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2012年8月

2012年8月28日 (火)

「法」という字はなぜ「さんずい」なのか?後編

昨日の続きです。

問題は略された部分なのですが、
これは実は「カイチ」という伝説の霊獣を表す文字らしいのです。
この獣は羊っぽい外観で、真贋を見極める能力があり、
「人の紛争が起きると、角を使って理が通っていない一方を突き倒す」のだそうです。
まさしく「法」の由来にふさわしい霊獣ですね。今では略されてしまっていますけど。

カイチとわくと水と。これらが何を意味するのか。これには諸説あるようです。

【説1】
霊獣カイチと、基準・標準とを組み合わせて、
世の善悪の標準を示す「法」を表している。

【説2】
まわりをぐるりと水で取り囲まれた小島に、
霊獣カイチを閉じこめた図を表している。
これは「霊獣すら身動きできなくする」縛りの枠組みとしての「法」を表してる。

【説3】
古代中国の裁判では霊獣カイチを2匹用い、
争わせて勝った方が裁判にも勝利する、というシステムで、
負けた方のカイチは水に流し去られてしまった、ということらしい。
この図が裁判制度=法を表している。

私は、カイチの能力も「水」も「去」もすべて織り込まれた、
3番目の説が正しいのではないか、と思っています。

ちなみに実際にカイチを裁判に使うというのは難しそうですよね、霊獣ですから。
そこで中国では代わりに羊を使った「羊神判」というのが行われていたようです。
この「羊」という字に関連する漢字については、
また次回にお話しさせていただこうと思います。

【参考】大修館書店:漢字文化資料館 漢字Q&Aコーナー

Q0302  「法」という漢字の成り立ちを調べていたら、
      チという名前の動物が出てきたのですが、
      この動物はどんな動物なのですか?
http://www.taishukan.co.jp/kanji/qa07.html#Q0302

Q0342  「法」という漢字は、水には関係がなさそうなのに、
      どうして「さんずい」が付いているのですか?
http://www.taishukan.co.jp/kanji/qa07.html#Q0342


カイチ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%81



▼ 最近PCや携帯に頼りっきりで、自分で漢字が書けなくなりました。
  でも、それぞれの文字の背景にある物語を知るときっと忘れませんよね!

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2012年8月27日 (月)

「法」という字はなぜ「さんずい」なのか?前編

リーガル漢字担当の総務部網本です。
前回に引き続きまた漢字のお話をさせていただきたいと思います。

アルファベットはたった26文字ですが、
漢字は、小学校6年間のうちに学ぶ「教育漢字」で1006字、
登記のオンライン申請で使えるJIS第1及び第2水準で6,355文字、
法務省の戸籍統一文字になると、なんと約5万6千字もあります。

しかし漢字には「へん」や「つくり」といった構造があり、
意味や音を表していることがあるため、「鑛」という漢字を知らなかったとしても、
金属に関連のある文字で「コウ」と読むのかな?みたいには思いますよね。
ちなみにこれは「コウ」と読み「掘り出したままで、製錬していない鉱石」
という意味の文字です。現在は「鉱」という略字体が使われています。

そこで我々に関連深い、法律の「法」という字なのですが、
この文字は水とはあまり関係なさそうだし、「キョ」とは読まないし、
「去る」というような意味合いもちょっとなさそうな感じです。
なんで「法」の字はさんずいなのでしょうか?

いろいろ調べたところ、いくつか説はあるのですが、
基本的には元々はこういう字

Ami4

「法」になった、ということです。

さんずいは「水」の他に「水平・標準」という意味、
「去」には「わく・囲い」といった意味もあるそうです。
「我々を取り囲む標準」と考えれば、だいぶ「法」らしくなってきましたね。

続きはまた明日。


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2012年8月24日 (金)

指定公証人の変更、登記所の管轄変更情報等について

「登記ねっと 供託ねっと」のホームページに標記のお知らせがアップされています。

詳しくはこちらよりご確認いただけます。

2012年8月20日 (月)

Good & New でポジティブシンキング

こんにちは。大阪営業所の松中です。
今年の4月に大阪営業所に転勤になりました。今後ともよろしくお願いいたします。

大阪に来て一度は行ってみたかった場所があります。阪神甲子園球場です。
何を隠そう私は30年近く阪神タイガースの大ファンで甲子園球場は憧れの地でした。
はじめて行った時は球場の大きさと迫力と綺麗さ、
観客の熱狂した応援と全てが異次元で、圧倒されっぱなしでした。
今年は苦戦が続いておりますが頑張ってほしいところですね。

さて、ここでリーガルが行っているちょっとした行事を紹介したいと思います。
その名も「Good & New」。
ルールは簡単で、毎朝始業前に社員が輪になって集まり
それぞれ順番に24時間以内で起きた良かった事(Good)、
もしくは新しく発見した事(New)を発表していきます。

Ball

発表する人は、写真のようなボールを
触ったり握ったりしながら良かった事・新しい事を発表します。
どうもリラックス効果があるみたいなんです。
内容は仕事のことでもプライベートな事でも何でも構いません。
「朝の通勤電車で運よく座る事ができた」とか
「昨日行ったビアガーデンの雰囲気が良かった」とか
ほんの些細な事でも良いのです。
発表が終わったら皆で盛大な拍手を送ります。
そして次の人にボールを渡してバトンタッチします。

Goodandnew

この「Good & New」の目的は、社員同士のコニュニケーションを円滑にしたり
仕事に対するやる気を高めることにあります。
良い事や新しい事のみを言ったり聞いたりしているうちに自然とプラス思考になります。
一日の最初にこの「Good & New」を行う事によって
ポジティブシンキングで仕事に臨む事ができるわけです。

みなさんも是非試されてはいかがでしょうか。


▼毎日ネタが続くか心配しなくても大丈夫!
発表するためにいいこと探すようになるので効果は2倍ですよ scissors

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2012年8月 6日 (月)

その時歴史が・・・

法務部の津田です。
前回の記事から数か月がたちました。
東京から松山に引っ越してはや半年、私も少しは愛媛県民に近づけた気がします。

前回は湯築城について触れましたので、
今回も城つながりで松山城について少し紹介できたらと思います。

20120729_150719_220120729_151831_2

松山城・・・この壮大で美しい歴史的建築物は
松山市の中心部にある勝山にそびえる日本有数の平山城であり
日本に現存する数少ない(12城)天守閣を有する城でもあります。
戦国時代について詳しい方ならば、賤ヶ岳7本槍の一人である加藤嘉明のことを・・・

と、話し始めるとついつい熱くなってしまうので
法務部の私がなぜこんなに歴史好きなのかを語らせていただきます。

私は小学生~中学生時代をアメリカで過ごしたのですが
多感の時期に観た日本語の番組は渡鬼か大河ドラマくらいしかありませんでした。
そのとき自分は日本人であるという強い意識から歴史に興味を持ったのです。

一番の極めつけは日本のばあちゃんが大の歴史好きで
送ってくれる本が全て歴史の本で、それしか読めなかったというのがありますが(汗

日本の歴史のなかでも特に私が一番好きなのが戦国時代です。
あの時代はいまほど国力が絶対ではなく、国力が弱くても
大将の器次第で戦をひっくり返すことが出来たのが一番の魅力でもあります。
リーガルの一員として、私も自ら限界を設けること無く物事に挑戦していきます。

▼正直ブログ編集部は歴史に興味がありませんが・・・
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