzureで提供される「AZure Active Directory」が利用されます。そのため、Microsoft365(例えば Microsoft 365 business Standard)をセットアップする際にAZure Active DirectoryのテナントID(管理者のIDのようなもの)が発行されます。

ちなみに、PCセットアップ時にもアカウントを作ると思いますが、このアカウント作成の際に表示される「個人用に設定」か「職場または学校用に設定する」の選択肢で「職場または学校用に設定する」を選び、Microsoft365をサインアップした際に作成したテナントIDを入れると「AZure Active Directory」に参加したアカウントで設定されるようです。

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クラウド化が進み、便利になること、ワクワクすることが増える反面、技術もどんどん進化していきます。
弊社でも昨年eKYC(オンライン本人確認)サービスをリリースしました。ポラリファイ社の生体認証技術と画像照合技術を利用しているため、写真付き身分証明書の画像または身分証明書のICチップ情報の顔写真とセルフィー(自撮り画像)の照合を高い精度で行うことができます。正面からのセルフィーなのに、動画や写真ではなく生身の人間かどうか判別できるとはすごい技術です!
※eKYC(オンライン本人確認)サービスの詳細はこちらをご覧ください。
皆様からのお問い合わせの中にもそういった新しいサービスや技術を含んだ内容も数多くありますが、皆様に安心を提供できるようなサポートができるよう日々精進していけたらなと思います。

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